このところ、モーレツに寒いです。街角で「ビッグイシュー」を販売しているおじさんも、肩をすくめて寒そうです。せめてもと、雑誌を5冊まとめ買いしました。
北国では数十年ぶりの大雪だそうです。北国でも都会ではそれなりの雪害対策がなされていますが、小さな町や村では、雪に閉じ込められる生活がこれから数カ月も続くのです。地球温暖化とは言いながら、やはり厳しい冬です。
街にはジングルベルが鳴り響き、イルミネーションが目に眩しく輝いて、なんとも騒々しい季節です。でもそれは、都会暮らしで感じること。雪国ではすべての音が雪に吸い込まれ、まるで防音室の中のような無音の世界が広がります。静謐、という字を思い出します。
来年は「寅年」です。でも、虎のように猛々しい年であって欲しくはありません。静かな、ゆったりとした年であってほしいものです。
普天間基地には、米軍の休暇によって年末年始のつかの間、ほんのわずかな“静謐”が訪れるといいます。それが永続することを現実化できるように、私たちもできる限りの発信を続けたいと思っています。
そこで、今年最後のお願いです。
2009年の「マガジン9条・会計報告」を2週間前に公表しましたので、ごらんください。発信を続けるために、もう少し費用が必要です。できれば、「お年玉」のおすそ分けをお願いいたします。
2010年が、あなたにとって、そして私たちにとっても、いい年でありますように…。
さて、今週の「マガジン9条」は、合併号でお届けです。
まずは年末年始企画、伊藤真さんと小林節さんの2年ぶりの対談が実現。まずは政権与党となった民主党が掲げる憲法観について、お2人にそれぞれ語っていただきました。
そして、もう一つの特別企画「ほっとけないアフガニスタン」。伊勢崎賢治さんに、さらなる混迷が続くアフガン情勢についてお話を伺いました。
連載コラム陣は、「2009年の振り返り&2010年の展望」について書いています。
「森永卓郎の戦争と平和講座」では、2010年に向けての展望を。「新しい年に向けて厳しいことは書きたくない」という森永さんですが、やっぱり「展望」は厳しいものにならざるを得ないよう。
「雨宮処凛がゆく!」は、「09年を振り返る」。政権交代のあった2009年、「貧困」をとりまく状況に変化はあったのでしょうか?
「松本哉ののびのび大作戦」は、いよいよワールドツアーも終盤、中国での報告です。
「柴田鉄治のメディア時評」では、今年1年のニュースを振り返ります。「普天間問題」をめぐるメディア報道のおかしさや、「司法の劣化」を指摘する柴田さんです。
「40歳からの機動戦士ガンダム」は、「戦争と子ども」をテーマに。幼い子どもまでが「兵士」として駆り出される、その戦争の現実が、ガンダムには描き出されています。
「コラムリコラム」も、今年1年のあのニュース、このニュースを総ざらえ。あなたが気になったニュースは、何でしたか?
「マガ9レビュー」は、今だからこそ見ておきたい、反戦映画の傑作「西部戦線異状なし」を取り上げます。
その他「みんなのこえ」も更新しています。
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それでは年末年始、じっくりとお読みください!
新年最初の更新は、1月6日です。