「総理、あなたには、憲法九条二項を改正して、自衛軍の保持と集団的自衛権の正当性を明記するというお考えはありませんか?」「私は以前からそう申し上げ、そう主張しておる。お互いに協力して、旧くなった日本国憲法を改正しようじゃありませんか」「総理、意見が一致しましたね」
こんな「党首討論」が実現しそうな気がします。この国のクルマのハンドルには、もはや右折機能しか付いていないのでしょうか。
アメリカでイラク戦争という「ナイトメア」が現実化したように、この私たちの国でも「悪夢」が現実となって襲ってくる日が近づきつつあるようです。それが、先日の総選挙のもたらした「成果」であるというのなら、あまりにも高くついた「危険な果実」だったことになります。
さて今週の『マガジン9条』のコンテンツは、「この人に聞きたい」に、国立市市長の上原公子さんが登場です。きな臭くなった世の中に対して、あきらめずに声を上げつづけることが大切だと、語ってくれています。「世界から見た今のニッポン」はドイツからのレポートです。日本の総選挙の1週間後に行われたドイツの連邦議会選挙。この二つの選挙を通して見えてくるものは? 「今週のツッコミ」は、この1週間のうちに続出した重大ニュース、4つのネタにツッコミます。「みんなのこえ」は、選挙前後から続々と寄せられた声を拡大版でお届けしています。
他に、「みんなのレポート」「ブログはじめました。」も更新しています。「みんなでディスカッション」は、休止中でしたが今週より更新再開です。ただし、デザインはそのまま。新デザインは近日公開予定です。
選挙中はまったく争点にのぼらなかった改憲について、じわじわと政治家が語りはじめています。『マガジン9条』を読んでじっくりと考えてみましょう。