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みんなのこえ

vol.169

090107up

12月24日から1月6日に届いたご意見から

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

trueさん(19才・男性)

「最終回 信頼関係の先に。9条の持つ日本の進むべき道」を拝見して

 私は、現在学生をやっておりますが、ひとつ不安に思っていることがあります。
 それは、一体日本という国がどんなものなのか分からなくなってきたということです。つまり、「日本は平和か否か」「日本は豊かか否か」といったことを自問したときに、どちらともいえない(分からない)ということです。
 不安に思うことをなぜ問題としてあげたかといいますと、確固たる意思を持つためには不安は排除すべきだと考えるからです。
 そこで、今回解説を拝見したわけですが、自分なりに考えひとつの結論を導きました。
 それは、歴史の真偽についてはともかく、「みんなが幸せに生きていくために私が一人の人間として何かできるだろう」ということです。
 とても抽象的でたいしたことのない意見ですみません。しかし、先生の解説にものすごく感銘を受けました。私もこれから日本を担っていく人間として、たくさん勉強していきます。ありがとうございました。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

平和を愛するキリスト者さん(49才・男性・東京都)

物わかりのよい近ごろの日本国民

近ごろ、異論を唱える学生が少なくなってしまい、学生運動がすっかり下火になってしまいました。
労働組合は、組織率が20%を割り、かってのようにストライキ等で自らの権利を主張することが少なくなってしまいました。
市民運動、デモ等に参加する市民も少なくなっています。
異論を唱える国民が少なくなってしまった結果、国民の権利が年々狭められています。経営者による一方的な派遣切りが横行しています。自衛隊違憲論が影をひそめ、自衛隊の活動範囲が年々拡大されるばかり、文民統制違反の田母神発言まで飛び出す始末です。
このままでは、戦前のように自由にものが言えない時代に、普通のことが出来ない時代になってしまうのではと危惧されます。
民主主義は、初めから備わっていたものではなく、異論を唱える市民、もの言う市民によって勝ち得たものであることを忘れてはならないと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

康昌明さん(50才・男性・大阪府)

人・愛・心

雨宮処凛さんのブログを発見し、拝読しましたが
「そう、そう」と納得させられ、関心しまた。現場に赴き、書いておられるので説得力があります。人間愛に満ち溢れた素晴らしい心を持った方だと思います。キレイな心は、その人の顔だと思います。ちょくちょく拝読して、勉強させてもらいます。頑張ってください。

■雨宮処凛がゆく! について

naruさん(33才・男性・東京都)

「派遣切り」という現実と、多くの人々との乖離

今、一部の組合と当事者が、男性派遣や期間社員などの「契約打ち切り、寮追い出し」にたいして反対をしていますが、やはり冷厳な視角で世の中を見渡すと、果たして人々は餓えているでしょうか!?満足に給与を貰っていない人達でしょうか?
その実態は、ボーナスをガッポリ貰ったり、お仲間達と連日のように呑み食い騒いでいるおおよそ、「格差」「貧困」などとは無縁な、長時間勤務が好きな、会社員たちではないのか?
要領のいい、「健全」な方々だと‥。当然のことながら、昨今の男性派遣請負の問題や格差社会でのあらたな貧困など、嘲笑と罵倒の対象とはなっても、これが良い意味で認識されることはありません。彼等彼女らはよーく知っています!「競争社会で勝ち負けがあるから社会が成り立つ」「ニートやフリーターも何だっ、生きてるじゃんか」「社会には犠牲者が必要だ」と。

■雨宮処凛がゆく! について

マングースさん(男性)

なぜ安易に企業の人減らし・解雇が進むのか

 現在、安易に企業の人減らしが進められていますが、この背景には、かの金融ビッグバンでわが国の株式市場が米国型に変えられて、かつては3〜5年中での利益最大化でよかったのに、今では毎年の最大化を求められ、経営者がこれを怠れば「コスト削減で得られたはずの利益を逸した」と、株主代表訴訟を起こされるリスクがあるため、企業行動の基準が短期利益の最大化に変化したことがあるということです。こんな、労働者の生存権より株主利益を優先するような株式市場のルールの改悪が「改革」と称して進められてきたことに怒りを禁じ得ません。
 尚、余談ですが、先日、新宿の本屋で「怒りのソウル」を買い、雨宮処凛さんのサインをいただきました。初めてお顔を拝見しました。私は緊張して声が出せませんでした。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

宮坂亨さん(40才・男性・長野県)

日米安保破棄後

日米安保条約を破棄して日米平和友好条約を結びましょう。在日米軍基地はすべて返還させます。嘉手納基地は「国連緊急平和サービス(UNEPS)」の基地にします。
日本は平和省をつくる。平和省国際貢献局は植林や農業指導・地雷処理・難民援助・武装解除・公害防止技術移転など非軍事的国際貢献で「感謝される国・日本」を作り上げましょう。平和省災害救助局は国内外の災害に飛んで駆けつけます。これも「感謝される国・日本」のための活動です。
米軍に守ってもらわなくても(って言うか一番の脅威が米兵の犯罪・在日米軍の事故・騒音だったのです)日本に攻め入る国は無いでしょう。

■週間つぶやき日記 について

大野正朋さん(65才・男性・鳥取県)

つぶやき日記がんばれ

いつも味わい深く読んでいます。わかりやすい文章と鋭い社会風刺に気持ちよさを感じます。いつも第一番に楽しみに読みます。今年は暗いことが多かったけど来年はオバマも大統領になることだし少しは世の中変わるのでは思います。来年も楽しみにしています。どうかつぶやき日記続けてください。

■2009年、わたしの予想する世界と希望する世界 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

アメリカからの「相対的」自立を目指す年に

第二次大戦で枢軸国側が、冷戦で東側がもし勝利していたらと仮定すると、20世紀にアメリカが果たした役割は実に偉大だったと思うが、安全保障を含めて、アメリカに追随さえすればよいという時代は終わりつつある。
今後護憲派の運動が成功するか否かは、軍事力より外交力に重点を置いた、説得力のある安全保障のモデルを提出できるかどうか、この一点にかかっているように思う。
そのためには、未だに紛糾している戦争責任問題に決着をつけ、東アジアの周辺国の信頼を勝ち取るとともに、現行憲法に則り、平和で豊かで公正で、周辺国に尊敬され、侵略しようという気を起させないような社会を築くという、遠大な理想と、食料自給率の向上など、それを実現するための具体的方策とが求められると思う。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

法務太郎さん(39才・男性・北海道)

自衛隊のあり方と憲法論争

先日、田母神を迎えた討論番組を見た。森永を除き、自民、民主をはじめとした出演者、司会者は自衛隊容認論者かつ武力による自衛を当然とするものばかりであった。拉致問題、領海空侵犯、外交上のカードとしての武力といった自明の論理展開を行う彼らに対し、9条支持、武力解決を反対するものの理論の弱さを感じてしまう。今後、自衛隊の位置づけをどう行うか、平和憲法を死守しつつ、これら論客に対しての実効的な施策による武力擁護封じ込め論議をどのように行うべきなのか、教示願いたい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

匿名さん(40才・男性・静岡県)

【憲法九条について】

最近、自衛の為の軍事増強の必要性や、
核の必要性を説く人が居ますが、強い違和感を感じます。

戦争には、強い政治体制と共に資源と広大な国土が必要です。
核を持ったとしても、偏西風の風下に位置する日本は使う事すらかないません。
広島・長崎の惨事を、世界に広めては絶対にいけません。

それを強く世界に求められるのは唯一の被爆国で有る日本のみです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

困窮する国民の住居の手当てをせずに米兵の住宅の手当なのか

「派遣切り」などで仕事と住居を失った人に労働組合や市民の手で食事と寝場所を提供する「年越し派遣村」(日比谷公園)で年末の31日の開村から3日の夜までの入村者は400人を超えた。村民の間では今後はどうなるのかという不安が広がっていると言われる。
厚生労働省は、08年10月から09年3月までに職を失う非正社員が、全国で8万5千人に上る見込みだと発表した。失職と同時に住居を失う国民が多く出ている。これらの人たちに政府は充分な救援の手を差し伸べているとはいえない。その一方では2009年度予算財務省原案には、岩国基地へ空母艦載機の移転で4千人分が必要とされる米軍住宅用地調査費や沖縄からグァムに移転する米兵の3千5百戸分の家族住宅を整備するための調査費などが計上されている。景気後退で国庫は大幅な減収が見込まれる。日本は他国に出かけて戦争をする米兵の住宅等を手当てする道理も余力も無い。かような政策を止めるべきだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 鷹男さん(43才・男性・愛媛県)

派遣労働者の「公務員」化を

かつて製造業で正社員が担っていた労働が派遣労働に置き換わったことから、今日の深刻な事態が引き起こされたと考える。国家は憲法25条を実効とする義務があると考える。さて、派遣会社と派遣先の会社は利潤追求のために存在し、直接的には先に書いた義務を負いきることは不可能である。何しろ、商品やサービスが売れなければ、企業は存在できないのだから。現在、そこが行き詰まっている。ならば、国家が取り組むしかあるまい。国家が雇用と衣食住を保証する事。それはどのようにしてなされるべきか? 「公務員化」が妥当と思われる。勿論、試験を通過する公務員ではありえない。日本国民(+α)の希望者は全て受け入れるような「公務員化」である。無試験ゆえに、最低限の保障が基本となるべきであると考える。
そして、派遣会社の業務を国家・自治体が請け負うのである。社会主義的な政策だ。だが、それはユートピアではなく、ディストピアとしてのそれである。本来、ここに人間は留まってはならないレベルでの「公務員化」。これをセーフティーネットとする。正社員など、他に良い条件があれば離脱すべし。人類史上、汚名とディストピアのイメージで溢れた(そしてそのイメージは正しいと思う)社会主義的政策を採ることは止むを得ないと思う。最低限としての「社会主義」。裏を返せば社会主義の生きる場所はそこにしかないと思う。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと

昨年は政治への不満が爆発して選挙がらみの意見をよく投稿したが、新年になったことだし気分を変えて、日本国憲法を読み返してみた。
9条や25条や99条などすでに守られていない条文も多々あるが、最近の問題の解決法も書かれているなあと、今更ながら感心した。
この憲法をもっと信じて、全ての国民が日本国憲法に誇りを持って守り抜くことが、この今の世の中をみんなで乗り切っていく原動力になるのではないかと思った。
この国も、もっと子供のころから日本国憲法に接して、いろいろな意見を言い合えるような工夫をするべきだと思う。(一度も日本国憲法を読んだことのない日本人なんて、ちょっと変だと思うが、悲しいかな、私の周りには結構いるんです。)
米国発の金融崩壊に始まる日本の首切りが、あの戦争で無駄死にした人々の姿にどうしても重なるのです。
この国の転換点である今こそ、9条を守ること、それを今年の目標にしたいです。

あけましておめでとうございます。
いよいよ始まった2009年、
どんな年になるのか、どんな年にしたいのか…。
今年もたくさんの方のご意見、お待ちしております。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

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