090408up
4月1日から7日に届いたご意見から江戸っ子トドさん(45才・男性・東京都)
はじめてメッセージをお送り致します。
私は、今の矛盾を正すため、日本は軍を持つべきだと、前から思っていました。自衛隊とは、名ばかりで内実は軍隊ですから。真面目に国防を考えると、まずは軍ありき。それには9条改正。という流れで、どうしても考えてしまいます。そうなれば、色々と不自由になる事は判っていても、です。
しかし今回、伊勢崎さんの記事を読み、そういう考え方もあるのかと。非武装の人間だから出来る事もあるのですね。
そして9条を維持しつつ、拡大解釈せずに矛盾点を変えて行く事の方が、建設的ではないかとも思いました。
しかし、まだ完全には納得していませんので、これから考えたいと思います。
貴重な時間を、ありがとうございました。
自由人さん(41才・男性・広島県)
先の小沢事件はおそらく国策捜査の可能性が高い。なぜなら憲法五十条に国会期間中の議員の逮捕はされないことが明文化されているからだ。森永さんの指摘されているように、この時期の逮捕は不自然であり意図的なものだとおもう。
それは民主党の支持率低下という形で現れた。かなり一方的なマスコミの報道に簡単に流されてしまう国民感情という構図もみてとれた。おそらく選挙は近いだろう。この閉塞した現状打破に効く処方箋の始めは、政権交代であると確信している。この流れを止めないためにも、マガジン9条さんには頑張っていただきたい。
松宮 光興さん(69才・男性・神奈川県)
民主党小沢代表の秘書が逮捕されて、小沢氏のやり方が、あまり好きではない私も、森永さんと同様の疑問を感じました。
なぜ自民党には捜査が及ばないのかを考えたら、捜査協力費など裏金疑惑で、内部告発しようとした大阪高検三井検事が、生放送の直前に逮捕された事件を思い出しました。
叩けば埃の出る官僚にとって、「公務員改革」を標榜する民主党が政権を取ることは、天地がひっくり返るほどの大事件です。どんな手段をとっても、阻止しようと考えても不思議ではありません。
今後も政権交代を阻止しようとする出来事が起こるかも知れません。政権交代というものが、政治の浄化に、いかに重要なことか改めて感じました。
がりがりさん(66才・男性・福岡県)
間接民主主義の最大の基盤である政党活動及び選挙活動は最大限の自由を保障すべきだと思います。
政党や個人がどのような募金活動を行おうと自由ですし、公表もする必要もないでしょう。
また、公職選挙法というようなばかげた法律は廃止すべきです。
政治活動の善悪は選挙民が判断すべきであって、国家権力が「解釈」したり「介入」すべきではないと思うからです。
おそらくこれらの諸規制は野党にとって足かせとはなっても与党には権力掌握という最大の権限があるわけですから、足かせとはならないのでしょう。
ちゅらさん(21才・女性・東京都)
こんにちは。沖縄出身で、現在は都内の大学で学ぶ21歳女性です。
今回の日本側の対応は、今が「戦前」であることを国民に喧伝するためのパフォーマンスであると、わたしも思っていました。
そう思いながらも、怖くて仕方がありませんでした。日本が実際に攻撃されたらどうしよう、と。
なので、今回の岡留さんの記事を読んで多少心が落ち着きました。
政府が音頭を取り、メディアが踊らされ、国民が追従する。そのような構図をわかっていたはずなのに、やはり北朝鮮をおそれてしまう。ならば、何も知らないナイーブな若者たちは純粋に北朝鮮を敵国とみなすようになると思うと、ますます怖い気持ちです。
今回の記事を読んで、自分自身も小さなメディアであらねばならないと、改めて勇気が持てました。ありがとうございます。
コウクンさん(63才・男性・東京都)
まったくこの騒ぎは何だったのか。米国軍事筋から「これは形状から見て人工衛星だった可能性が高い」と発表されるや、日本政府は突然「ミサイル」という呼称をやめ「飛翔体」というヘンな呼び方をはじめた。
しかしメディアが「ミサイル」を使い続けると、その様子を見て「飛翔体」をやめ、また「ミサイル」に戻った。これは、政府とマスコミが一体となった大々的な煽動だったとしか思えない。
まるで「戦争前夜」のような大騒ぎ。自民党からは「北朝鮮が核を持つなら日本も持つべき」という声が、ついに堂々と出始めた。岡留さんと同じく日本の政治家たちの劣化には呆れるばかりだ。
三十郎さん(31才・男性・東京都)
雨宮さんの報告によると、雇用者と被雇用者の関係は、雇用者の立場が圧倒的に有利で、両者の合意に基づく契約と言うよりは、専横的命令である。松本さんのいうように法律も本当に民意に基づき施行されているとは、言い難い。
このように一般市民を虐げるような政策が蔓延すると社会は荒廃し、一部の金持ちはゲーテッドシティに住み、治安の乱れが促進するだろう。恐らく荒廃した社会を回復するための福祉的政策は、財源がないためほとんど実行できないだろう。こういう社会の結末は、外に敵をつくり、関心を重要な問題から逸らせることとなる。どこかの専制国家や大国みたいに。
やまぴーさん(33才・女性・愛媛県)
雨宮さんのおっしゃる事、いつも共感しています。
日本に人をもっと大事にする国になって欲しい。
私もこの4月からNPOのスタッフになり、一気にワーキングプアになりました。
けど、湯浅村長と雨宮さんを尊敬しているので頑張ります。
かなり節約を意識する毎日です。
細川英輔さん(51才・男性・高知県)
著書にサインしていただくとき、「社民党か無所属で選挙にでてください」と言ったものです。きょうの会は全体的に「品がよかった」ですね。前半のパネルディスカッションのパネラーも「ギリギリ」というところがあまりかんじなく(視覚障害者の方にはあてはまらないまもしれませんが)、もうひとつ「迫力」がなかったです。不登校経験者の方も、今は高知大学生というのは、「反貧困」とちょっとちがうのではないでしょうか。不登校のエリートですよね。また、後半の尾崎知事との対談もちょっと「きれい」すぎました。尾崎さんに「噛み付く」雨宮さんがみたかったです。尾崎さんはたぶん、地球の全人口の7億人側の人だと思います。わたしは、差別される側にいっしょに立って、あゆんで行きたいと思っています。雨宮さんのご著書読ませてもらいます。
こんこんさん(41才・女性・福島県)
雨宮さん、猫2匹飼ってるんですか・・・??良いですねぇ・・・。いつもお忙しそうなのに、猫も留守番してるんでしょうか・・・?? 猫っちさん達によろしく!!(写真の猫ちゃん達が可愛いかったもので・・・)
エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)
本日(4月1日)より教員免許更新制が始まった。これは10年に1度、大学などで30日間の講習を受け、試験に合格しないと教員免許が更新されないという制度だが、この制度は教科書検定と同じく、教育への国家統制を強めようとする試み以外の何物でもない。ここにあるのは国家の意に染まない教師を排除しようという排除の論理だけで、排除の論理の横行するところでは、教師は自己保身に汲々とするようになり、やる気と熱意を失い、教育現場から活力を失わせるだけである。
チョビさん(28才・女性・東京都)
いつも楽しく読ませていただいています。
鈴木さん、森永さんのお話はとくにわかりやすく面白いです。
「ジョン・ラーベ」という映画が、日本では上映禁止・・なのだと聞きました。
「日本ってどんな国?」と聞かれた時、「ジョン・ラーベが上映できない国なんだよ」と言われていいのかなあ・・。私は嫌ですよ!ダサかっこ悪いじゃないですか!
でも確実に世界で言われてそう・・。パンフレットにもきっとこの一文があるでしょうね。
「なお、この映画は日本では上映不可である」
「靖国」のときのように、なんとかならないものかと思います。
上映して、見た人が評価すればいいわけで。
それにしても、「大日本帝国」の負の部分を検証するのに、どうして「日本」の私たちがビクビクするのかまったくわかりません。
佐野 鷹男さん(43才・男性・愛媛県)
1970年代から同和教育や平和教育が学校で盛んになった。小生の世代はその先頭である。曰く「暴力は何があろうといけません」「日本は軍国主義で大きな間違いを冒しました」。子供心にも、様々な疑問があるし、それを教師にぶつけると、多くの教師は感情でもって反論した。感情で刻印されたものについては、大人になっても感情で対応する。理性と恐喝の両方でもって、戦後民主主義教育の精神は「我ら」に刻印された。
今、国民の多くが疲弊し、餓死者も出ているのに先軍政治とやらで軍事的挑発を繰り返している北朝鮮に対して、嫌悪感を持って「我ら」が見ることは当然であろう。それに対して、感情的になるなとか、冷静に見よと言われても、理性じゃなく感情のレベルで反発を覚えるのだ。北朝鮮のやっていることは子供の頃絶対にやってはいけないことと感情のレベルで刻印されているのだ。勿論、理性的には冷静に見なければならないことは分かっているが。
しょうこさん(23才・女性・大分県)
「ジャーナリズムの危機を問う集会」で、どうして田原総一郎氏が司会などやっているのかが疑問ですね。
先頭を切って日本のジャーナリズムを破壊している御用学者にジャーナリズムの危機を考える会なんかに出てほしくありません。
氏が司会を務める「サンデープロジェクト」や「朝まで生テレビ」などの偏向ぶりは、私などは見ているだけで気分が悪くなってしまいます。
TY生さん(69才・男性・三重県)
4月2日の朝日新聞の「ザ・コラム」欄に、故筑紫哲也さんの言葉が紹介されていた。一昨年春の都知事選挙への立候補を民主党に要請されて決意した時の心境を「憲法9条がぐらついて、社会がおかしくなっている。若い世代に、こんな世の中を譲り渡せない。もうひと働きをしなければ」と妻の房子さんに語った。房子さんの強い反対で立候補をしなかった。
しかし、若い世代の議員の中では2008年4月23日、超党派による「新世紀の安全保障体制を確立する若手議員の会」が3年ぶりに活動を再開した。約110人のメンバーの中には公明党の議員や民主党の長島昭久議員や前原誠司議員ら民主党の中でリーダー的な存在の議員が名を連ねている。この会は集団的自衛権を可能にすることを狙い、アフガニスタンへ自衛隊の派遣も考えた。憲法を守り活かす立場の人たちは、民主党の中に改憲派の先鋭が存在していることを考慮して、総選挙の投票行動をしなければと考える。
ケンさん(男性)
企業からの政治献金の禁止を公約に掲げて、小沢代表は今後禁止の法律が成立するまでもなく受け取らないと宣言する、そうすれば来る総選挙の時宜にかなった争点になるだろう。政権交代の時期といっても、交代して何が変わらないのかはっきりしなければ、仕方が無い、ということで今回の問題の前向きな解決方向ではないか。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)
「国際戦略コラム」の一文「米覇権衰退後の日本の役割」は、アメリカが衰退し中国が台頭するから改憲が必要という主張を論破し、改憲派の力の均衡による平和より、護憲派の人間の安全保障に基づく平和観の優位を論証していて必読だ。
アメリカが衰退するから改憲するより、対米従属を脱するからこそ平和憲法が本領を発揮できること、経済的豊かさを広めることで日本は世界平和に貢献できることを、護憲派は自信を持って主張すればよい。
「1970年代から始めた日本企業のアジア生産シフトで、アジアはテイクオフしたことが実証されている。このことでアジアでの戦争もなくなった。これは日本が経済的な立ち上げをアジア諸国で行ったことによるのだ。経済的な豊かさは戦争を抑止している。(中略)平和の確立は1つに地域が貧困から脱出し、もう1つが教育の普及であり、最後に武力の放棄または縮小である。非平和な地域は3つの条件が守られていない地域である。」
小沢一郎・勝手連さん(男性・東京都)
小沢問題の本質は、貴殿の言うとおり「何故、小沢氏秘書の逮捕だけなのか」「何故、総選挙⇒政権交代の直前の時期なのか」・・・そして、”小沢バッシング”を煽るメディアのひどさ、異常さ。
自民、公明、そして共産までもが「小沢潰し」に狂奔するこの国。
それに比し、日本より福祉政策がより良い彼我の国・フランスでは、より「自由・平等・友愛」を求めて、最近でも(3月19日)全国ゼネスト&街頭デモでパリの街並みを闘うシャンソンとともに”春”の到来を告げています。
マングースさん(45才・男性・東京都)
先日のY新聞の社説は、わが国の世論は50%強の人が憲法の改正を望んでいるし、衆参院のねじれも政治の停滞を招いて良くないと70%の人が思っているのだから早急に憲法改正の論議を進めなきゃならない、などと主張している。
その「世論調査」の信憑性もさることながら、こうした「世論」を自らの主張の目的に使うのは公器をもつマスコミの態度としてどうかと思う。反対論を「少数派」として封じ込めようとするのも民主主義にもとるし、一方、衆参のねじれもまた世論の反映であるから、それが悪い、というのは与党の側から見た評価でしかない。
Y新聞は他で、もっと憲法を改正しやすく、国会の過半数の賛成でできるようにすべし、とも言っているが、憲法には役割として、多数の側が自らに都合の良いようにルールを簡単には改正できないようにするのがあると思う。そのへんのことを他のマスコミはもっと言うべきである。
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