091007up
9月30日から10月6日に届いたご意見からパンさん(39才・男性・東京都)
武装解除とは、単に、武器をなくすことではなく、武器があっても使えないようにする、そうした雰囲気をつくることである、と知りました。
われわれ日本人は、幸いなことに、長い間、紛争を経験することがありませんでした。そのため、そのような和平実現のための必要性をなかなか実感することができないように感じます。世界各地で起きている紛争に対し、われわれは実感することがなく、ほとんど関心を持ちません。どうしたら、平和をもたらすことができるのだろうかと考えることもあまりないのではないかと思います。
いま、われわれ日本人が、そのために何をすべきであるのか、何をしてはならないのか、真剣に考える必要があるのではないかと思います。
とはいえ、とても心配なことは、安易な世論、空気に乗っかってしまいがちな、われわれ自身のことです。これはかなり深刻な問題であり、その克服はとても難しいように思います。
これから学んでいきたいと思います。
十文字(衆愚代表)さん(34才・男性・沖縄県)
伊勢崎さんの「政府が北朝鮮などの外的脅威の存在を煽っている」という指摘により、実際に日本が軍拡に転じたという事実は無い。
防衛関係費の前年度伸び率は6年連続で減少し続けており、むしろ日本は微弱だが東アジア唯一の軍縮国といえよう。
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2008/2008/html/ks22b000.html
とはいえ、護憲派はさらなる軍縮を求めるのであろうが、その条件としてはデズモンド氏の、「ただ『武器をなくす』のではなくて、武器があっても使えないようにする、そうした雰囲気をつくること」という指摘を、まず先に東アジアで実現させる事ではないだろうか。
その条件無くして如何に日本が9条を旗印に一方的に軍縮を志したとしても、東アジアというコミュニティの安全が図られていないと諸外国から看做されれば、日本の軍縮は無意味であり、在日(韓)米軍も撤退しないだろう。
結局、軍縮の主体は憲法ではなく外交にあるといえよう。
宮坂亨さん(41才・男性・長野県)
英国の正式名称がイギリスで無くグレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国だと知ったのは小学5年生だった頃か。
アメリカは合衆国より合州国らしいとか、民主主義人民共和国が民主的でないとか、学ぶことは沢山ありました。
世襲象徴天皇制を止めて公選象徴天皇制を導入して日本共和国にしたいのですが、いかがでしょうか?
キスカ・マーチさん(男性・東京都)
負けて旗色が悪くなると担ぎ出されるのは、真面目で温厚、誠実で庶民的なニューリーダー。見た目もいかにも“いい人”。でも、そんな“いい人”の背後には、見た目も中身も最悪なゾンビ長老たちがひかえています。
いま自民党の再生を託すんだったら“いい人”じゃ絶対ダメだろ!
就任時の意気込みはどこへやら、結局は自分の方策も指針も思うに任せず、痛々しい姿を背に去っていくのです。
いままで何度おなじ光景を見せられてきたことでしょうか。
ホントうんざりしますよね。
MELTさん(68才・男性・福岡県)
銃を取るということは、命がけの、命の奪い合いの仕事をするということだ。
人には人間性を守るためどんな労働も強制してはならないが、まして、文字通り命がけの仕事ならば、経済的な間接的強制を含め、意思に反した徴兵はけっして行ってはならない。
この問題はまさに、人権問題だ。このような反人権的支配は力ずくでも破壊しなければならない。だが、そのような場合ももちろん、みずからの意思で武器を取る者だけにその武器を渡すべきである。けっして、経済的見返りを含め、その人間の意思に反して武器を渡してはならない。
びんさん(42才・男性・埼玉県)
ホームや駅前の人が混雑する場所で、たばこを吸わないでほしいとお願いをして何度怖い目にあったことか。
スピード違反は罰金です!というのと何ら変わらないレベルだと思います。
ぶーにゃんさん(32才・男性・大阪府)
私もタバコ嫌いですが、松本さんのおっしゃることに大いに同意します。
なぜなら、禁煙区域造成は「タバコを吸えなくすればタバコをやめるだろう」という勘違いから来ているから。
そんなことをしてもタバコを手放すことはできない。
「自分にはタバコは必要ない」と思えなければどんなことをしてもタバコを手放すことは不可能です。私はこのことを「禁煙セラピー」で学びました。
あと禁煙もそうですが、肥満も「メタボ」という名の下に叩かれつつあります。
「健康」という名の下に行なわれる「個人の生き方への束縛」にはこれからも監視の目が必要でしょう。
フーテンのトラさん(56才・男性・鳥取県)
私は今まで一度も喫煙したことがないですが、昨今の「喫煙」をめぐる社会の認識は異常だとおもいます。
まるで法律を作れば物事が解決できると考えるような社会になっているのでしょうか?
法律はお上が市民を管理 監督するために、つくるものであり、決してベストではありません。
歴史を学べば、人間が主体的に行動できる社会こそ目指すべき社会です。
中には「あなた好みの人間になりたい?」なんて思考停止状態の人もいるでしょうが、これはその人の環境が悪かったのです。法律や条例などで、道徳まで管理しないでくれ。
もりすぐるさん
ああ、また「禁煙ファシズム」論だ。
そもそも、現在の禁煙の潮流は、副流煙被害が喫煙者ではなくその周囲にいる人びとの健康を害するところから始まっている。その意味では、アスベスト規制や排ガス規制と同等のものである。
喫煙規制と規制の方法を混同することが、そもそも話を混乱させる。
たとえば、文中に出てくる喫煙者に対して怒鳴りつけるという行いは、誰がどのような状態の時であってもしてはならないことで、公権力の適正な行使の問題。それは、深夜の公園で全裸で騒いだ泥酔者に対して家宅捜索までする「微罪対応」「微罪逮捕」と同等の権力の濫用である。
しかし、それは「ファシズム」なのだろうか。
ファシズムについてきちんとした学説に明るいわけではないが、単なる公権力の拡大や監視社会ではないはずだ。ファシズムには大衆煽動(それが監視にも直結する)、内面の規制に加え、ユダヤ人虐殺に至る「存在の否定」が加わる。
それからすると、喫煙規制をファシズムよばわりすることは、喫煙規制の本質的な「第三者に対する加害行為の規制」を覆い隠すばかりでなく、ファシズムの本質である非人間的な強制をも矮小化することになる。喫煙規制に限らず、公権力の濫用を安易に「ファシズム」よばわりすることは、「ファシズム」がもつ歴史の本質を覆い隠してしまう働きがある。だから、よくよく注意して使ってほしいのだ。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(46才・男性・東京都)
2016年の夏季五輪開催地選定で東京が落選したのは、都民の十分な支持を得られないまま都知事周辺が独走した結果だから、無理もないと思います。
1964年の東京五輪に郷愁を抱く都知事の世代の、日本を元気づけたいという気持に嘘はなかったと思うし、技術点で東京が最高の評価を得た時には悪い気はしなかったが、なぜ東京でこの時期に二度目の五輪を開くかという理念が不明瞭すぎました。
東京より本命と見られたシカゴが1回目の投票で落選したのは意外でしたが、アメリカがアフガニスタンで戦争中であることを指摘するマスコミがなかったのは、マスコミの劣化の証です。
1980年のモスクワ五輪をソ連のアフガニスタン侵攻を理由にボイコットし、五輪運動を存続の危機に陥れたアメリカが、そのことを忘れたかのように立候補したことを、片腹痛く思うIOC委員が多数いたのではないでしょうか。
戦争中の国に五輪を開催する資格はないと判断されたのです。
ファイターさん(29才・男性・大阪府)
大阪で若い人を対象にした映画の上映運動に取り組んでいます。
普段バラバラな生活リズムで生きている、あるいは運動している人達をどうやったら結びつけることが出来るのか、何かヒントをもらえたような気がします。
マングースさん(男性・東京都)
このほど開かれたピッツバーグ金融サミットでは、あの世界中の経済を恐慌に陥れたウォール街の強欲を抑える、金融報酬規制がテーマだったはずだが、報酬の上限明示までには至らなかった、という。
しかし、この数年は労働分配率が下がる一方、銀行などの経営者の報酬は米国では労働者の300倍に急騰したという。こうした極端な格差が許されていいわけがない。
オバマ大統領も経営者らの高額報酬が問題だと言っているが、単なるパフォーマンスや掛け声に終わらせず断固(上限規制を)実施してほしい。
また、医療の国民皆保険の導入も米国以外では当たり前のことなのに米国ではまるで共産主義よばわりでヒステリックに反対する人が多いが、ここはリーダーシップを発揮して断固貫いてほしい。イスラエルのパレスチナ入植も停止(もっといえば入植地の返還も)させることを強く進めるべきだ。
ウパさん(25才・男性・神奈川県)
最近出版された、加藤周一さんの講演をまとめたものでナチスとの戦争を念頭に置いた上で、次のような言葉がありました。
「戦争はそれが正しいか正しくないかが問題にならない場合にのみ正しいことがある。しかしそれが問題になるすべての場合に、正しくないだろう。」
参考になればと思います。
早いもので、気がつけば10月に突入。
ということは、今年もあと3か月。
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