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みんなのこえ

vol.196

090722up

7月15日から21日に届いたご意見から

■マガ9対談 について

アムロさん(38才・男性・東京都)

蓮池透さん×森達也さん 対談 について

私もずっと同じ疑問を持っていました。北朝鮮が「何するかわからない国」とわかっていながら何故、拉致被害者家族の人々は制裁ばかり叫ぶのだろうか?逆にそんな強硬策ばかりとっていたら拉致被害者に危害を加えられはしないかと考えるのが道理だろう、「何しでかすかわからん国」なのだから・・・
本当に救おうという気があるのならば、手段を選ばず北の望みどおり経済援助でも何でもするように日本政府に要請したっていいはずである、人命には代え難いのだから。これが家族会の方々の本音だと私は思います。
にもかかわらず、右派世論のために家族会の人々が「本音」を言い出せない状況になってしまっていることに同情を禁じえません。「本音」を言っても共感・応援してくれるような世論形成、真に被害者救済のために全力を尽くす政府樹立・・そのために何ができるか、考え、実行しようと思います。
『拉致』、読んでみようと思います。

■マガ9対談 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

貴重な姿勢

蓮池透さんは《実際、黙っているのが一番楽ですよ。しかし、今、この拉致問題解決のための運動が、おかしな方向に向いて突っ走っているというか。それにブレーキをかけてくれるような人が、声を挙げてくれる人がいれば、私はその人の後について行くとか、サポートするとかして、黙ってます。でも、それをやってくれる人がどこにもいないもどかしさというのがあって。じゃあ、俺が言うしかないのかなと。それで、まず「本」を書くなりして、現状の方向性に異を唱えようかと思ったんです》と対談で述べている。
北朝鮮の脅威を煽り日本の軍備に利用する政府。制裁一本槍で柔軟性を欠いた政府や世論、それに迎合するメディアが多い中で、感情論に埋没せず、確固とした自己の信念を確立して本当に拉致問題を解決する方策を探究する蓮池透さんの姿勢はとても貴重だと私は思う。この蓮池透さんの姿勢を時流に流されない自己を確立するために私は学びたいと思う。

■マガ9対談 について

十文字(衆愚代表)さん(34才・男性・沖縄県)

蓮池透氏は「対話」ができるのか?

かつて日本は「加害者として反省しなければ、アジアから信頼されない」という論理で、先の戦争に対しての一切の弁明を許されなかった。
そして北朝鮮は戦前の日本のように振る舞い、文字通り「信頼されない国家」としてアジアに迷惑をかけている。
大局観の無い衆愚といってしまえばそれまでだが、日本人の多くが北朝鮮にシビアな視線を向けるのは自然だと思う。

しかしそれを「異常」と考え、硬直状況を打開しようとする蓮池透氏のような人々は、やはり日本に必要だろう。
とはいえ、蓮池透氏が「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」と一切の連絡を取らないという態度には疑問がある。

これを従軍慰安婦問題に置き換えれば、慰安婦やその家族とまったく対話せずに、為政者や専門家達の「対話」だけで問題を解決しようとするようなものではないのか?
また、「家族会」と対話もできないのに、どうして北朝鮮の権力者と「対話」し、満足のいく結果が出せるのだろうか?

■今度の総選挙、どう考える? について

アンズとスモモさん(60才・女性・東京都)

選挙に向けたイベント

4年前の郵政選挙は暗澹たる気持ちにさせられ、憲法改正も視野に入る事に危機感も感じました。
また最も痛みを押し付けられているはずの若者が、あの選挙を支持した事が悲しく、その真意を図りかねました。NHKの「漂流するフリータ-」という番組、また「ワーキング・プア」「ネットカフェ難民」止めは「『丸山眞男』をひっぱたきたい、希望は戦争」という若者の文章が私に衝撃を与えました。彼の絶望感が胸に迫り、またなぜ若者が、小泉構造改革に踊らされたかも大凡理解出来ました。でもその延長線で湯浅さん達の活動も知り、ささやかながら支援しつづけ、そこに希望を見る事も出来た年月です。
かつて学生運動が盛んだった時代を生き、また挫折感も経験した世代としては、彼らの地に足の着いた地道な活動に、期待と希望を感じています。「希望は連帯」です。どうせ変わらないと言わず、一票を行使して下さい。自分達の未来の為に。

■今度の総選挙、どう考える? について

R.田中一郎さん(32才・女性・東京都)

山口二郎さんに一票。

本当なら共産か社民を支持したいところです。
しかし今の段階では、まず政権交代で自民党という「敷きっぱなしでダニ大繁殖して床にへばりついちゃった畳」を引っぺがすのが先決かと思います。
新しい畳の質や色を選ぶ前に、とにかく一度古い畳をはがして風通しをよくしないと、日本という家ごと腐ってしまうでしょう。

決して民主が信用できるとは思いませんが、護憲も雇用もセーフティーネットも外交も司法も全部要求どおりで発言力もある政党などはそうそうありませんし、そもそもたった一回の選挙で全ての問題を解決できる政権を造るのは、土台無理な話です。
総選挙で政権が代わったら、民主も含めあらためて各党の「新しい畳」としての質を吟味し、次にどうすべきかを考えていきたいと思います。

■今度の総選挙、どう考える? について

中村義隆さん(愛知県)

森達也さん

まず、山口さんは支持できない。自民民主だけにして(公明さえもはじかれるかもしれない)、右翼政権を作る気なのかと言いたくなる。民主党改憲派は、党内護憲派よりも考え方の近い自民党にシンパを感じるあろう。この場合最大の問題は政策ではなく、将来の選挙区の調整になる。
堤さんと森さんではどちらだろう。どちらも共感する。しかし堤さんが明快で頼もしいのに対し、森さんは常にためらいがある。私は堤さんほど頭が良くないし、やはり人間、何をするにもためらいがあって当然。
したがって、はっきりした答えを求めるのなら堤さんだが、優柔不断な私は、同類相哀れむで迷いを隠さない森さんに投票したい。

■今度の総選挙、どう考える? について

たんぽぽさん

堤さんと森さんの意見を支持します

前回の郵政選挙の時は自民党が強いという噂があったので小選挙区では民主党の方に入れましたが、今回は絶対に民主党の方にはいれません。
なぜなら、その人は9条を変えると明言しているからです。死票になっても9条を守ると明言している方に投じます。
比例も9条を守るといっている少数政党に投じます。どちらにするかは、まだ決まっていませんが。
堤さんがおっしゃってた「政治家を育てる」、育てたいのですがその方法が私にはよくわかりません。会合に参加して意見を言う、それぐらいしか思いつきません。もっと手軽で効果的な方法があればいいのですが、ほかにどんな方法があるのでしょうか。
日本での報道だからアメリカの選挙で政策についての報道が少ないのだろうと思っていたのが当のアメリカでもほとんどなかったというのは驚きでした。
この日本の衆院選挙では政策を明らかにしてほしいです。

■今度の総選挙、どう考える? について

やっちゃんさん(42才・女性・神奈川県)

堤未果さんの視点素晴らしいです

政権交代と民主党への検証は切り離す必要がある、少数政党という代表権を失うことは危険という堤さんの指摘は素晴らしいです。国際派ジャーナリストとしての彼女の鋭い指摘は東京新聞他さまざまなメディアでの発言でいつも共感し、教えられていました。
私自身政権交代は望みますが民主党の子供手当の財源が子のいない世帯への増税と知って非常に騙された気持ちになりました。私のように経済的事情から子供を作れないまま妊娠年齢を過ぎてしまった女性や、私の周りにいる、お子さんを欲しくても授からない世帯に更なる経済的負担をかけるのは絶対に反対です。また、子供手当は高校生で打ち切られますから子供が最もお金のかかる年齢の家庭も増税が直撃します!「増税なんてしなくても無駄を省けば財源はある」は嘘でしたね。次は共産党か社民党に入れます。

■雨宮処凛がゆく! について

メラニーさん(36才・女性・千葉県)

関係者ではないけれど

昨日の夕方のニュース番組を見ていたら、ホームレスにアパートを借りさせ、生活保護を受けさせておきながらその大半を自分たちがピンハネし、家賃以外には2万円しか渡していないという悪質な奴らがいるという内容の特集が組まれていた。たったの2万円でまともな生活などとうてい望めないのに、ここでも弱者からの搾取が行われていることにどうしようもない怒りを感じた。
もう日本は弱肉強食の社会でしかないのか。ただ単に、「普通に生活する」ことがものすごく大変なことになってしまったのだと絶望的な気持ちになった。

■雨宮処凛がゆく! について

AKASATAXさん(37才・男性・兵庫県)

まったく同感!

雨宮さんが昔に抱いていた30才像はほんとに同感です。私はいまこの歳にして無職であり自殺志願者であり精神障害者であります。まったく思いもよらない世界でした。雨宮さんの自殺のコストを読んで自殺を思い止まった事もあります。
本当に生きにくい世の中ですね。私にもなにか出来る事はないでしょうか。

■雨宮処凛がゆく! について

マングースさん(男性)

派遣規制法案の廃案について

ついこのあいだ、自民と、民主などの野党共同それぞれが提出した派遣業の規制についての法案が互いの反対で廃案になったことの間隙をぬって、またぞろ業界が、批判をあびて一度は縮小した日雇い派遣等の復活拡充を目論見ている、という。今度の総選挙でおそらく民主党が第一党になるであろうが、そのときは先日出して廃案になった法案をぜひ復活させてほしい。(あれが選挙前のポーズに終わってしまっては困る)。
派遣や貧困の問題は重要なわりに大政党の優先事項にはなっていないように見える。少数者を襲う深刻な問題より多数者が関心をもつより深刻でない問題のほうが選挙目当てには優先事項とみなされる傾向がある。これも小選挙区制の弊害だ。この制度では議会制民主主義も形だけのエセ民主主義となる。早くもとの中選挙区制か比例代表制にしなくてはならない。

■マガ9スポーツコラム について

佐野 鷹男さん(43才・男性・愛媛県)

社会を変える可能性がある独立リーグ

高校野球、いわゆるプロ野球(特にセリーグ)の人気低迷、社会人野球の苦境などを受け。野球に対する関心はかつてほど高いとはいえない状況である。
さて、独立リーグであるが、ここも今のところ人気はないと言えよう。また、レベルも社会人クラブに毛が生えた程度で、上手さという点では軟式A級にさえ劣ると思う。特に春先は酷い。しかし、試合ごとに成長し、秋にはNPBでもやっていける人材が何人か育つ。また、なかなか行くことは少ない他県でのアウェーゲームに足を運ぶことになり、その地の風物に触れる機会が増える。地域交流の活性化に寄与するのである。独立リーグが日本中に出来れば、東京にばかり眼が向く構図が変化すると思う。
独立リーグは一種の社会革命を準備するであろう。問題だらけの独立リーグではあるが、何度か試合を見に行けば、その良さが伝わると思う。野球好きの皆様、「何度か」足をお運びくださいませ。

■マガ9スポーツコラム について

路也健さん(44才・男性・徳島県)

そう。まさにその通り。

野球、野球で育てられた若者が、人生訓でも掴み取れるならまだ良いよ。
地元を離れ、遠い所で寮暮らし。ちやほやされて、甲子園でプレーできれば思い出にはなるだろうが、それも一握りだろうし、プロに進めるのはもっと一握り。怪我をすればそこで終わり。
有名校のスカウトさんは、どこで責任とるんやろね。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

私はドナーカードを破り捨てた

私は今回の改正臓器移植法A案の成立を受けて、前の臓器移植法成立以来持っていたドナーカードを破り捨ててしまった。勿論、もうドナーカードに意味がなくなったからであるが、一つには、今回のA案成立に対する抗議の意味も込めている。
今回成立したA案は「臓器が欲しい」というレシピエントの家族のエゴイズムを満足させるだけのもので、ドナーの家族に対する配慮は皆無である。
改正前の臓器移植法で行われた81例の移植手術のドナーの家族の中には、術後PTSDやうつ病で苦しんでいるいる人が大勢いると聞くが、今後の医療現場では幼児が脳死になった場合、その幼児の親に臓器を提供してもらえますか、と背筋が寒くなるな問いかけが行われるのであろうか。私がもしその幼児の親だったなら即刻「ふざけるな」と怒鳴りつけるであろう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ayakoさん(19才・女性・鳥取県)

「9条は日本人には“もったいない“。」を読んで

私は日本には憲法9条が必要だと考えています。
憲法は第2次世界大戦の反省を踏まえて、もう二度と過ちを犯さないようにと、当時の人たちの願いがこめられた“理想”だと私は捉えています。歴史を繰り返さないために、戦争の現実を知る人たちによってつくられたもののはずです。それを、戦争を体験していない世代が時代の流れにあうように改憲しようとするのは甚だおかしいと思います。そもそもその時代の流れにのらないように、政府に歯止めをかけるための9条なのではないでしょうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

「命」というか「あなた」

特に子供の自死に際して「命を大切に」という言説が見受けられますが、この風潮に疑問を感じます。
自死には社会的要因もあるはずなのに、その背景には目を向けようとせずに、全て個人の「資質」の問題に回収してしまう。「自死した子供は命の大切さが分かっていなかったので、苦しみに耐える力が足りず自死したのでしょう。皆さんは命の大切さをよく学んで、どんな苦しみにも耐えてくださいね」という文脈で「命を大切に」と言うのであるなら、それは残酷で無責任な行為だと思います。
子供達を取り巻く不必要な苦しみを作り出しているのは私達大人ではないでしょうか。それを取り除く義務も私達にあるはずです。私達は自らの責任と義務から逃れる為の文脈の中で「命を大切に」という言葉を振りかざしているのではないでしょうか。命が大切というより、「あなた」が大切なのだと思います。

ついに衆議院が解散。
政権交代を賭けた選挙戦が、実質上のスタートと報じられています。
あなたは何を基準に、どんな選択をしますか?
ますます多くのご意見、お待ちしております。

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