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5月27日から6月2日に届いたご意見から森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)
北朝鮮・中国の民主化までは大半の国民は自衛隊を縮小する気にはなれないだろうが、某改憲派ブログが日本人は軍事的緊張に耐えられない民族で、日清戦争・日露戦争・太平洋戦争、いずれも日本の先制攻撃で始まったと指摘していたから、敵基地攻撃能力等は保持しない方が賢明だろう。
田村氏は護憲派の運動が条文を守るだけになっていると言うが、改憲後は日本は比較的短期間で軍事大国になり、平和主義の気風は半ば失われるはずで、それを防ぐだけでも意味がある。
地球は既に壊れかかっていて、軍備に費用をかける余裕はなく、大量生産・大量消費や成長至上主義から脱却したポスト近代の社会を模索する思想的営為や実践にこそ最も価値があり、九条をこの文脈で考えれば、田村氏の言うような青臭い理想ではなく現実的意味を持つと思う。
日本に必要なのは周辺国との戦争を勝ち抜く軍備ではなく、周辺国に日本侵攻の企図を抱かせないために必要最低限の軍備である。
多摩散人さん(63才・男性・神奈川県)
田村さんが「どうしても捨てられない」「青臭い理想」の「戦争のない世界」が実現して世界中が九条を憲法として採用し、戦争放棄・戦力の不保持が地球上に実現した時、テロリストやテロ国家が約束を破って戦力を持ち、世界を支配しようとしたらどう対処するのか。
九条の信奉者は、人間はチャンスがあれば自分の利益のために他者を裏切ることがあるという当たり前の事実を無視し、人類は進歩すれば他者を裏切らなくなると信じているようだ。
それは、努力しないで永遠の平和を手に入れるにはお互いが信じあえばよいし、そういう世界はやがて実現するという「怠け者の夢想する平和主義」に過ぎない。裏切りを抑止するためには、人間同士が互いに疑い続けなくてはならず、又、他者を裏切った者を処罰するための武力は持っていなければならない。
戦争を放棄しては、戦争を抑止することは出来ず、戦力を保持しなくては、不法な戦争を取り締まることは出来ない。
シファカさん(男性・京都府)
該当記事でのマガ9、毛利子来氏、浦部法穂氏のご主張を総合すると、次のようになると思います。1「新型インフルエンザウイルスは危険ではない」2「停留措置や隔離措置は人権侵害である」3「マスコミは騒ぎすぎである」。
そもそもマガ9が、高度に科学的客観的な裏付けが必要であるはずの新型インフルについての情報をこのような記事とすることに強い違和感を覚えます。情報掲載の理由は、2と3の主張を裏付けるためであることは明らかです。この主張の組み立て方は、始めに結論ありきで、それをバックアップするために情報を質より量で、あるいは感情に訴えて後付けするという、マガ9が日頃批判しておられる政府やマスコミの手法と同じです。ジャーナリズムであれば、まず事実を客観的に検証し、そこから主張を組み立てるべきではないでしょうか。
なかやま まさひろさん(75才・男性・石川県)
まったく同感である、殊にテレビの茶番化は目に余る。
受けを狙っての”お笑い芸人総動員”の様は戦時の大本営発表にダブって肌寒さを覚える。
私は金沢在住の75歳の人間です。先日自衛隊のソマリア沖派遣に抗議し友人3人と共に中央公園前で6時間の座り込みをやりました。当日は韓国のロケット騒ぎもあり過剰反応の危なさを同質の問題として訴えました。
反対も賛成も無く警察も目視の無風状態でした。
無関心や沈黙に乗じてフアッショは芽生えます。自衛と称する戦う日本そして敵地攻撃論がメデアに載り始めました。
戦後65年日本のデモクラシーが試されている。
青年よ声を挙げて欲しい。
くにおさん(69才・男性・埼玉県)
雨宮さん
コラム大変面白かったです。31日川口に湯浅さんが憲法の反貧困と9条を話しに来ます。人間らしい生活の話も出るといいと思います。
武蔵祥吉さん(33才・男性・東京都)
雨宮さん、連載100回おめでとうございます。最近、少し仕事をセーブされているそうですが、雨宮さんのペースでこれからも活動してください。そして、たまには猫ちゃんと遊ぶ気分転換をしてください。同じ年代、同じロスジェネ世代として応援しています。
晶惠さん(29才・女性・広島県)
私は派遣でデザインの仕事してるんですが、相方の女性は動きが遅いわりに文句ばかり、上司はまったく責任とらずに派遣の私に仕事おしつけてます。給料は私の3.5倍くらいもらってます。変な世の中ですよね。働いても働いても給料はびた一文あがらず、交通費もでない。なら私もがんばらず、あまりはたらかず、協調性ももたず、空気もまったくよまず、とんちんかんな意見を連発する変な人になろうかなとおもう今日このごろ。。最近はお昼の集団行動にいやけがさして、ネットカフェですごすランチネットカフェ難民状態です。こんな協調性ない(昔から)私でも生きたいです。生きにくいなぁでも。
宮坂亨さん(41才・男性・長野県)
僕は障害者で基礎年金貰ってます。
作業所で時給130円とかで働いてたこともあります。
時給800円のバイトを去年までしてましたが、母が大病をしたため、バイトを辞めてシングル看護に専念してます。
結婚してくれと言ってくれる恋人もいますが、「母が死ぬまでは結婚できない」と答えています。
地元の平和運動に関わったり、短歌を発表したりで世界と繋がってる意識を持っています。
来年春に「010年安保(ぜろじゅうねんあんぽ)」という歌集を出して流行語大賞もらってやろうと野望を持っています。
芹澤剛さん(34才・男性・神奈川県)
はじめまして。でもないんです。
ぼくはPOSSEのイベントで雨宮さんに路上労働相談を受けて、NHKラジオに一緒に出演させてもらったことがあります。
サインもらいました。
ぼくも雨宮さんの動向をチェックしている一人として、「雨宮さんはそんなに働いて、(心身が)大丈夫なのか?」と気がかりでした。
仕事量を減らして、人間らしい生活をしてほしいです。
もう少しスローに生きてほしいと、老婆心ながら(同い年なのですが)心配していました。
あやぷーさん(31才・女性・和歌山県)
おつかれさまです。
今回の内容、すごく共感しましたし、雨宮さんをぐっと身近に感じました。
誰でも生きやすい社会をとめざしながら活動しているのに、知らない間に効率・能率・スピードを求めてしまい、疲れてきてから、はっと気づく・・・最近、よくあります。
人の見方がおかしくなってくることもあります。
心底、「この国のやりかたに、資本主義に、心をくわれているんやなぁ」としみじみ感じます。
急がないと間に合わないこと、と同時に、のんびりしないと見えない大切なこと、の狭間で葛藤しつづけるんでしょうねぇ。
同世代のバンギャ出身として、雨宮さんの存在が支えにもなっています。
お体を大切に。これからも等身大の雨宮さんに期待しています。
くあうさん(25才・男性・奈良県)
はじめまして。
『睡眠不足を自慢する』あの風潮、なんなんでしょうね。
かくいう僕も、寝すぎると罪悪感を感じてしまう一人ではありますが・・・。
マングースさん(男性)
彼はなまじ学歴があったばかりに最初に就職した会社ではまさに周囲の「丸山眞男をひっぱたきたい」感覚でいじめられ退職し、次の会社では試用期間中に「力量不足」とにて解雇された。そうした転落人生によって自暴自棄になり今回の犯行に至ったのであろう。
彼の犯行はもちろん許せるものではないが、彼のことを「母親に溺愛されて育ったひ弱な男」のように言ってあざ笑うマスコミ報道も問題だ。もしかすると周囲のそんな「いじめ」的視線が犯行を誘発したのかも知れない。
オール1の落ちこぼれだった人が23歳で恋人に借りたビデオで物理に目覚め一念発起し猛勉強して名古屋大に進み高校教師になったという話があるが、Y容疑者にはそんな(「溜め」となる)恋人もいなかった。彼のような内向的でコミュニケーションが難の人はいま非常に住みづらくなっている。そんな社会こそが問題だ。
百足ちがいさん(31才・男性・青森県)
おつかれさまです。雨宮さんの連載、ずっと読んでいます。この連載を通じて、労働問題に関心を持つようになり、自治労の活動にもたまには顔を出すようになりました。
また、私自身もっとワーキングプアやプレカリアートのことを勉強したくなり、地元の大学院博士課程を受験する予定です。働きながら、主に土曜日に授業を受けれます。
少々矛盾するようですが、私ももっとだめに生きたいと思っています。うちの知事は張り切っていますが、付き合うつもりはありません。年休も20日消化です。労働問題に関心がある人が、やっぱり過労っていうのはよくないですよ。私もぼちぼち働いていきます。
そして、仕事以外のことには力を入れていきます。研究や社会保険労務士の試験も頑張ります。雨宮さまもぼちぼち頑張ってください。雨宮さんの労働関係の本は全部読んでます。応援しています。
双海浩人さん(長野県)
連載100回記念おめでとうございます。これで一区切りですね。連載当初から読んでいて、応援していました。これからも連載楽しみにしています。
エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)
今回の法政大学の状況を読んでびっくりしましたね。私が大学に入ったのは67年。まさに世界的にスチューデントパワーの爆発した時代です。立看やビラやアジ演説なんぞもう当たり前中の当たり前。闘争はどんどんエスカレートしてバリケード封鎖から機動隊との全面衝突へ。催涙ガスで涙ボロボロ。
学生を取り巻く状況は今も当時とそれほど変わってはいないと思うのですが、やはり昨今の経済状況を考えると逮捕されたりすると後の就職のとき不利になるとかそんなこと思って躊躇しちゃうんでしょうかね。勿論、我々のときと同じやり方は決してお勧めしませんが、ガンジーのように「抵抗するな。屈服するな。」くらいの心構えで意思表示だけはしなきゃ。
Misaeさん(21才・女性・長野県)
こんにちは。
久しぶりにまともな日本人の意見が聞けました。
ありがとうございます。
私はアメリカ退役軍人の養女です。アメリカの家族の具合が悪くなり昨年アメリカの大学に入学しましたが、今アメリカの学費は文字通りsky rocketingです。払えません。
昨年12月の調べでは1日19人の帰還兵が自殺ということです。アメリカは戦争している余裕が全くありません。洗脳されたアメリカ軍人を助けてください。日本の皆さん日本から米軍基地を追い出してください!
ぶうりんさん(46才・女性・広島県)
いつも楽しく読んでいます。
法政大学が学生たちの自由・思想を封じ込めようとするやり方には、恐怖を感じます。
何も感じず、何も行動しないことを「学生らしさ」と考えているのでしょうか?
入学の際には、『一人でも多くの学生を我が校に! 入学金をたっぷり頂きましょう!』みたいに宣伝しといて、ちょっと迷惑な学生は、あの手この手で退学・無期停学とは・・・。
法政大学のホームページを見てください。何も知らない人が見たら、『まぁ、今頃の学生は怖いわねぇ・・・』と思えるような内容が書き連ねてあります。真実が何であるのか、わからなくなってしまいます。
これからもおもしろい真実な情報を楽しみにしています。
TY生さん(69才・男性・三重県)
《またもや自民党筋や右派論者からキナ臭い意見が聞こえ始めた。敵基地先制攻撃論とか、ついには日本核武装論までね》と述べた。
自民党筋や右派論者の主張は、北朝鮮労働党新聞の論説《核実験と弾道ミサイル発射実験は、米国などの軍事的脅威に対し、朝鮮半島の平和と安定を守るための当然の選択だ》と主張する同質の論理で、脅威と見なしたものに軍事で対抗する論理である。
また、米国の「核の傘」に安全保障を依存して米国に対して核軍縮や核の先制不使用宣言を求めることをしない政府は、核廃絶を世界に呼びかけながら、自らは核の抑止力を是認する矛盾した考えで、正真正銘の核廃絶論でない。
オバマ大統領は、武器に訴えようとする呼びかけは、武器を置くように呼びかけるよりも、人々の気持を湧き立たせる。だからこそ平和と進歩に向けた声は、共にあげなければならないと述べた。至言である。進歩に向けた声、理念は日本の平和憲法の理念である。
十文字(衆愚代表)さん(34才・男性・沖縄県)
>アメリカだって、日本の核武装なんかには、
>絶対に同意しない。そんなことを声高に言い出せば、
>日米はむしろ敵対関係に陥りかねない。
そんな事は、自民党や外務官僚も解りきった事です。
真の狙いは、北朝鮮を口実にした「日米安保再強化」に他なりません。
現実に、最新鋭戦闘機F22が沖縄に常駐化しつつあります。
とはいえ「日米安保再強化」でしたら、オバマ大統領のアメリカを敵に回すことも無く、北朝鮮と比べてアジアに不安定要因を作り出すこともないでしょう。
現在の所、最大のアジアの不安定要因は、言うまでもなく北朝鮮の核やミサイル開発であり、平和主義者は、それを打開する手立てすらも見出せません。
日米ではなく、北朝鮮にメンツを潰された中国の武力介入で事態を打開する可能性もあります。
9条の精神に最も試練を与えているのは、北朝鮮です。
そして、その試練に耐えられなければ、9条は日本人には”もったいなかった”ことになるでしょう。
染谷 正圀さん(66才・男性・茨城県)
この法案の問題は、解釈改憲の論理から正面からなし得ない、自衛隊第6章の行動規定中に「海賊対処行動」を新設するために、海上保安庁をダシにして海賊対処法を制定し、その附則5条で自衛隊法の改正をなす、というペテン的構造にあると思います。
さらに5条2項で「警察行政庁が(略)実施する権限を妨げるものと解してはならない」とすることで用済みになった海保から海賊対処権限を剥奪するという二重のペテン法案です。
さくらさん
北朝鮮の核実験については、断固非難します。
こういうことがあると、核武装の「議論」を、声高に主張する政治家が出てきます。もし、日本が核武装をするとすれば、国際原子力機関(IAEA)の査察を拒否、核拡散防止条約(NPT)を脱退、核実験の実施という段取りになると思います。
結局、核武装論者が忌み嫌う北朝鮮と同じあゆみです。
北朝鮮と同じ事をすればどうなるか、簡単に分かると思うのですが…。
三十郎さん(31才・男性・東京都)
ため息が出ます。(北朝鮮に対する)先制攻撃論を唱えている人たちは、本当に国益のことを考えているのかね。反撃の口実を与えるだけではないか。
だいたいこの手の主張をする評論家は、少なくともテレビ番組では他人の発言を聞くことができない。
自分の健康や財産または家族を喪う可能性のない人たちしかそのようなことを主張できない。
最近この手の発言する女性論者もいますね。戦場に行く必要ないですから。イスラエルみたいに。
5Bさん
いつも面白い記事をありがとうございます。ただ、北朝鮮が核実験を起こすに至った過程を作った要因として、米国や日本の強硬路線があるのではないかと思い、いろいろ調べようかと思っているのですが、いきなり「やらかしてくれました」というのでは商業メディアの報道と何も変わらないのではないでしょうか。また、オバマ大統領の「核廃絶」宣言を手放しで褒め称えるのは時期尚早だと直感的に私は思っています。
peacenikさん
政治がまともに機能しない以上、戦争放棄の権利を行使するなら、国民全員のストしかないと思います。
9条を守るということは、そういうことだと思います。
連載100回!にたくさんのメッセージをいただいた「雨宮処凛がゆく!」。
この連載から生まれた2冊目の本が、まもなく発売になります。
読者プレゼントも用意していますので、ぜひご応募を。
そして読んだご感想なども、どしどしお寄せください!
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