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みんなのこえ

vol.185

090429up

4月22日から28日に届いたご意見から

■この人に聞きたい 辻井喬さん について

大瀧由紀子さん(64才・女性・福井県)

経済界の護憲運動

5月3日の憲法記念日に、福井市の「アオッサ」で「品川正治さん」の講演会が企画され、司会をすることになりました。初体験ですが、自分なりに一生懸命頑張りたいと思います。
そこでインターネットで品川さんについて調べました。中国での戦争ということで以前観た映画「蟻の兵隊」を思い出しましたし、またあるところの講演会の全文を読んで感動しました。すごい方なんですね。
堤さんと同じ経済界からの・・・ということで、一人でも沢山の方に聞いてほしいと願っています。「国民投票」で国民が「ノー」と言えるように、もっともっと認識が必要と思います。
子どもたちの未来の為に!

■マガ9レビュー について

たんぽぽさん

アデン湾が海上のイラクに

ノーム・チョムスキー氏の本『チョムスキー、アメリカを叱る』によればソマリアの隣の国、エチオピアはアメリカの支援を受け、ソマリアに侵入しイスラム教徒の政府を排除し、その後エチオピアの傀儡政権を樹立したとある。ワシントンポストにも書かれていた内容らしい。
もし、そうだとすれば海賊騒ぎの原因にアメリカが大きく関わっていたことになるのではないだろうか。
混乱した背景を解決しない限り、海賊が出ない状況を作り出すことはできないとおもう。この状態で各国が人を派遣し、海賊をたたくというのは、世界中の更なる混乱を招くような気がしてならない。したがってアデン湾は海上のイラクとなる危険性が十分ある。しっかりと検討しないまま、日本政府は派遣してしまったように思えてしまう。派遣される人たちの命を軽んじているような気がしてならない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

海人さん(66才・男性・富山県)

9条をテーマにした美術展で検閲があった由

沖縄でつい最近、憲法9条をテーマにした美術展が県立美術館で開かれたそうですが、館長が昭和天皇の肖像をコラージュした版画作品の出品を拒否したと、当地の新聞がニュースにしています。沖縄の方々は昭和天皇と現憲法に複雑な思いを抱いておられることはよく分かります。憲法は昭和21年の国会審議によって成立したものですが、沖縄選出の議員は加わっていなかったと聞きます。敗戦直後、日本政府がGHQに慮って沖縄選出の議員(二、三人?)を排除して新国会を開催したのではなかったでしょうか。詳しい事情を教えてくださる方はいないでしょうか。また、アートの検閲について、その後、反対運動は起きているのでしょうか。それも合わせて教えていただけないでしょうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

民主党の浅尾慶一郎「次の内閣」防衛相は4月25日テレビで

「核兵器は持つべきではないが、相手の基地をたたく能力を持っておかないとリスクをヘッジ(回避)できない」と述べ、敵基地攻撃能力の保有が必要との見解を示した。かような考えの人が民主党の安全保障政策の主導権を握っていることは政権交代がなっても自民党とさして変わらない軍事路線であることが予測される。
浅尾慶一郎氏は1956年に「相手が攻撃することがわかっている場合に基地をたたくことは憲法9条に反しない」と述べている。この考えは憲法の確固とした非軍事による国際紛争の解決という精神を全く理解していない。
今回の安保理の議長声明は6カ国協議を支持し、早期に再開を求める。問題の平和的、外交的解決に希望を表明、対話による平和的かつ包括的解決を促進するために安保理メンバー及び国連加盟国の取り組みを歓迎すると述べている。浅尾慶一郎氏が日本の軍拡を主張することはこの議長声明の精神を理解していない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

林真須美被告は本当に有罪なのか?

昨日(21日)最高裁で、和歌山毒入りカレー事件の林真須美被告の死刑が確定した。証拠は状況証拠だけである。状況証拠はいくら積み上げても所詮は砂上の楼閣に過ぎない。DNA鑑定を決め手として無期懲役が確定し、服役中の足利事件の菅家氏の場合、高裁が行わせた最新のDNA鑑定では、決め手となったDNA鑑定は否定され、再審が開始されそうな情勢である。DNA鑑定ですらこの始末である。検察の提出する証拠なるものがいかにいい加減なものか証明されたと言っていいだろう。まして、状況証拠だけで冤罪の可能性のある被告を有罪にすることが許されるのだろうか。刑訴法318条にある証拠の評価を裁判官の自由裁量に委ねる自由心証主義を採用する限り冤罪は絶えないであろう。ここは自由心証主義を廃して物的証拠を中心とした法定証拠主義に改めるべきである。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マングースさん(東京都)

裁判員制度導入について

裁判員制度の施行が迫ってきましたが、先日の林真須美被告の死刑判決などに対して「本人が認めてなく状況証拠だけで死刑判決はおかしい。制度が施行されたらますますその傾向が強まるのでは」と懸念する声があります。 
しかし従来、反省して自供しそれに基づき証拠固めがされた人間は有罪で死刑になり、反省の態度も無くシラをきりとおした人間が「証拠不十分」で無罪になる、という矛盾もありました。一般には黙秘している態度そのものが十分犯行を認めているように見えるのでは。
その意味で今回最高裁は正しい判決を下したと思います。 そして裁判員制度の導入の背景には、十分疑わしい凶悪犯罪の容疑者が司法手続き上の証拠不十分だけで「無罪」になってしまうことで、普通の常識的感覚とのズレが問題となり、一般の人を裁判に参加させようという考えが出てきたのでは。 

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