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2011-07-13up
下北半島プロジェクト
映画『ミツバチの羽音と地球の回転』を下北半島で上映したい!
第4回
下北半島での映画上映のホール、
ただいま申請中!
いよいよ上映に向けて、具体的に動き出しました! Y子ちゃんが先日帰省をし、映画上映ならやっぱりココで! という場所を仮押さえをしてきました。まだ仮申請中なので(審査などもあるのかな?)詳細は許可が下りてからみなさんにご報告しますね。そのY子ちゃんよりメッセージです。
この場所で「下北半島プロジェクト」の声をあげてはや半月が過ぎた7月はじめ、映画を上映する場所の確保&地元にいる友人たちとなんでもいいから話せたら、との思いで下北に帰省してきました。夜行バスで新宿駅から青森駅に向かい、そこから電車で下北半島へ。上映予定場所がある下北駅に着くまでには、新宿からはトータルで12時間ほどかかります。到着して早速、仮押さえをするためその場所に足を運びました。
今はまだ上映許可が下りていない状況なので詳しい場所・日時はお伝えできませんが、予定していた10月のなかで日時を決め、仮予約をし、現在は正式に申請書を提出した段階です。このまま順調に許可が下りれば施設利用料を振り込んで完了となります。その後は、『ミツバチの羽音と地球の回転』の自主上映会手引きに沿った手続き、宣伝、そのほか関連イベントの計画・実行などなど、やらなければいけないことや告知しなければならないことが目白押しですが、それらについては、後日またお知らせします。でも、上映許可が下りなかったらどうしようかな・・・。
7月はじめの下北は、晴れの日の日中でも気温20~24度。東京とのあまりの気温差に熱まで出した身で、地元で暮らす友人たちに会ってきました。3・11後、自分の思いや『ミツバチの羽音と~』の上映を計画していることを何人かにメールで伝えてはいましたが、今回直接会ってもそのことについて触れるわけでもなく、私もなんとなく話しづらく、仮予約した場所と日時だけさらっと伝えて「下北半島プロジェクト」の話は終了しました。私自身も逃げてしまったのだと思います。直接に「原発」「六ヶ所」について切り出すことに躊躇し、とりあえずこの場では問いかけもせずもちろん異論も唱えない「ふつうのひと」の範疇におさまっておけばいいと、頭のどこかで思いました。小さい頃からずっと一緒だと思ってはいても、友人たちの心のどこかに私への不信が生まれるんじゃないか、すでにそういう気持ちをもってるんじゃないかと不安がちらついてしまうのです。6年も地元から離れて暮らしているという時間の壁もあるかもしれません。「とりあえずこの場は‥」と取り繕い、やり過ごす。そうやってずっと先延ばしにしてきたんだなあと身をもって実感してしまいました。
「原発」や「六ヶ所と下北」という話題での話はできませんでしたが、これからいかにして自分の足で立って、地域を愉しく創っていくか、という夢物語を少しの勇気をもって話してみたところ「それいいな!」という話になったり、本当に小さいですが、小さい小さい嬉しい収穫もあった帰省となりました。誤解を恐れずに言うと実は個人的に、下北でやることは今後たくさんあるなあとわくわくしている部分もあります。
今回の上映にかかると見込まれるものですが、施設利用料、上映料、宣伝・広告費、映写費用など。現在はこれら全体の5分の4ほどの資金が不足しています。いろいろと手立ては打っていますが、カンパの機会があれば、ぜひよろしくお願いします。(Y子)
*****
●7月23日(土)「マガ9学校」で
下北半島プロジェクトの勉強会&交流会やります!
そして7月23日(土)「マガ9学校」を行いますが、そこで下北半島の問題について下北半島出身の岡田哲朗さんよりお話ししてもらうことになりました。
岡田さんは、現在立教大学で「開発と福祉」をテーマに研究中です。今回勉強会の講師をお願いするにあたり岡田さんからは、〈原発と地域社会(暮らし)の結びつきを、下北半島の風土や受け入れの歴史とも絡めて簡単にお話をし、「現実は複雑だな」という認識のスタートラインに、まずは改めて皆で立つことができればと考えています。その上で、「なぜそうなったのか」よりも「どうやって解決するか」に向かうにあたってヒントとなる、地域福祉ないし共同体論の観点からの基本的な方向性や認識・発想を、いくつかお話しできればと思います。〉とのメッセージをもらいました。都会に暮らす私たちが、つい忘れがちな大切な視点を与えてもらえそうです。
そしてこの日、「下北半島プロジェクト」支援者の方々との交流会も行いたいと思います。首都園にお住まいの方、特に青森出身の方、是非、遊びに来て下さいね! 交流会のみ参加の方は参加費無料ですので、その旨を書いてお申し込みください。参加はこちらのフォームから。
また8月中旬頃、青森市でもイベント&交流会を行う予定です。青森のみなさま、賛同メールお待ちしております!
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☆「下北半島プロジェクト」に届いたメールを一部紹介します。またこれまでに賛同メッセージをいただいている方には、こちらから改めてメールをお送りします。
kktmsさん(29歳 女性 青森県)
「賛同します」
下北在住ではないですが、比較的近い場所に住んでいます。
何か出来ることがあったらお手伝いしたいです。
青森県民の意識改革は大事だと思います。
見ざる聞かざる言わざるな県民ばかりの今の現状を打破したいです。
ワンニャンさん(59歳 女性 東京都)
「 Y子ちゃん A子ちゃんがんばれ」
福島の原発事故がおきて 初めて東京の電力が地方から送られている事を知った大馬鹿ものです。遅すぎた反省ですが 脱原発デモに参加したり原発にかかわる企業、政治家にメールしたり次の福島を作らないためにやれる事はないかと考える毎日です。Y子ちゃんA子ちゃん 今までぼおっとしていた人間でも目覚める時はあるのです。情報をばんばん出してあきらめきっている人々に活力をあたえましょう。世の中は変わります。お金に振り回されない支えあい分かち合い助けあえる社会を作っていきましょ。美しい下北を取り戻しましょうね。
*
編集部では、蒸し暑い首都圏の夏を抜け出して、
涼しい下北半島を旅する計画も立てています。
ガイドブックを読んだりネットで調べたり、
知れば知るほど美しい場所。温泉もたっぷりある。
そんな下北ツアーの話もまたできればと思っています。
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