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2013-01-09up
下北半島プロジェクト
下北半島発・一人芝居「こころに海をもつ男」を東京で上演したい!
第27回
東京新聞「こちら特報部」に
大きく取り上げられました!
いよいよ来週末に迫った愚安亭遊佐さんの「こころに海をもつ男」東京公演。今、様々な媒体で愚安亭遊佐さんが取り上げられています。
ネットでは、マガ9で行った映画監督の鎌仲ひとみさんとの対談が話題。「週刊通販生活」にもインタビューが紹介されています。そして1月7日の東京新聞朝刊には、人気コーナー「こちら特報部」に大きく取り上げられました! 記者さんの了解を得てここに一部紹介します。
「かかあ、いいから聞け!」。漁師の男が女房に向かって怒鳴る。「文化的な生活には、工業誘致が必要なのだ」と主張する男。女房は「海の男のあんたが好きだったのに。あんたは誇りをなくした」と叫ぶ。悔し紛れに男は女房の首に手をかける。
年の瀬の東京都内のスタジオ。今月の東京公演に向けた「こころに海をもつ男」の稽古の一場面だ。漁師の夫婦を一人で演じ分けるのは、愚安亭遊佐(66)。小柄な体で足を踏み鳴らし、所狭しと動き回る。
下北半島に住む漁民たちの生活を描く。ひとり芝居の台本はすべて自作。せりふでは下北半島のお国言葉がポンポン飛び出す。
下北のなまりが自然なのは当たり前のこと。青森県むつ市の漁村・浜関根出身。村一番の網元の家で、八人兄弟の五男に生まれた。
「こころにー」の主人公は青森県六ヶ所村の漁師。物語は漁村の情景から始まる。貧しくても夫婦仲むつまじい暮らし。ある日、巨大開発計画に巻き込まれる。主人公は不動産業者にカネと女で言いくるめられ、漁をやめて、土地買いの手先になる。
やがて計画は立ち消え、だまされていたことが分かる。女房は夫の元を去り、男は大金と漁師の誇りを失う。冒頭の場面は、その時の夫婦げんかの様子だ。
作品の下敷きにしたのは、1960年代末から70年代初頭に検討された六ヶ所村を中心とする「むつ小川原開発計画」。高度経済成長期、国と産業界は各地で巨大開発計画を立てた。(後略)
実はスタッフのほとんどは、愚安亭さんのお芝居を観たことがありません。昨年夏前、今回の企画に先立ちどこかで観ることができないかと思い公演を探しましたが、関東周辺では機会がありませんでした。かつては沖縄から北海道までひとり芝居の旅をしながら、10年間のうちに900回を超える公演活動を行ってきていた愚安亭さんですが、最近は新潟に拠点を移し、支援者のいる北海道を中心に公演を行うことが多くなっているようです。それでも公演を決めたのは、下北三部作を全て観たという方から「愚安亭さんの芝居は間違いがない」とのお墨付きをもらったからです。その言葉を裏付けるように、今回の公演の告知が広まるにつれて、「魂を吸い込まれたあの芝居をまた観たいと思っていた」「20年前に観たが忘れられない。新聞を読んですぐに電話したわ」というような弾んだ声を聞くと、こちらもわくわくして「早く愚安亭さんのお芝居を観たい!」と胸が高鳴ってきます。
この貴重な公演に出会えるのは、1月19日(土)の一回だけというのも、大変もったいない話なのですが、私たちの力量ではこれが限度です。まずは「こころに海をもつ男」を観ていただいて、また全国各地で愚安亭さんの芝居が観られるように広めていっていただけたらなと思っています。
チケットは残りわずかになってきました。お申し込みをお急ぎください!
【日時】2013年1月19日(土)開場18:00/開演18:30(終演20:30)
【場所】北とぴあ 15階 ペガサスホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結)
【料金】一般3500円 学生3000円(全席自由・定員150人)
※託児の受付は終了しました。
※障がい者の方は、介助者1名無料。 ご予約時にお知らせください。
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