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2012-12-26up
下北半島プロジェクト
下北半島発・一人芝居「こころに海をもつ男」を東京で上演したい!
第26回
「こころに海をもつ男」のお稽古を見学してきました!
「こころに海をもつ男」公演までいよいよ1ヵ月弱!
愚安亭遊佐さんのお稽古を見学に行ったY子ちゃんが、
その様子をレポートしてくれました。
先日、愚安亭遊佐さんの稽古の様子を拝見してきました。以前新潟までお会いに行った際、話しているとき芝居のちょっとした台詞をいうのでさえきりっと声の調子や顔つきまでも変わるのが印象的でしたが、今回はそれが「変わるのが印象的でした」という言葉ではおさまらないスケールの大きな、「変貌」とでもいいますか、そういうものを目の当たりにしました。性別や年齢、海辺や猛吹雪。男でもあり女でもあり、そこに海がありかもめが飛んでいるかのような、ごうごうとした吹雪が目の前を吹き荒んでいるかのような。愚安亭さんは落語家立川談志さんがすきだとおっしゃっていましたが、ひとり芝居とはこういうことかと目を見張ってしまいました。
写真:小石勝朗
そして、随所に散りばめられたユーモア。このサイト上やチラシで使用している『こころに海をもつ男』の写真をみるとなんとなく暗い芝居なんじゃないかと思われることもあるようです。たしかに明るいものではありませんが決して暗くもないとわたしは感じました。くすっと笑ってしまうようなシーンは短い稽古の間でもいくつかあり、見にきていたひとの名前をひょいと台詞で使ってしまうなど、そういうことを大事にしているような気さえしました。また、聞いてはいましたが、愚安亭さんのお芝居は台本があるようでいてないような、そのたびごとに台詞が変わっていたりするのです。同じ演目でも、そのとき、その場、自身や社会の状況によってでてくる言葉が変化してゆく。今回の公演ではどのような言葉たちが芝居をかたちづくってゆくのでしょうか。 このひとり芝居、ぜひ観にいらしてください。
(Y子)
☆愚安亭遊佐さんのひとり芝居に寄せてメッセージをいただきました!
・愚安亭遊佐さんの芝居を観た時、胸がスーッとした。(鎌仲ひとみ/映画監督)
・30年前「核・原発だけはいらない」と愚安亭さんと共に私たちは叫んでいた。(保坂展人/ジャーナリスト・世田谷区長)
・これは、下北漁民抵抗の魂だ。(鎌田慧/ルポライター)
・海の遺恨を背負った役者、愚安亭遊佐さん。(島田恵/フォトジャーナリスト・ドキュメンタリー映画監督)
【日時】2013年1月19日(土)開場18:00/開演18:30(終演20:30)
【場所】北とぴあ 15階 ペガサスホール
(JR京浜東北線王子駅北口徒歩2分、東京メトロ南北線王子駅5番出口より直結)
【料金】一般3500円 学生3000円(全席自由・定員150人)
※託児あり(要予約/1人300円)。1月8日(火)までに利用人数をお知らせください。
※障がい者の方は、介助者1名無料。 ご予約時にお知らせください。
*
イベントなどで公演案内のチラシを配っていると、
「愚安亭さん、昔見てからのファンなんですよ」と声をかけられたことが何度か。
先日は、「十数年前に見た公演が忘れられなくて」
という方からのお申し込みもいただきました。
それほど長い間、ひとの心を捉え続ける愚安亭さんのお芝居。
下北半島のことをもっと知るために、
そしてお芝居そのものの面白さにも出会いに、ぜひ劇場へ!
*
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