マガジン9

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みんなのこえ

vol.388

130703up

6月26日から7月2日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく! について

TokiNoKawaさん(50才・男性・愛知県)

ネトウヨとアホノミクス

既得権益に反対していながら、最大の既得権益である権力者寄りの思想を支持しているというところが、救いのない所でもあり、洗脳されている愚かさでもある。
デフレで景気が悪化している最大の原因は、非正規雇用が一般化して賃金が下がり、中間層が崩壊して大多数の一般庶民の購買力が下がり、内需が減ったことだ。そのコストダウン分が社内留保として積み上がっているのだから、雇用をコストダウンすればするほどデフレになって自分の首を絞めているに等しい。
ゆえに、デフレ脱却するためには、企業が非正規採用を正規採用に替え、賃金を上げることにより、一般層の購買力を上げて内需を刺激することしかないのに。アホノミクスで株価が上がればトリクルダウンすると勘違いして安倍政権を支持すれば、憲法改正と「解雇の自由化」で状況はさらに悪化するだろう。

■雨宮処凛がゆく! について

平和憲法9条守ろうさん(女性・東京都)

在特会の主張に生きがいを感じてしまうのでは?

大多数の人は、在特会の主張をみっともないと感じると思います。とはいえ、隠れた在特会支持者がちらほらいることは感じています。
在特会の人々は、以下の理由で活動していると考えます。
1)在特会の街頭演説を主張することで、生きている実感がわいてくる。
2)同じ主張をする仲間と束の間の連帯感が持てる。おそらく彼らは一人で街頭にたって主張することはないでしょう。
1)について
他にも生きがいはある。畑仕事とか。マラソンとか。ボランティアとか。
2)について
連帯感がもてるグループを他につくる。
私は人生がうまくいかなかったとき、伊藤塾長の文に出会って涙を流しました。うまくいかないとき、何に出会うかで、人生が変わってくるかもしれません。雨宮さんみたいにやさしくて一生懸命な人が大きい声をあげるのはとても良いことだと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

ヒロユキさん(42才・男性・熊本県)

感想です

今自民党を批判するのは日本人にあらず、と言う雰囲気、空気は危険な感じがします。戦前の事は知らないけど、日本皆一致団結して、反する意見や人は封じるような雰囲気はこんな感じだったのかなと思います。民主党は自民党の尻拭いをさせられただけ。可哀そうだと思います。政権担当能力はなかったけど。
民主党は嘘つきと言う人がいるけど旧自民党政権はもっと大嘘つきだったと思います。自民党が変わったとは思えません。自民党を支持する気は毛頭ありません。それと同時に日本人はつくづく踊らされやすい民族だな、マスコミの責任も相当大きいと思います。

■雨宮処凛がゆく! について

ピースメーカーさん

赤木智弘氏は曰く、「自由を求める道に近道などないのだ」

在特会のデモの問題の解決に、ドイツの「反ナチス法」のようなヘイトスピーチを取り締まれる新法を制定すべきだというテーマで、とあるリベラル系投稿サイトが盛り上がったことがある。
賛成・反対でひとしきり盛り上がった後で、新顔がひょっこりと、「在特会を取り締まるのに『新法』など制定する必要は無い。在特会に『破防法』を適用すれば済む話だ」という主旨のコメントをした途端、盛り上がっていた話はそこで打ち止めになったのである。
これだけでも「ヘイトスピーチを法律で取り締まれ!」という主張のバカバカしさがお分かり頂けただろう。
現実問題としても、ヘイトを取り締まる法律を持つドイツではネオナチが存在しないのかといえば、そんな訳がある筈も無く、しかも在特会とは比較にならない程のヘイトクライムを引き起こしている実情を鑑みれば、法規制で問題解決できるなどという発想は安直この上ない。
結局、「自由を求める道に近道などないのだ」。

■雨宮処凛がゆく! について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

「在特会は、『生まれた』のではない。私たちが『産み落とした』のだ」という指摘は本質的です。

雨宮さんが紹介された安田氏の指摘を受けて、誤解と言われるのを承知で書きますが、「マガジン9をはじめとしたリベラル運動家などは、高学歴と左派のコネクションに守られ、似たような価値観の人々が集まった快適な環境で好きな仕事ができて、なおかつ衣食住に不自由しない収入を得ているみたいでとても羨ましく、加えて労働問題や生活問題よりも平和運動や反体制運動ばかりをしていて、その結果、中国や韓国や北朝鮮に多額の賠償金を払うことになり、逆に税金が上がって生活苦になりそう…」。
そんな思いの人は多いと思います。
しかし大概の人は自分のすべき仕事や家庭に集中して、そんな後ろ向きの考えに捉われる暇は無いのですが、在特会などの排外デモを起こす人々は、その様な考えに執着できる人々なのでしょう。問題は「執着する人々」をどのように受け止めるかです。その為には「私たちが産み落とした」という認識は非常に重要だと考えます。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

大瀧由紀子さん(68才・女性・福井県)

現憲法について

「今の憲法はアメリカが作ったものだからダメ」という言葉を聞くと本当に悔しくなります。昨年暮れに亡くなられたベアテさんの『私は男女平等を憲法に書いた』というビデオを見たことがあるからです。
ベアテさんは日本女性のために貴重な草案を作り、それは「24条」として残りました。また講演会では「9条」についても熱く語られていました。
今の憲法がどんな状況でどんな人たちが作ったか知るには貴重なビデオだと思います。天国から「長い間変えられていないこの憲法は理想的な憲法です」というベアテさんの声が聞こえてきます。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 一起さん(63才・男性・大阪府)

衆議院の選挙制度の改革について(13)

色々書いてきましたが、最後に言っておきたいことは、今の日本の国会に自分の意見・考えを代弁してくれる議員が居るという実感を多くの有権者が持てないということです。そう思うのはぼくだけでしょうか。そうでなければ、投票率が60%を割ってしまうこともないでしょうし、議員の数が多すぎるとか、議員の歳費が多すぎるとか言う人はもっと少なくなると思います。
何でもいいから、とりあえず政権交代を実現すれば日本の政治は良くなるとして導入した「小選挙区比例代表並立制」が、結局は逆に政治の荒廃をもたらしたことが明らかになった今、もう一度選挙制度を変えなくては、政治を立ち直らせることはできないと思います。
ぼくの提案した「全国区到達得票数当選制」ではなくても、民意を忠実に反映する衆議院の選挙制度が実現できるように願うばかりです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

のもと ゆかりさん

安倍NO! デモに行って来ました。新宿アルタ周辺を練り歩きました。大勢の通行人で歩道は横切れないほどの人、ヒト、ひと…。そこで前もって狙ったように、デモ隊列から離れて、ビラ撒きをしました。また棄権している半数以上の有権者の3割でも良いから自民・公明・民主・維新以外の党に入れてくれたら…という願いを込めて、原発の赤いつぶつぶの絵を描いていらっしゃる柚木ミサトさんから許可を得た「たのむぞおとな。」を自腹印刷して500枚持って配りました。
完配は達成できず、多くの方に拒否されました。受け取る方も少ないながらいましたが、要らないよ! と怒るように拒絶する人や、私にそんな下らないモノを渡す気? とでも言いたげな見下ろすような目線の嵐…。痛い視線を沢山浴びて来ました♪
最後に若い女性に顔をしかめて「何のデモですか?」と尋ねられて「ああ、うるさいだけのデモと周囲は感じているのか」(鳴り物を大勢が持参しメガホンでがなっていたし…)ということも分かりましたが、各々がTwitterで寄せ集まったデモで主催者は分かりません。なす術が見当たりません。
今日はとにかく疲れたのでこれで休みますが、最後に出会った彼女との会話が未消化です。彼女の言葉をまた反芻しながら頑張って動くしかないと思っています。声を上げないで安倍政権に迎合したと思われたくないです。
でも棄権者の多くはそこまで貪欲ではなくコンビニや100均があるから何とか生きてられるじゃん♪と変な所で我慢するのです。若い人ほど現状維持の保守的な日本なのだと思いました。ハングリーもしくは苦労した人がこの日本を救うと思いますが該当者は今のところ少数派ということで弱小の模様です…。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

自民党改憲案9条1項と2項は整合性が無い

自民党改憲草案9条は1項で、戦争を放棄し、武力で国際紛争を解決しないと規定。しかし、2項では1項の規定は自衛権の発動を妨げるものではないと書く。その自衛権は自民党改憲草案の解説集では、集団的自衛権も含まれていると述べる。
現実の国際社会で自民党の改憲草案9条を照合してみれば、集団的自衛権の行使ということは、日本が攻められていないのに日本の同盟国米軍の武力行使に加担が可能になる。米国は今まで他国を戦場にし、ベトナム戦争やイラク戦争を行い、2001年に起こしたアフガニスタン戦争は2013年になっても続けている。このような経歴の国との集団的自衛権を日本は行使する。戦争放棄の言葉はお飾りになるだろう。
自民党改憲草案の9条は各条項に整合性が無く、1項の規定を2項が空文化させる矛盾を内包する。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(44才・男性・東京都)

TPPについて(その41)

〜をしようとしたら(例えば労働規制を強化しようとしたら)、或は〜をしなければ(例えば法人税をもっと低くしなければ)、財界は何かというと生産拠点が海外に移転するぞ的な脅しをかけてきますが、TPPは様々な経済的障壁を撤廃し、今以上に資本移動し易くする協定なので、TPPに参加すれば、そういった財界の国民に対する脅しをより一層増幅・強化させる事になります。
今でも財界・グローバル資本の顔色を窺いながら社会のルールを決定していますが、TPPに参加したら財界が直接脅しをかけなくても、今よりもっと財界の顔色を窺いながら社会のルールを決定しなければならなくなります。それゆえTPPに参加すると、人々がグローバル資本の奴隷になってしまうとも言えます。だからこそ財界はTPPに参加したがっているのでしょうが。TPPは新自由主義的な協定ですが、新自由主義における「自由」の意味はグローバル資本などの経済的強者が好き勝手な事をする自由です。

早いもので、2013年も折り返し地点を通過。
あと半年、せめてなんとか、
ほんの少しでもいい年にしたい、と改めて思います。
まずはもうまもなく、参院選です。

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