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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.387

130626up

6月19日から25日に届いたご意見から

■時々お散歩日記 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

理想主義ではなく現実の取り組み

鈴木耕さんは国連に《「不戦条約」の締結を提案し続ければいい。 こう書けば、世間知らずの理想主義とかネット右翼用語らしい“脳内お花畑”などという批判(というより揶揄)がなされるだろう。だが、行きづまった世界の中で、このような明確な不戦の訴えは、必ず一定の評価を受けるはずだ》と述べた。
私は懸念には及ばないと思う。武力で紛争を解決するなという理念は、現実の取り組みとして行われ、国連平和維持活動(PKO)は平和維持隊(各国部隊で編成)による停戦監視・兵力引き離し、停戦監視団(原則として非武装の軍人で構成)による停戦監視といったものが伝統的であるが、文民警察活動や、選挙、復興・開発、組織・制度構築を含む行政的支援活動も行われている。1988年には国連平和維持活動に対してノーベル平和賞が贈られている。
一方、2001年にアメリカが武力でタリバーン勢力の制圧を目指したアフガン戦争は2013年になっても終結していない。

■南部義典「立憲政治の道しるべ」 について

林 俊成さん(64才・男性・千葉県)

国民投票法の見直し要求運動をすべきだ。

国民投票法審議の公聴会で、私の所属する9条の会のメンバーの一人が陳述をしました。その陳述を練り上げるために、私を含めて5人で、熱い論議をしました。公務員の運動についても積極的に認めるべきであると陳述しました。
でも、どうしても譲れないのが「有効投票の過半数」です。最低投票率も定められていません。全有権者の2割程度の賛成で憲法改定が決まってしまう等全くおかしい。
既成事実ということではなく、見直しを要求していくべきではありませんか。問題は96条だけではありません。

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

丸味全くなしさん(73才・男性・山形県)

東京電力の言う第三者機関って

DAYS JAPANの7月号での発言を読みました。
この写真月刊誌って2004年から読んでる(見てる?)けれど、原発、憲法等、国内の問題も、イスラエル・パレスチナ問題等の国際問題も広く、深く取り上げ、国内の報道機関だけでは知る事が出来ない事柄を教えてくれる貴重な情報源です。伊藤真弁護士の自民党の改憲についても掲載されておりました。
ドキッとしたのは、編集長交代という記事です、マガジン9に参加している方、どなたか次期編集長を目指して頂けませんか、誰もいないと「廃刊」になります、日本の「ジャーナリズム」の手痛い敗北です、お願いします。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 一起さん(63才・男性・大阪府)

衆議院の選挙制度の改革について(12)

選挙制度に関係してもう一つ改めて欲しいことがあります。それは被選挙権と選挙権に関してです。
被選挙権については、衆議院に立候補する場合に300万円を供託しなければならないというハードルがあることです。売名行為を防ぐためというのが大きな理由の一つらしいのですが、この金額は年収200万円に満たないような人には、絶望的な金額です。なんらかのハードルを設けなければならないとしても、金銭的なものは避けるべきです。
選挙権についても、例えば北海道や九州から上京してホームレスになってしまった人が、衆議院選挙があるからといって、帰って投票することができるでしょうか。これも金銭的なハードルです。今の技術なら、全国どこの市区町村の役所に行っても投票できるシステムを構築することは、困難なことではないと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

非戦こそ誇りさん(男性・千葉県)

ゾッとする程幼稚で無教養、更に自己抑制能力を欠いた極右政治家が、権力の座に返り咲いた事に、掛け値なしの恐怖感を覚えています。この国が1940年代に逆戻りしてから「こんな筈じゃなかった」と泣きベソをかいても、もう手遅れ。今のうちに何とかしないと。再び「マガ9」を、強力に支援します!! 頑張って!!

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(44才・男性・東京都)

TPPについて(その40)

社会的費用とは失業、過労死、うつ病、自殺、大小の暴力、公害など、政府や企業がある施策を行う事によって発生してくる人々の苦しみや痛みのコストです。社会関係資本とは簡単に言えば人々の他者や社会に対する信頼で、社会秩序をアノミーへの転落から守るものですが、新自由主義的政策は社会関係資本を枯渇させる作用があります。文化資本とは人々の精神の土台を形成するもので、市場的価値だけに換算する事はできませんが、新自由主義は文化も全て経済資本の論理に還元しようとします。
社会は経済だけで回っているわけではありません。TPPなどの新自由主義的政策のように社会的費用や社会関係資本や文化資本を全く無視して、経済資本の論理【経済効率と利潤追求の論理】だけで政策を考えていたのでは社会は徐々に崩壊していきます。社会のベースの崩壊は大陸の移動と同じく感知できないままに進行するので、その長期的な最も恐るべき効果は目に見えません。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 鷹男さん(47才・男性・愛媛県)

本を書きました(Kindle版のみですいません)

共産主義の説明の本を書いてくれ、と5年前に持ちかけられ、執筆しました。二十数年考え続けたことを書くのに3年要しました。題名は『指導という名の欲望』で、日本左翼が大衆に受け入れられない理由を書き、その打破方法についても提案しました。現在、Amazonからの電子出版のみとなっています、憲法9条の活かし方についても書いています。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

自民党に投票する、あるいは選挙に行かない人について

自民党に投票する、あるいは選挙に行かない日本人を「無責任で愚かな大衆」と批判するリベラル・革新派の人は少なくないでしょう。しかし厳しく批判する人の言葉もまた他人から吟味され、無言の内に厳しく批判されているという可能性は皆無なのでしょうか?
ごく一般的な、大して政治に興味のない態度を示す人でも、恐ろしいほど他人の言葉を吟味し、それを言葉で表現するしないにかかわらず手厳しい批評を下しているからこそ、世間というものはコワいものなのです。「愚か者」のレッテルを貼り付けて侮蔑する態度をとる人間は、そのような世間のコワさから逃げ、自分に甘えているだけの拙いやり方をしているかもしれません。
最悪の想定をしながらも逃げず、絶えず自らの姿勢を自問自答し、研磨し尽くした最上の言葉でもって世間を動かす。そのようにして参議院選までの残り1ヵ月を己の全身全霊を費やす覚悟が無ければ、自民党の圧勝を覆せないかもしれません。

東京では日曜日、都議選がありました。
自公の圧勝という結果もさることながら、
予測されていたとはいえ投票率の低さに沈んだ気分に。
参院選まであと1ヵ月、
どうすれば投票率は上がるのか? についての 
ご意見もお待ちしています。

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