マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

「マガジン9」トップページへ「みんなのこえ」バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.386

130619up

6月12日から18日に届いたご意見から

■この人に聞きたい 佐々木るりさん について

大瀧由紀子さん(68才・女性・福井県)

鎌仲監督の講演を聞いて

この間から鎌仲監督の『内部被ばくを生き抜く』のDVDで小さな上映会をあちこちでやっています。今まで「原発」にあまり関心のなかった人たちに見てほしいと思い、また折角作ってくださったこのこのシステムを利用しない手はないと思い頑張っています。
先日の「母親大会」で初めて監督の講演を聞きましたが、生々しいイラクでの体験などもあり、あっという間に1時間が過ぎました。映画は『ミツバチの羽音と地球の回転』。私はこれが3度目でしたが、ドキュメンタリーは何度見ても新たな発見がありますね。『内部被ばくを生き抜く』の佐々木さんの取材もとてもよかったので、一人でも多くの方に観てほしいと思い、投稿しました。

■この人に聞きたい 佐々木るりさん について

ワグナー橋本 真澄さん(58才・女性・海外)

佐々木るりさんのインタビューを読んで

私はスイスの「アジサイの会」という脱原発グループのメンバーです。
原発事故以来、日本の政治への不信感を募らせ、ネットで情報を集め拡散したり、ヨーロッパの他の邦人脱原発グループと連携して英独仏伊の4ヶ国語に翻訳、映画上映会や集会を開いたりしています。日本のマスメディアが報じない真の福島を世界に知らしめてゆくことと日本の中の日本人に情報提供してゆくことはとても大切です。これからも頑張ってください。応援いたします。

■マガ9対談 鈴木邦男さん×中島岳志さん について

和み柳さん(40才・女性・千葉県)

鈴木邦男さん、中島岳志さんの対談を拝読して

鈴木邦男さん、中島岳志さんの対談、私には大変興味深く、この場(マガジン9)でなければ得られないものを教えていただいたように思います。
ちょうどビクトール・フランクルの『それでも人生にイエスと言う』を読み始め、冒頭、「どのような場であれ(収容所長であろうが、囚人であろうが)、結局は一人ひとりが自分の責任で人生にどう答えを出すか、どのように生きるか(人間の尊前をを自分が大切にしているか)」が問われるのだ、と言うところがありました。
お二人の話の中に、立場ではなく、その中で本当はどのような人間なのか、が語られていたように思います。枠にはめて思考停止しないよう、気をつけなくてはいけないと感じました。
これからも幅広い立場の方の対談の企画を読みたいと思います。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

チャクルさん(44才・女性・兵庫県)

日本の今後を考えると生きる気力を失います

森永さんは政治経済に詳しいだけに、辛くなることはありませんか? 
私は昨年末22年間勤めた会社を退職し先月結婚しました。現在専業主婦のおかげで精神的・時間的に余裕ができ政治経済、日本の現状を新聞などで知ることが出来るようになりました。が、知れば知るほど日本の未来が不安でたまらくなります。さらに中・韓国との関係に腹が立つやら日本の腰抜けの対応に情けなくなるやらでもう耳や目を塞ぎたくなります。
どんなに憂いて何とかしたいと思っても、ただの一国民で何の力もない自分にはどうすることも出来ないことが歯がゆいです。唯一の救いは自分に子供がいないこと。こんな日本に子孫を残す気にはなれません。子供が可哀想です。自分の死んだあとはどうにでもなってくれ、と開き直ることが今の唯一の平常心を保つ逃げ道です。
森永さんはこんな日本の現状が分かるだけに苦しくなりませんか? 心情をどのように平静に保っていますか?

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

将来の世代を考えるさん(61才・男性・神奈川県)

消費税増税について

先日森永先生の「日本経済動向について」のセミナーに参加して、先生の話を聞かせて頂きました。その中で、消費税増税は、復興需要で良くなった景気を悪くするので、絶対反対だと言われました。
ただ、日本の1000兆円に上る借金を考えると増税はしかたないと思います。また、ご存知のように、日本の国民は、世界に比べると税負担が非常に少ない国と思います。将来の世代を考えると、今の世代の人のやるべき事を、批判されても良いのではっきり言った方が良いと思いますが、如何でしょうか。森永先生の財政健全化についての意見をお願いします。

■雨宮処凛がゆく! について

うまれつきおうなさん(42才・女性・兵庫県)

大阪の母子餓死事件

保護制度改悪でこういう事件が増えるのではと心配だ。不正受給対策らしいが私はむしろ件数はともかく(受給者自体減るため)不正受給の割合は増えるのではと懸念する。
なぜなら他の、例えば試験等では、門戸が狭まるほど真面目一辺倒の一般人は不利になり、資金をかけたプロばかりが幅をきかす話を耳にするからだ。一時の感情での改悪は困窮して駆け込んできた一般人を死に追いやる一方、騙す気満々準備万端のサギ師を排除する効果は薄いと思う。
生活保護バッシングの合言葉は「努力した者が報われる社会」だが、個人よりシステムが金科玉条の日本の風土(原発事故対応を見よ)で、貧乏人をより貧乏にしたからといって努力が報われるようになるわけではない。自民党の政治家らに、努力に報いる公正なシステムを作る気は無いのは明らかだからだ。

■マガ9レビュー について

TokiNoKawaさん(49才・男性・愛知県)

日米地位協定入門

「本当は憲法より大切な」というタイトルは、日米関係における実態をよく表している。
だが、憲法よりも上位に存在する二国間協定などがあってはならないし、米国および日本の国民で存在するなどと思っている人間は、日米安保村の人間以外、存在しないであろう。かつ、自国の憲法を無視し、違憲状態のまま自国の政治を行なっているなどということは、世界的に見て非常に恥ずかしい限りだ!
米国は、既に米軍基地を撤退させたフィリピンにおいても、自国の国益(つまり米国企業の利益)を守るために、憲法違反となる米国軍の駐留をフィリピンに押し付け、好き勝手している。このような「世界の恥」ともいえる米国に従属するしかない日本の政治家が、日本の国民のことを考えて政治を行なっているとは到底思えない。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

敗残者さん(39才・女性・山口県)

このまま自民政権だと、完全に怖いですね

今、問題になっている、憲法改正案、一般の国民にはよく理解できない言葉を使い、国民に理解させないまま変えようとしているとしか思えません。今までの自民党政権下での失敗をすべて民主党に押し付け、派遣切りなど「弱者は死ね」という弱肉強食政策をすすめておいて天下りなどの無駄をし続けて、人が完全にはコントロールできない原発を安全と主張するなど、今更…と思うことを言う人たち。国民を支配し、自分たちの利権を守ろうとしてるとしか思えません。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

佐野 一起さん(63才・男性・大阪府)

衆議院の選挙制度の改革について(11)

最初に当選得票数を20万票と例示しましたが、それは有権者数約1億人を500議席で単純に割っただけで、本当はもっとハードルを下げる方が良いと思っています。
昨年12月の選挙では投票総数が約6千万票なので、20万票で割るともっとも多くても300議席になってしまいます。実際にはきちっと20万票と言う訳にはいかず、25万票を獲得してしまう候補者も出てきます。それに、わずかに届かない候補者や数万票の候補者も数多く出ると思われるので、当選できる候補者は200人から250人くらいではないでしょうか。
ぼくは衆議院議員はもっと多数居た方が良いと考えていますので、10万票くらいで当選で良いと思います。それで当選者数は400人から600人くらいになるのではと考えます。
たとえ議員数が増えたとしても、本当に我々のために働いてくれる議員なら少々多くても納得できると思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ベスタムさん(58才・女性・大阪府)

原発輸出反対について

日本の電力会社が全社手をつないで原発を輸出しないことを決議するべきだと思う。地震の多いトルコに輸出するのは赤ちゃんに対して毒物を輸出するようなものです。人命を第一に考え平和で安全な地球を築いてほしいです。リスクが大きすぎるし高い原発の技術を伝えることも原発拡大につながります。日本国内では原発縮小、世界へは原発輸出拡大では地球の問題は解決しません。全世界でやめていくべきです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(44才・男性・東京都)

TPPについて(その39)

新自由主義とは何かという事が分らなければTPPとは何かという事も分らないかもしれません。新自由主義とは何かという事を知る上で私のお薦めの著書はP・ブルデュー著『市場独裁主義批判』です。
新自由主義とは簡単に言えば、金融市場と貿易の無制限の開放、資本の諸権利の強化【ISD条項など】、市場原理主義(既得権益叩き)【徹底した経済的規制や労働規制の緩和、公共部門の商品化(官から民へ)】、小さな政府(既得権益叩き)【公共支出、特に社会保障の削減】、自己責任主義【様々な社会問題の個人化】の徹底、税制のフラット化などで、新自由主義的な政策を行った国々は例外なく格差と貧困が拡大しています。
また、グローバリズム的政策によって国の経済主権(経済的フリーハンド)が大幅に縮減し、結果、グローバル資本(資本の力学)がもろに人々を支配し、搾取をしたり、人々の生活や文化や人間の尊厳や社会的連帯を破壊していくのが新自由主義です。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(73才・男性・三重県)

現憲法は個人の尊厳を大切にする

カトリック長崎大司教区平和推進委員会、県九条の会、宗教者九条の和、ながさき9条フェスタ実行委員会は6月16日、カトリック長崎大司教区の高見三明大司教を招き、憲法学習会を開いた。高見氏は、憲法が危機的状態にあることにふれ、「平和の基礎は『人間の尊厳』に崇高な価値がある。戦争は一人ひとりの人格を損なうもので、軍備競争をやめて相互の信頼の上で平和はつくるべきです」と訴えた。
現行憲法は個人の尊厳を尊ぶことを基本に置いている。派遣社員の33歳のある男性は福井県の高校を卒業後、東京で派遣のシステムエンジニアとして働いた。正社員になる話もあったが適わず、昨夏からは大阪に。派遣で稼ぎ、仕事を失うと蓄えを崩す生活が続く。しかし彼は、ネットで保守系政治家の政治や社会の欠陥は今の憲法も原因とする主張に同調していた。閉塞感を利用したこの主張は全く事実に反する。このような主張に惑わされないよう現行憲法を宣伝しなければならないと思う。

高市早苗・自民党政調会長が、
「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」と発言。
住まいや仕事を奪われて自ら命を絶った人、
そして避難生活で体調を崩して命を落とされた人たちの存在を、
どう考えているのか。
「問題ない発言だった」と擁護する他の自民党議員に対しても、
怒りがこみ上げます。

ご意見はこちらから

googleサイト内検索
カスタム検索
マガ9のメルマガ
メルマガ9

↑メールアドレスを入力して、ぜひ『メルマガ9』にご登録ください。毎週、更新ニュースを送らせていただきます。/Powered by まぐまぐ

登録解除はこちらから↓

マガ9のブログパーツ
マガ9ブログパーツ

「マガジン9」の更新項目がまるわかり!ぜひ、あなたのブログにも設置してください。