マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.373

130313up

3月6日から12日に届いたご意見から

■伊藤真のけんぽう手習い塾リターンズ について

梅津弘子さん(72才・女性・神奈川県)

憲法

自民党の憲法草案を勉強して、みんなにその恐ろしさを広めていかなくてと思っています。
各条項に沿って分かりやすく論破? 出来るテキストはないでしょうか?

■時々お散歩日記 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

第127回にあった鈴木耕氏の大疑問に、マスメディアに代わって不肖ながらアニメおたくが回答してみる。(その2)

《疑問3への回答》
「原発は嫌だ。だけど自民党の復興政策には期待している」
先週、私が震災被災地を回り、現地の人々から直接聞いた言葉であるが、最近の原発と政治に関する世論調査の結果を描写した言葉であろう。
最近の脱原発の潮流には福島原発事故という根拠があるように、安倍政権への高支持率も根拠があり、世論調査は単にそれを冷徹に数字で示しているにすぎないと私は考える。
そして放送法にも規定されているように、我々には「知る権利」がある。
世論調査という代物に弊害があり、イタリアが選挙でそれを規制しているというのならば、そのイタリアの選挙制度が日本よりも優れていることを合理的に立証し、世論調査がもたらす我々の「知る権利」を奪うことへの対価を示さなければならない。
とはいえ、もし体制側が鈴木氏と同じ論理で原発に関する世論調査を規制したのならば、鈴木氏は非難の声を上げるのではなかろうか?

■今週のマガジン9 について

春夏秋冬さん(男性)

領土問題は笑える問題か?

3月6日付のトップページ、「国境を笑ってみよう」芳地隆之氏。

>領土問題では一歩も譲歩しない、というのが今のところの日中政府双方の姿勢です。ただ、為政者ではない私たちは、とりあえず国境のもつ「変」を笑ってみる。そこから始めてもいいのではないでしょうか。

正直、目を疑いました。オリンピック招致でさえ候補地の支持率が問題になるというのに。領土問題には国民すべてが毅然とした対応をとることが必要でしょう。とりわけ為政者なら当然のこと。
もちろん、芳地氏が漁業権を奪われたたり、拿捕の恐怖に怯えながら操業する漁業者、先祖の墓参りさえ自由にできない北方領土出身者を「笑ってみよう」という立場ならやむを得ませんが。

■今週のマガジン9 について

ピースメーカーさん

笑えないナショナリズム

芳地氏の軽口は拉致被害者を考えれば不謹慎だが、逆に芳地氏らリベラリストの余裕の無さを示しているように思えた。
「現実主義者が犯しがちな最大の過ちは、相手も現実的に思考し、バカな真似をする筈は無いと思い込むことである」との名言があるが、ナショナリズムはそのバカな真似をする最大の要因であり、中国国内にそれが渦巻いている状況に「もはや笑うしかない」と現実逃避的な心境に陥っている感がある。
問題の解決法は領土や靖国問題で譲歩する事でも、歴史認識問題で近隣諸国の言いなりになる事でも無い。むしろそれが解決法だと思い込み「火に水をかけたつもりが、ガソリンをかけてしまった」状態に陥ってしまったことを直視し、新たな解決法を模索しなければならない。
近隣諸国との相互不信が加速する中、領土問題があるにも拘らず唯一の例外として日台関係がある。台湾という国の姿勢を学び、それを東アジアで普遍化させる事は極めて重要であろう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

とりさん(男性)

国のありかた

1つの国に複数(2つ、もしくはそれ以上)の政府が並存する社会づくりを目指しませんか? “1国家1政府”という国の有り様は限界がきていると感じます。
複数の憲法、複数の法体系、複数の政府、これらを自分の思想・信条に従って自由に選択できる社会が私は欲しいですし、そういう社会を後世に残したいです。
今から準備をしていけば50年後くらいには実行に移せるのではないかと考えているのですが。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

向かい火さん(43才・男性・東京都)

「表現」と「表出」(その5)

『TPPがなぜダメなのか』その3 米 P/CTZN ロリ・ワラック氏(貿易担当)
http://www.youtube.com/watch?v=eiLuxx-ga8Y

日本と米国とでは文化も国民性も立場も利害も社会制度も社会状況も全く異なるのにも拘らず、上記動画のワラック氏の主張は日本人の私が拝聴しても、私は説得力があると感じました。TPPの本質(主要構造、核心)が的確に捉えられていて、かつその本質が米国人にとって他者【(文化的、立場的)異者】である日本人にも理解されるようにうまく(分り易く)表現されていると思います。さすが欧米人は「表現」能力が高いなあと思いました。もっとも、民主主義や主権といった価値をあまり重視していない方々は、ワラック氏の主張は説得力がないとお感じになるかもしれませんが。
TPPに関しては、私はみんなのこえvol.309〜vol.335で私見を述べました。私の主張は説得力がないかもしれませんが、もし、宜しければご覧下さい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

あさつゆさん(49才・男性・千葉県)

国防より被災地復興を

自民党政権が復活し、日米同盟だ、極東での国防だ、と騒いでいますが、今、国の優先課題として必要なのは被災地の復興ではないでしょうか。
反原発の立場の人達は福島のことをよく話題にしますが、被災地はとても広い範囲にわたり、三陸から宮城、北茨城でも震災の影響は深刻です。もっと福島以外の地域についてもバックアップを訴えて欲しいです。公的援助もなく活動しているNPO法人の方々にもっとエールを送って下さい。原発問題にしても、東電任せではなく、政府の責任での自衛隊の派遣をさらに要求してもいいのではないでしょうか。
廃炉にはさらに時間がかかりますし、東電の幹部が左うちわで無感覚であり、各種子会社の職員が過重労働を強いられている現実に目を向けるべきだと思います。彼らを組合を持たぬ労働者として見過ごすことには違和感を感じます。震災の影響をもっと広範囲で考えてみませんか?

東日本大震災と原発事故から2年。
「このままの社会の在り方ではダメだ」
多くの人がそう思っただろうあのときから、
私たちの社会はどんな方向に進んできたのか。
ここからどうしていけばいいのか。
改めて振り返る機会にもしたいと思います。

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