マガジン9

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.364

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12月26日から1月8日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく! について

amano0774さん(70才・男性・京都府)

総選挙

総選挙の結果についてそのとおりだと思います。戦後最低の投票率からわかりますように、国民はしらけたのだと思います。自民の復活、胡散臭い維新の躍進が報道され、選挙に対して興味を失ったのでしょう。自民が多数になったが、原発、消費税増税、憲法について国民が判断を示したのではなく、これからの運動が鍵になると思います。
これからもマガジン9で、発信できない、様々な人の声を代弁してください。また、雨宮さんのような若くて能力があり、有名な人の発言は社会的影響力もあるので、弱い立場の人たちの声を社会に訴えてください。

■雨宮処凛がゆく! について

小林由美さん(53才・女性・新潟県)

お任せ民主主義からの脱却

処凛さんの「諦めない姿勢」に元気をもらった。それにしても、自分の頭で考えない日本人のいかに多いことか…と嘆息せざるを得ない。これは間違いなく戦後民主主義教育の失敗だ。この先100年を見据えるなら、「教育」はとても大事だ。しかし安倍政権はその教育に手を付けようとしている。放っておけばさらに悪い方向へと進むだろう。
こうなったら教育を文科省に任せっぱなしにしておいてはいけない。市民力、地域力が必要だ。幸か不幸か地方自治体は財政難から学校ボランティアなどを多用し始めている。市民はどんどん学校に入ろう。そして精神疾患などで休職・退職者が増えている学校現場をかき乱すのではなく、外から支え、「民主主義」が子どもたちに正しく教えられているかを教員たちとも手を携えて見張っていくべきだ。

■雨宮処凛がゆく! について

鳴井勝敏さん(72才・男性・青森県)

改めて、選挙結果に思うこと。

『閉塞感が強まれば強まるほど高まる「さっさと誰か決めてくれ。ただし自分の思い通りに」という思考停止』と指摘する雨宮さん。関心を装う無関心層が増殖し続けている様だ。景気が良ければ良いで政治に無関心。景気が悪ければ悪い程「寄らば大樹の陰」。そもそも政治の主人公は自分達だという意識がとても希薄な国民であるということが言える。
原因は「自立心」を醸し出す土壌が日本には少ないということが言えるのではないのか。つまり、幼少の頃から、家庭、学校で、人と同じように生きるメリットを叩き込まれてきた結果と映る。その結果、空気を読み、情緒的判断で投票行動を採ることは充分に考えられることだ。この様な傾向は、所得格差、教育格差を通じて一段と強まることが考えられる。  
「自立心」を醸し出す土壌をまず教育の力で造成しなければ、今回の様な選挙結果を幾度も繰り返す様な気がしてならない。

■雨宮処凛がゆく! について

脂袋の寝たきりさん(45才・男性・愛媛県)

雨宮さんの勇気ある政治情勢のつかみ方に敬服し、賛同します!

雨宮さんの容赦ない政治情勢のつかみ方に心から敬服します。よく闘われました。これからも共に闘います。自分の知り合いを貧困に蹴落とし、軍事会社に連れられて、絶海の孤島でよくわからない兵器を使う、集団的自衛権行使に陥れることだけは絶対に阻止しましょう。

■雨宮処凛がゆく! について

うまれつきおうなさん(41才・女性・兵庫県)

改めて、選挙結果に思うこと。

記事を読んで「ああ、うちの父だけじゃないのか」と思った。父は筋金入りの自民支持で、今回も自民に投票してたので「安倍は軍隊を作ると言ってるぞそれでいいのか?」と問うと「日本は戦争できないよう決められている」とノホホンと答え、あぜんとさせられた。どうも<お米はやっぱりコシヒカリ>程度の認識しかないらしい。
身内贔屓かもしれないが、これは意識の高低というよりも、伝統的価値観に根があるんではないか、と思ってしまった。権威、武家なら強い奴、公家なら偉い奴のいうことに従うのが美徳、自分の考えを持つのは謀反人。この考え方を変えるには王様の首を切るくらい覚悟がいるだろうが日本には無理だと思う。政治が語れないのは過激派のせいではなく、語れた時代が特殊だったのではと思う。

■雨宮処凛がゆく! について

琵琶玲玖さん(83才・男性・北海道)

国民共同戦線の構築を!

1.日本国憲法は、押し付けられた憲法ではありませんが、日本国民の大多数にとっては、戦いとった憲法ではなく与えられた憲法であったことは事実です。そこに“お任せ民主主義”が生じました。
2.そこで、“憲法を暮らしの中に活かす”を合言葉に、革新統一戦線が結成され、京都蜷川、大阪黒田、東京美濃部等の革新知事を誕生させ、その住民は国民過半数を占めるに至ります。
3.ところが1980年、社公合意で、社会党の右旋回が始まり、この運動は挫折します。労働運動も、総評から連合へと右傾化を強めてゆきます。
4.国民共同戦線は、脱原発、脱消費税、反オスプレイ・普天間、反TPP,反貧困・格差、反差別・イジメ、反独裁・憲法擁護・民主的選挙制度の実現の紫陽花七色革命を目指して、2012年3月11日に誕生しました。
5.申し合わせ
*上記7項目の政策・要求の承認。
*「排除の論理」は取らない!
*対等平等を貫く!

■雨宮処凛がゆく! について

佐藤 葉子さん(21才・女性・神奈川県)

記事の内容について

「選挙」というものの「結果」がなにを意味するのかを御存じですか。
選挙に行かなかった人が多数いたものの、選挙の結果は民意です。日本の民は自民党を選び、自民党が国のトップです。
反政府の感情も悪いとは思いませんが、程度が過ぎると不快感を覚えます。そんなに日本が嫌なら出ていけばいいのになと思います。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

ヤナヒデさん(71才・男性・長野県)

「国益・公益」に騙されるな

よく「国益・公益」という言葉が使われる。この言葉は概ね力や権力をもつものが多用する。一般市民は勝手に、或いは何と無く自分もその利益の一部を授かることが出来るように思ってしまう。こういう言葉を用いた施策や政策には、注意した方がよい。
日本の時代の雰囲気は今、昭和初期のそれによく似ている。あのような忌まわしい時代を絶対に繰り返してはならない。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

19450815さん(28才・男性・東京都)

自民憲法改正案

自民党憲法改正案。前文読んで絶句。
「公共の福祉」と「公益・公の秩序」の言い換えはまるで条文の意味が正反対になります。「個人」と「人」の言い換えも然り。少数者も含め国民の生命や財産など権利をまもる、といった意思の希薄な憲法案です。
財産権の項目の「犯してはならない」を「保障する」って…。会社勤めの人間からすると「社員の財産を犯してはならない」を「社員の財産を保障する」って言い換えてみるとよくわかりますが、厭な感じです。ブラックな中小企業のオーナー経営者の「社員は生かさずころさず」って本音を法律に作り変えた感じです。
小選挙区制で支持率3割程度の世襲議員ばかりの政党が、過半数とって権力を振り回す社会でこんな憲法になったらたまりませんね。大日本帝国憲法を通り越して江戸時代に逆戻りでしょう。だったらついでに…公務員と政治家の汚職は極刑って条文を入れて欲しいものです。

■柴田鉄治のメディア時評 について

平和を愛するゲーム・アニメおたくさん

優れた批判よりも公平な姿勢こそが、国民の「知る権利」にもっとも適切な役割を果たす

アニメおたくでも判る道理だが、今回の衆議院選においてマスメディアが選挙前に自民を批判しなかったのは適切であった。
まず、マスメディアは自民党を批判しなかったが、民主党や第三極や革新政党なども批判しなかった。そして自民などの巨大政党だけでなく、第三極や社民や新党大地などの少数政党にも均等に公開討論の席を与え、出演した各党代表は巨大政党と同じ条件で自身の主張なり他政党の批判なりを国民の前で論じる権利(と義務)を与えられたのだ。そして自民党は圧勝した。
それはマスメディアの責任ではなく、自民党に対抗する民主党や第三極や革新政党の主張や批判の説得力の無さが原因ではないのだろうか? マスメディアがいかに「原発の争点隠し」に加担しようとも、第三極や革新政党は公平な土俵で原発を争点として自民批判を実際にしていたのだ。今回の自民圧勝の原因をマスメディアに帰結していては、次回の参議院選も自民圧勝に帰結するだろう。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

ピースメーカーさん

この「優しくない」世界の中で…

第115回で日本人に対して「優しさ」を要求する鈴木氏の姿勢は、第110回で「愛をセーブする淡白で冷たい男」と自称した姿勢とは矛盾すると私は思う。
さて、この世界は兎角「優しくない」。北朝鮮は拉致問題で明らかに日本に「優しくない」し、中国や韓国も領土問題で「優しくない」。中国はチベットやウイグルに「優しくない」し、ベトナムは中国や韓国に「優しくされない」。米国はキューバに「優しくない」。ドイツはユダヤに「優しくなかった」が、ユダヤはパレスチナに「優しくない」。そして日本赤軍はユダヤに「優しくなかった」。
こんな「優しくない」世界だと我々は知ってしまった以上、日本人に対して「優しさ」を求めるのはナンセンスであり、「優しさ」は個々人の資質と環境に依存すると諦観すべきである。
そして、中国や韓国、米国やユダヤにへつらい、チベットやウイグル、ベトナムやキューバやパレスチナを無視する人間は「優しくない」人間である。

■B級記者どん・わんたろう について

向かい火さん(43才・男性・東京都)

分断統治について

分断統治とは支配層が被支配層の利害を対立させ、被支配層が連携や連帯や団結をして支配層に刃向って来ないようにするための、支配層の最もオーソドックスかつ効果的な支配戦略です。例えば、インドのカースト制度や日本の江戸時代の士農工商的身分制度は分断統治の典型です。現代社会においては個人主義もある種の分断統治と言えるかもしれません。
弱者どうし、被支配層どうしの足の引っ張り合いが典型ですが、被支配層が無自覚的に自ら分断統治的状況を作り出してしまう事もよくあります。内輪もめや足の引っ張り合いは日本の左派・左翼のお家芸ですが、左派どうしが足の引っ張り合いをして自滅し、支配勢力や保守勢力が労せずして漁夫の利を得るというのが、これまでの日本の政治・社会運動の歴史でよくある黄金パターンです。
支配層の不当・不正・不公正な暴力や抑圧に抵抗しようとされている方々は、分断統治には十分に気をつけられた方が良いと思います。

■伊藤塾・明日の法律家講座レポート について

森正樹さん(49才・男性・東京都)

孫崎氏への不満

尖閣はとにかく日本が百年以上実効支配し、数十年日本人が住み着いていた土地です。最近では1950年代に中国自身が尖閣は琉球(従って日本)の一部だと認めた外交文書が存在するという報道もあるのに、なぜ日本に不利な材料を強調するのでしょうか?
尖閣問題は日中の接近を望まないアメリカの思惑や法律論より、西太平洋からアメリカを追い出したい中国の海洋戦略や多極化という歴史的文脈で見ないと、木を見て森を見ない議論になります。共産党独裁の中国と独仏のような関係や共同体を作るのは不可能で、日本は安全保障ではアメリカやその同盟国との関係を重視するしかありません。また北村淳『尖閣を守れない自衛隊』(宝島社新書)を読んで、巡航ミサイルの配備が急務だと知りました。僕は自国の平和や安泰のために軍事は必須だと考えるから、朝日の最新の世論調査で護憲派が多数だと知っても以前のように素直に喜べません。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

おしゃべりパソコンさん(40才・男性・福岡県)

今こそ新しい良識勢力の結集を!!

昨年末の総選挙の結果には、大きな不満と心配を抱いています。既存の革新政党は、旧態依然の論理にこだわり、今日の急を要する情勢に対応できているとは言えません。
そこでマガ9執筆者の方をはじめ民主的な著名人が「新党マガ9」として今夏の参院選比例に出馬いただき、新しい良識派の結集を目指すことを提案いたします。政権を取るわけではありませんから、当面の課題、つまり原発、消費税、TPP、護憲といったところで共同行動がとられれば良いと思います。新党を起爆剤に国民の中にある革新アレルギーを払しょくし、既存の革新政党とも連携していくことで、今後の大きな動きを呼び起こしていただきたいのです。ウェブマガジンを飛び出して、現実の政治を変革されることを、大いに期待いたします。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

宮坂亨さん(44才・男性・長野県)

伊勢神宮公式参拝は違憲だ

1月4日は東京ドームでプロレスの興行をやる日だが、毎年、総理や大臣や知事、その他の公務員が伊勢神宮を参拝してる。玉ぐし料を公費で払い、交通費を公費から出し、肩書書いて記帳すれば公式参拝だろう。これは信教の自由を定めた憲法20条に違反する。
このことを指摘する声は小さいが、やっぱ伊勢神宮がアマテラス=天皇とつながることからくるタブーがあるんだろう。伊勢神宮だろうが明治神宮・出雲大社・東大寺・聖イグナチオ教会だろうが公務員が公費で参拝すれば公式参拝となり、違憲ではないか? 右翼はどう思っているのか? 鈴木邦男さんの意見が聞きたい。

2013年が明けました。
「おめでとう」という気持ちにはとてもならない、との言葉を、
今年もあちこちで見かけました。
次の年明けは、もう少し明るい気持ちで迎えられますように。
そのために、わずかでも何かができますように。
そんな、少し気の早いことを考えています。

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