マガジン9
憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。
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みんなのこえ
vol.361
121212up
12月5日から11日に届いたご意見から■マガ9対談 中島岳志さん×想田和弘さん について
杢さん(62才・男性・栃木県)
TVの効果音について
特にNHKの担当者は何かの強迫観念に囚われているように感じます。以前制作の裏側を紹介する番組で、効果の工夫を自慢していましたが、最近のは受信料を払いたくなくなるくらいです。
ニュースでインタビューをごく短時間で切る手法も嫌になる。たまに切り損ねたようなインタビューの内容が、直後のキャスターのまとめと食い違うこともある。
■マガ9対談 中島岳志さん×想田和弘さん について
washiwashiさん(57才・男性・静岡県)
保守の保守たる意味を理解
非常に興味深い対談でした。
自分自身としては長い事「ラジカル・リベラリスト」を志向してきましたし、併せて最近は、気持ちのどこかで、加齢による保守意識を自覚していたものの、ここのところの国益や愛国を煽る政治家(扇動家)に何とも不信を募らせていたのですが、この対談を読むことで改めて得心できました。
そういえば一水会の鈴木邦男氏の(非常にまっとうな)所感をまとめた朝日新聞掲載記事を読むにつけ、まともな(政治意識を持つ)人間ならば、右・左にかかわらず昨今の政治情勢に危機感を覚えるだろうことも強く感じていただけに尚更でした。
選挙にだけは確実に行き、少なくとも胡散臭い連中にだけは投票しない事を自身に誓いたいですね。
■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について
MAKIKOさん(33才・女性)
こんにちは
子供と2人で避難して、1年4ヶ月過ぎました。福島も水俣病のようになるだろうと思い、少しですが調べてみたことがありました。
私の残りの人生も闘いになるのですね。わかっていても、何も動き出せず、避難先で生活することに精一杯の自分がいます。
でも、まだ、福島の事を気にしてくれる人がいるのだと思いました。
私に出来ること、私がしなければならないこと、正しい答えは、いったい、何なのか。いつも考えます。新潟から、いつも拝見しています。
おしどりさんは、レッドカーペットの時から気になる存在でした。まさか、こんなに、近くに感じる存在になるとは…と勝手に思っています。
一言、伝えたいことがあり、投稿させていただきました。
ありがとうございます。福島のために。きっと、つらいこともあるのではないでしょうか…。
これからも陰ながら、応援しております。
■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について
川嶋玄さん(54才・男性・東京都)
第54回
大変興味深い、そして原発の闇をえぐるような取材、素晴らしいです。これからも頑張っていただきたい。
■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について
おくってるさん(50才・男性・千葉県)
日本保健物理学会の許されない行為
OECD/NEAアジア会議の取材、お疲れ様でした。
日本保健物理学会が一般市民からの疑問を丁寧に詳しく回答する点は評価できますが、科学者であるなら、「わずかな被曝=安全」と結論づける点は、許されない行為です。彼らが判断基準としているICRP勧告でさえ年1mSvを安全基準値とは言ってません。
■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について
TokiNoKawaさん(49才・男性・愛知県)
国際会議での貴重な情報、ありがとう!
最近、更新がなかったので、「活動どうなってるの?」と思ってましたが、やはり大いに活動してたんですね。
この会議、表面上は国際会議の体裁を取っていますが、やはり原発推進主要国の原子力ムラの住民が集まって善からぬことを企む会議だったんですね。
コーヒーブレイクで聞き出した(ぶっちゃけた)、「この会議の裏の目的」が生々しい!
結局、12月のICRPの会議と合わせて、原発推進側が「福島原発事故後の対応方針」を協議する場ではないですか。
記者が絶対に記事にしない貴重な情報も、おしどりマコ・ケンさんだからこそ、ですね。
■B級記者どん・わんたろう について
うつうつさん(40才・東京都)
違和感をおぼえました
原発立地している自治体と同様、六ヶ所村が国や東電に怒りを覚えているのは理解できます。
しかし、彼らが被害者であるという視点は間違っていませんか? 六ヶ所の再処理工場の闘争は当時、とても過激でした。漁民たちは、みんな反対で漁船で反対運動をしたりして。それをおしきって再処理工場を建設して、今更、仕事がなくなることを、あるいは地元が不景気になることを懸念って、調子がよすぎます。
賛成した人は、福島の事故から自分たちの支持した判断は間違っていたと再認識して反省すべきです。その上で、雇用がなくなる対策を一緒に考えていくべきでしょう。
あれだけ危険性が言われていたのを無視して、その場しのぎで、お金だけ欲しがる自治体や首長、労働者は、とても虫が良すぎます。彼らは被害者ではないのですから。
■柴田鉄治のメディア時評 について
鳴井勝敏さん(71才・男性・青森県)
読売新聞は自民党の機関誌になったのか?
『日本の政界の「右傾化」について、海外のメディアがいろいろと警鐘をならしているのに、日本のメディアの感度は鈍いように思えてならない。』『戦後60年余に亘って日本政府が堅持してきた「集団自衛権の行使は認めない」という方針が、いとも簡単に崩れされようとしていることに対して、真っ向から批判するメディアが少ないのはどうしたことだろう。』
民主主義の実現には批判精神は欠かせない。しかし、メディア界のサラリーマン化が進み、批判精神が劣化しているようだ。
今回の総選挙、選挙後が怖い。憲法を破棄して核武装のシミュレーションをやれと主張する石原日本維新の会代表。「民意」の反映を「白紙委任」だ、「独裁」も許されると厚顔無恥に叫ぶ橋下同副代表。「現行憲法のままで集団自衛権の行使を認めよう」と主張する安倍自民党総裁。この両者が連立政権を組んだ場合、暴走は明らかだからだ。
■みんなのこえ について
TY生さん(72才・男性・三重県)
多摩散人さんへ 私の総括的な意見
武力保持とか、不保持を問題にするのではなく、武力に頼る外交を否定しなければと思います。今日の憲法9条を巡る核心的な問題は、憲法9条が禁じている集団的自衛権の不行使を守ることだと思っています。
私は多摩散人さんも肯定しなかったイラク戦争みたいな米国の侵略戦争に、日本が武力行使を伴って参戦しないようにした歯止めを失いたくはありません。
憲法9条の理念「武力で国際紛争を解決しない」を活かしていかなければと思っています。貴い人命を組織的に奪う戦争をしてはならないのです。
この理念に基づき、国際社会の調停により、最近はイスラエルとパレスチナの戦争が停戦となりました。
《戦争不放棄だから平和が守れる》のではありません。戦争という手段は平和を齎しません。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
マングースさん(男性・東京都)
「自主憲法」という表現のまやかし
「維新の会」の石原代表は、今の憲法は廃止して「自主憲法」を作るのだと言っている。同じく橋下氏も憲法を含めて日本の仕組みを変えるべきと言っている。自民党の安倍総裁も憲法改正と言っている。そんな主張があたかも国民の支持を得ているかのようにマスコミに喧伝され、今さら「護憲」を言う勢力は偏向左翼か反日勢力か既得権にしがみつく抵抗勢力かみたいに言われる空気がある。
しかし、現憲法を廃止してあとをどうしようというのか。現憲法では国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を謳っているが、これを否定してあとに何を作ろうというのか。単に自民党と維新の会が自らに都合の良いルールを作るだけではないのか。それを「自主」憲法などと、言葉を飾っても意味がないし、国民にとって何もメリットはないことを、朝日などの護憲マスコミはきちんと報道すべきだ。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
しんさん(47才・男性・神奈川県)
最近のマガジン9
私がマガジン9を見るようになったのは9条改正の投票をやった頃からです。
当時は護憲のスタンスを取りつつ、広く意見を募って、みんなでディスカッションなど賛否両方の側から活発に意見交換がされていて、非常に好ましく思っておりました。
ところが最近は、右傾化の風潮に対してかたくなになってしまったのかリベラル側からの一方的な意見発信が増えてきたように思います。多摩散人さんとTY生さんの意見交換などは当欄でやると当事者以外には分かりにくいのではとも思います。
投稿時点ではまだ総選挙の結果は分かりませんが、おそらく自民党中心の保守政権になるでしょう。安倍氏の国防軍論議も現実味を増します。
そんな情勢だからこそ、マガジン9には両サイドからの活発な論議を期待したいのです。
そういうコーナー、もう一度作ってみませんか?
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
梅田 恵子さん(57才・女性・福井県)
国防軍について
選挙では「B層」で流されている一般主婦です。支持政党が定まらず公約が信じられないし、もしも投票総数で議員定数が決まるのであれば絶対投票所には行かない! と思っている現在です。
ただ、尖閣のように毎日のように領海侵入の事態が続いている事に対しては 諸外国へのメッセージとして「今の現状では守る日本人も危険が大きすぎる為、もう少し踏み込んだ国防軍を考えている」というアピールはあるほうが良いと思うのですが…。自衛隊だから「災害地へ行くのも海外の戦地へ行くのも当たり前」では丸腰の隊員の方に申し訳ない気がします。
韓国の兵役とまでは申しませんが 高校〜大学へ行くまでの間に何か社会の為になるボランティアを経験させるような時間があっても良いように思います。他人の子ならOK、自分の子は別というのでは原発や基地立地の話と同じような気がします。
いよいよ総選挙。
どういう結果になるにせよ、後から振り返ったときに、
大きな歴史の転換点となることは間違いなさそうです。
未来の世代に「なぜ」を問われたときに、
どんな答えを返せるのか。
そう自分自身にも問いかけながら、一票を投じたいです。
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- 立憲政治の道しるべ/南部義典
- おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」
- 川口創弁護士の「憲法はこう使え!」
- 中島岳志の「希望は商店街!」
- 伊藤真の「けんぽう手習い塾」リターンズ
- B級記者、どん・わんたろう
- 伊勢崎賢治の平和構築ゼミ
- 雨宮処凛がゆく!
- 松本哉の「のびのび大作戦」
- 鈴木邦男の「愛国問答」
- 柴田鉄治のメディア時評
- 岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』
- 畠山理仁の「永田町記者会見日記」
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