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みんなのこえ

vol.357

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11月7日から13日に届いたご意見から

■この人に聞きたい 伊藤真さん について

鳴井勝敏さん(71才・男性・青森県)

伊藤真さんに聞いた

「国会という国家権力の最高機関に対して、正当性の根拠がないということを、日本の司法のトップである最高裁の裁判官が断定したことになります」「国会議員の中から総理大臣が選ばれ、総理大臣によってそれぞれの大臣が任命されます。更に裁判官が任命されます」「国会議員一人一人の正当性が、憲法的観点から「ない」ということになれば、全ての国家権力の正当性が失われます」
 この論理の流れは分かり易く、大方の人が理解出来る筈だ。しかし、入り口の「投票価値の不平等」がなかなかピンとこない人が多いのではないだろうか。「価値」が平等、不平等というように、「価値」を判断対象にすることに慣れていないからだ。「みんな一票ではないか。二票持っている人を見たことがない」と。加えて政治に対する無関心さはそのことに拍車をかける。
これは、知識を教え込む教育ではなかなか身につかないだろう。自ら学び、考える教育への転換が求められる。

■この人に聞きたい 伊藤真さん について

ひらひらさん(40才・男性)

選挙制度を改正してほしい

先生の意見に大変共感いたしました。
今の1票の格差問題の解決は、0増5減ばかり取り上げられていますが、必要なのは1票の格差を限りなくすことですよね。論点がすり替えられています。「やったふり」で乗り切りたいんでしょうか。腹が立ちます。マスコミは本質を報道しないんでしょうか?彼らも国会議員とともに既存権限にしがみつくためなのでしょうか?
それと個人的には選挙制度はもっと変えてほしいです。
この20年日本の地位が落ちたのは政治の責任によるところも大きいと思います。だから政治家を選ぶ方法=選挙制度を抜本的に改正してほしいのです。もっと広く人材が集まる制度にしてほしいです。供託金の廃止やインターネット選挙活動の解禁とか。
「そんなことしたら滅茶苦茶になる」という議員が出てくると思うのですが、その人に言いたい。「この20年、あなたたちが日本を滅茶苦茶にしたんでしょ」と。

■この人に聞きたい 伊藤真さん について

さくらさん

いっそのこと

いっそのこと、このまま選挙を行なって、違憲、選挙無効までいったほうが、政治家の目も覚めるのでは?

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について

drmasaさん(61才・男性・三重県)

文科省のプルトニウム調査データの緯度・経度から地名を割り出していった件。

一貫した姿勢に感銘します。応援していますので頑張って下さい!

■B級記者どん・わんたろう について

津田正顕さん(男性・滋賀県)

供託金の意義に対するコメント

【第30回】の記事を拝見し、コメントさせて頂きたく、ご連絡致します。
選挙出馬に対して足切りとなる制度は、必要だと考えます。多過ぎる候補者から最適な人を選択することは難しいからです。現在の供託金制度は、お金の量で候補者の本気度を測る制度ですが、生まれた家が資産家であれば、本気ではなくてもお金が用意できる等のケースが多々あり、非常に漏れのある制度だと言えます。
そのため、一定数以上の署名を集めることやインターネットで一定量以上の情報発信をしていること等の行動指標により、候補者足りえるかどうかを判断する制度に移行すべきです。

■柴田鉄治のメディア時評 について

久保田光さん(68才・男性・埼玉県)

1.佐藤元首相のノーベル賞は返上すべし

バックナンバーで当該記事をきょう初めて読み、同感です。ベトナム戦争でアメリカを支持した日本の首相が平和賞なんてマンガです。
ノーベル平和賞はほかにも授賞に値しない例があります。オバマ大統領の時がそうです。「核を減らそう」といったぐらいで授賞とはまったく理解できませんでした。

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

西澤 純一さん(49才・男性・神奈川県)

質問します

在日米軍を移籍する代わりに自衛軍の配置はどうでしょうか?
問題は憲法9条の存在です。戦争の永久放棄と侵略戦争の放棄の制定です。
今日、尖閣諸島や竹島の問題もあるように、隣国は侵略を繰り返してます。不戦の状態では現状とは合いません。あなたは自衛隊による配置は認めないお考えでしょうか?

■雨宮処凛がゆく! について

矢吹則之さん(53才・男性・兵庫県)

応援

更新を楽しみにしています。
言うに言えない悲しみがあります(仏教)。これは、どうしようもない。しかし、どうかしようがあることは、変えていかなければなりません(革命)。多くの人があなたに共感していると思います。

■みんなのこえ について

TY生さん(72才・男性・三重県)

多摩散人さんの主張を読んで

多摩散人さんは《TY生さんは「武力の保持とか不保持の立場に拘らず、」と言うが、「武力の保持」はあなたが理念として尊重する9条に違反するのではないのか》と述べている。
今日の9条理念の核心部分は、武力で国際紛争を解決してはならないということ。この理念の背景に侵略戦争を起こした日本の歴史の教訓がある。だから日本の領域外で武力行使をしてはならないのです。今日の国民意識では自衛隊を容認する人の中にも、憲法9条を守れという考えが多くある。
私は9条を守るためには、具体的に改憲勢力が憲法9条をどのような内容に変えたいのかに、理論的、運動的に対抗することが肝要であると思っている。
欧州で戦争を放棄し平和な環境を構築したEUがノーベル賞受賞で顕彰された意味はEUの理念が、世界が目標とすべきものとされたからだ。多摩散人さんの《戦争不放棄だから平和が守れる》という考え方は、この目標からずれていると言える。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

mugihoさん

いまだに自己責任

雨宮さんの引用も載っていますが、こういう記事→http://ameblo.jp/englandyy/entry-11196318614.htmlを見てどう思われますか。
日本では何だかんだで生活がうまくいっている人が多く、困っている少数派のことを想像できる人が少ないってことでしょうか?

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

森正樹さん(49才・男性・東京都)

ソフトパワーとハードパワー

今後の対中戦略については加藤朗氏の『今こそ和平演変戦略で中国の民主化を』という主張に説得力があります。「軍事力で対抗するよりも、今こそ中国の民主化を支援し和平演変により第二の天安門事件を起こし、中国共産党独裁政権を内部から打倒することが何よりも有効な対中戦略である。(中略)具体的には、自由と民主主義の素晴らしさを中国人民とりわけ反日教育を受けた若い世代に伝えることである」。日本を世界で最も好感度の高い国にしているソフトパワーを対中戦略に生かすのは、9条の精神とも合致します。
ただしソフトパワーはハードパワー(軍事力)を補いはしても取って代わることはできません。安保破棄を唱える左翼に言いたいのですが、今の日本には戦国時代の徳川程度の軍事力しかありません。徳川が織田にも武田にも与せず中立だったら、手を結んだ織田と武田に潰されていたように、9条を守る限り日米同盟を堅持する以外の選択はありません。

日曜日の霞ヶ関一帯抗議行動では、
冷たい雨にもかかわらず、数万人が集まりました。
あっちに歩いてもこっちに歩いても人の波で、
まさに「オキュパイ」の様相。
ここには、たしかに一つの「民意」があります。

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