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みんなのこえ
vol.356
121107up
10月31日から11月6日に届いたご意見から■この人に聞きたい 伊藤真さん について
五郎さん(78才・男性・愛媛県)
小選挙の民意の反映?
人口比での一票の重みが是正がされても、小選挙区では最高得票者しか当選しないので、他の票は政治に反映されない。
地方分権が進む一方、政治には国際的な対応の場面も多々あるし、国政に関与したいので全国比例選出制度が好ましいと思います。
■この人に聞きたい 伊藤真さん について
御部野 玉志さん(62才・男性・大阪府)
違憲議員の報酬を支給できるのか
最高裁は2007年、2010年の参院選、2009年の衆院選は憲法違反状態と判決しました(公職選挙法には、選挙の効力に関する訴訟は事情判決を適用できないとあります)。衆参両院は憲法上の根拠がなく暫定状態です。違憲の衆議院が首相を指名し、違憲の参議院が首相の問責を決議し、解散を迫る。最早、民主社会とはいえません。
血の滲むような思いで納税している国民の血税を資格のない議員に報酬を支給する必要があるのでしょうか。衆参両院の違憲選挙時からの議員報酬は資格喪失しているため不当利得です。最高裁の判決を意思表示の擬制として暫定国会の議員に議員報酬の執行停止ができないものなのでしょうか。
判事経験、参院議長の経験をもつ法務大臣は最高裁の判決が確定しても刑を執行しませんでした。三権分立は司法関係者から崩れています。この三権を経験した元法務大臣の参議院議員に議員報酬の返還を求める訴訟はできないのでしょうか
■伊藤真のけんぽう手習い塾リターンズ について
TY生さん(72才・男性・三重県)
憲法9条の解釈変更の論理的矛盾
安倍自民党総裁は10月31日の衆院代表質問で《集団的自衛権の行使を認めるべく憲法の解釈を変更する必要がある》と述べた。
この憲法解釈変更について、伊藤真さんは「マガジン9」上で《政府は「日本は独立国家であるため、憲法9条によっても自衛権は放棄しておらず、そのための必要最小限度の実力である自衛隊は合憲である」とした上で、「日本も国際法上、集団的自衛権を有してはいるが、これを行使することは、憲法9条の下で許容されている必要最小限度の自衛権の行使の範囲を超えるので、憲法上許されない」としています。この発言で分かるとおり、実は「集団的自衛権の行使は憲法9条に反する」との政府解釈は、自衛隊の存在を合憲にするための大きな論拠となっているのです。とすれば、政府が集団的自衛権の行使を憲法解釈上、許されると解釈することは、自衛隊が合憲であるという立場を放棄するに等しいのです》と述べて、論理的矛盾を指摘している。
■柴田鉄治のメディア時評 について
鳴井勝敏さん(71才・男性・青森県)
尖閣諸島をめぐる日中対立、かげで米国が喜んでいる?
日中国交正常化40周年式典が吹っ飛んでしまった尖閣諸島をめぐる日中対立。柴田さんは「優秀なはずの外務官僚がこんな想定一つ出来なかったことは、信じられない話である。」と指摘する。しかし、外務官僚の想定の甘さを指摘するマスコミを目にすることはない。そして、まともなことを主張する中国大使が更迭。双方とも不思議なことだ。
最近とみに気になるのが大器の役目を果たすべき人達が、息の短い人間を目指している様な気がすることだ。ヒラメ裁判官をはじめ公務員にヒラメが繁殖している様に映るからだ。子どもを良いサラリーマンにするためだけの教育をしてきたツケがここへ来て一気に噴き出したようだ。
一方、不確かな社会情勢の中、加えて価値観の多様化もあって、民主主義の徹底の要請は高まるばかりだ。そこで欠かせないのが創造性、批判能力だ。創造性、批判能力を育てる教育に舵を切らないと政治の劣化に歯止めが掛からないばかりか、世界の潮流から取り残されるような気がしてならない。
■雨宮処凛がゆく! について
TokiNoKawaさん(49才・男性・愛知県)
福島原発事故と広島長崎の原爆、その責任
福島原発事故をきっかけに、原発に関連する様々な問題が国民の目に明らかになり、調べれば調べるほど多くの問題が横たわっている。
そして、福島原発事故は広島長崎に原爆が落とされたことと決して無関係ではない、ということに気づかされる。それは、「加害者が責任を取っていない」ために、「日本国憲法」が規定する平和や基本的人権が徐々にダメにされてきた、ということだ。
これに気づかせてくれたのは、椎名麻紗枝弁護士の書いた『原爆犯罪―被爆者はなぜ放置されたか』と、フォトジャーナリスト福島菊次郎の書いた『写らなかった戦後 ヒロシマの嘘』の2冊だった。
雨宮さんが活動してきた非正規労働問題と原発問題は、一見、無関係に見えるが、実は「憲法9条」と密接に関連している。この2冊は、雨宮さんに賛同する人たちだけでなく、雨宮さん自身にも読んで欲しいと思う。否、領土問題で右傾化している、現在の日本人に必要な2冊ではないだろうか。
■B級記者どん・わんたろう について
亀山蝋燭さん(53才・男性・大分県)
生活保護不正受給者について
不正受給者がいるのは役所の怠慢さが問題だと思います。認定後の追跡調査をすれば不正受給はすぐに露見するはず。8年も10年も不正受給していた、などという報道を耳にしましたが、役所が馬鹿なのだと思いました。
自分の田舎では、わざわざ離婚して母子家庭になり、認定がおりたら離婚した旦那と同居している人もいます。そういう事は調べればすぐ分かります。
不正受給者がいるのは役所の怠慢以外のなにものでもないと思います。窓口を狭くするよりも、追跡調査と不正をしたらどうなるかをもっと公にするべきだと考えます。
■時々お散歩日記 について
セブフジさん(56才・男性・北海道)
反原発と政党+戦犯・石原!
貴指摘は、全て賛成! 唯無力感が正直有ります! 負けずに頑張ろう!
■みんなのこえ について
多摩散人さん(66才・男性・神奈川県)
戦争不放棄だから平和が守れる(その6)
私がTY生さんに何度も尋ねているのは、「海外での武力行使は不可とする内閣法制局の立場」についてではなく、専守防衛つまり国内での武力行使を肯定し、そのための戦力の保持を認める内閣法制局の立場は9条の規定を破っているのではないか、ということである。Vol.352 で述べたことを繰り返すが、この見解は明らかに「解釈改憲」であり、露骨な9条無視である。そのことをTY生さんは認めるのか、認めないのか。また、この見解をTY生さんが「尊重する」なら、どう考えてもTY生さんは9条は尊重していないと言わざるを得ない。なぜなら、9条は「戦争の放棄」と「戦力の不保持」を規定しているからだ。9条のどこに、「防衛戦争ならしてもよい」と書いてあるのか。また、TY生さんは「武力の保持とか不保持の立場に拘らず、」と言うが、「武力の保持」はあなたが理念として尊重する9条に違反するのではないのか。理念だから違反してもよいと言いたいのか。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
森正樹さん(49才・男性・東京都)
尖閣問題に見る護憲派のバイアス
尖閣騒動で中国の覇権体質は明らかなのに、護憲派は日本の右傾化やアメリカの陰謀批判に終始しました。石原氏の行動は愚行だからこそ中国の異常な一面を白日の下に曝す効果があったし、嫌中感情の広まりを全部アメリカの陰謀だと考えるのは無理があります。
過去の戦争は日本の大陸進出が原因でしたし、護憲派は戦後アジアで軍事力が突出していた日米さえ批判すれば事足りましたが、今は海洋進出を図る中国と立場が逆転しています。
日本は根負けせず尖閣の実効支配を続けるしかありませんが、尖閣は日本領だと認めさせた上で中国の企業も入れて共同開発という落とし所はありえます。しかし中国は面子を重んじる上に、尖閣奪取が資源より軍事目的なら妥協に応じるか疑問です。国際問題が話合いで解決するとは限らず、中国の軍事力が日本を上回りアメリカの介入を排除した時、中国軍部の出方次第で戦争がありうるという、今までにない事態に日本は直面しています。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
ピースメーカーさん
「汚辱の記憶を保持し、それに恥じ入り続ける(高橋哲哉氏)」歴史観と民族主義、あるいは国粋主義
芳地隆之氏は「東アジア人としての私」「コスモポリタン(世界市民)の私」という曖昧化によって、「私」が国に収斂されるのを阻もうとしているが、「日本人」という枠組みは、他ならぬ中韓北の民族主義者によって「恥じ入り続けなければならない日本人」として規定され、「東アジア人」として同等に並び立つ事を決して許さないだろう。
なぜならば、彼らは「汚辱で穢れた日本人」を抗日運動で打破したという歴史認識を誇示しており、その認識を曖昧化させる行為は彼らの存在理由の否定にも繋がるからである。
しかしそれに「汚辱の記憶なき日本人」は反動し、中韓北も再反動し、「連鎖反動」を引き起こしている。
この問題を解決する一つのアイディアとして、東アジアの歴史を過去のしがらみの無いインド人やアラブ人の学者に書かせ、東アジアで共有するという事が考えられる。その程度の事が絶対不可能ならば、「東アジア人としての私」は絶対不可能だろう。
もはや週末は必ず日本各地のどこかで開催!
という感じの脱原発デモ&抗議行動。
今週末も各地で予定されていますが、
中でも大規模になりそうなのが、11日(日)の永田町・霞ヶ関一帯での抗議行動。
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275
当初予定されていた日比谷公園集合のデモは、
公園の使用許可が下りず中止となりましたが、
15時〜の抗議行動は予定通り実施とのこと。
使用不許可への抗議を示す意味でも、お近くの方はぜひ!
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