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みんなのこえ
vol.349
120919up
9月12日から18日に届いたご意見から■この人に聞きたい 稲葉剛さん について
ナガモチさん(40才・男性・大阪府)
稲葉剛さんの話を読んで
生活保護受給者へのバッシングを煽るような一部の報道や政治家の発言に辟易していました。バッシングで景気が良くなるわけではなし、誰が得をするという訳でもないのにどうしてこんなことが…? と思っていたのですが、労働条件が悪くなっていることが福祉を受ける人へのバッシングにつながっているという稲葉さんのお話に、目からウロコが落ちました。
バッシングを煽るような発言は、バッシングする側もされる側も社会の被害者であるのにバッシングする側・される側双方にバッシングされる側が悪いんだという意識を作り出し、政治家の責任をなすりつけようとする責任回避の巧妙な作戦です。雰囲気に乗せられることなく、問題の本質がどこにあるのかしっかり見極めていきたいと思いました。
■この人に聞きたい 稲葉剛さん について
河野憲司さん(39才・男性・千葉県)
最低限度の生活という事
憲法25条がいう「健康で文化的な最低限度の生活」をするというのは、国民の権利であって、生活保護を受けている人に対して、最低の水準に甘んじていなさいといっているのではないという事を理解していない人が、生活保護受給者に対するバッシングという不毛な行為をしているのではないかと思います。憲法25条は国家に対して、少なくともそれを保障しなさいと言っているんだと、普通に読めば、そう書いてあることはわかるはずだと思うのですが。
■この人に聞きたい 南部義典さん について
匿名希望さん
南部義典さんに聞いた〜動き出した「憲法審査会」の見逃せない問題
憲法改正への警戒は必要ですが、行政の憲法軽視の方が、問題としてはるかに大きいと思います。軽視の端的な例として、基地問題、原発問題など、住民の基本的人権を無視した判決があります。
憲法の条約優先解釈に歯止めがきかない現状では、安保や日米原子力協定によって、既に役人が憲法より強い権限を持っている可能性すらあります。もしかすると、憲法改正に興味を引き付けておいて、日本の立憲主義を崩しにかかっている勢力があるかもしれません。
憲法改正論議にとらわれすぎて、気が付いたら現行憲法でも市民生活を守れない状態になっていた、という状況に陥らないための記事を希望します。法律を絶対に守るはずの役人が、法律と生存権を無視して被ばく限度を引き上げた問題などを足がかりに、行政における憲法軽視の現状と根拠について特集して頂きたいです。
■この人に聞きたい 森達也さん について
クレーマー&クレーマーさん(60才・男性・埼玉県)
「死刑制度」を私たちはどう考えるのか
『死刑〜人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う』を今日、4日かけてようやく読み終えました。著者が言っていることの意味がわからないところが多く困りました。誰を読者として想定して書いているのかという事に私は疑問を持ちました。私の知的レベルでは理解できない記述が多すぎました。
同じ作家の藤井誠二さんとの対談での録音テープを聞きながら「何を言おうとしているのだろうと我ながら首を傾げたくなる」という記述があります。著者自身が自分の言っていることの曖昧さを認めています。それでいて死刑については悩みながらも反対の立場を表明しています。その論旨展開に説得力があるとはとても思えません。
3年以上にわたる取材と考察の上での刊行だといいます。その努力は評価できると思います。しかし、322ページというボリュームは余りにも冗長という感じをぬぐいきれません。
■雨宮処凛がゆく! について
小林由美さん(53才・女性・新潟県)
読んで涙が出ました
組織がなければ政治に対しては無力だと言われてきましたが、一人一人は無力な市民が大きな権力に対して連帯・結束することで政治を動かせると確信しました。市民同士が分裂せず、私たちにとって最も脅威である権力や暴力に対して、力を合わせて対峙していきたいものです。
■雨宮処凛がゆく! について
TAKさん(51才・男性・静岡県)
歴史に新たな1ページが
歴史は、進んだり後戻りしたりしながら、結局は進んでいくという。成功面と共に物足りなさを持つのは、必然なのだろう。古い価値観(今の価値観)にとらわれず、真理(当たり前の人々の幸せ)を目指す人々にこそ幸あれ!
■柴田鉄治のメディア時評 について
僕の先祖はおさるさんさん(17才・男性・富山県)
メディアは消防士に撤してほしいです。
日本が強気に出たからと言って中国や韓国のナショナリストが怯むとは思えません。むしろそういう人たちの性からすれば「やってやろうじゃねーか日本人!」となるでしょう。
反撃を強めれば彼等は、より一層僕たちの領土に対して野心を剥き出しにしてくると思います。普通の人間なら売られたケンカを買うことはしないと思います。
■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる?」 について
夜に想うさん
おしどりマコさんに質問
〜これは、先日、生態学の先生に伺いましたが、「もともと自然環境放射線の高い地域に代々暮らしていて、そこの環境に適応しているものと、現在のように事故によって突然、環境放射線が高くなってしまった地域では比較できない」とのことでした〜とのことですが、ということは日本の2倍以上から数倍も線量が高い国、例えばスペインやフランス、フィンランドなどの欧州の国へ「突然」移住したり長期旅行するとそのことにより健康被害が起こる可能性があるということですか。その件についての論文等ありましたら是非勉強したいので教えてください。〜赤道直下で暮らしている方を、突然エスキモーの村に連れていって、「ここは人間の住める環境なので、何も健康に問題が出るはずありませんよ!」と言っているのと同じようなことなのかな〜というのは、私見ではせいぜい九州から関東への移住くらいかと思っていましたが。
■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について
宮坂亨さん(44才・男性・長野県)
高江にもっと注目・協力を
オスプレイ配備反対の県民大会でも高江にはあまり触れなかったという。
沖縄県北部のやんばるの森の中に東村高江はある。160人の住民の住む高江集落を囲むように6箇所のオスプレイ用のヘリパットが作られようとしている。
辺野古の工事が座り込み・海上阻止行動で止まったように、高江でも非暴力直接行動でなんとか資材の投入を抑えたりしていたのだが、その陰で北部訓練場のメインゲートから1000トンにも及ぶ資材が搬入されていたという。
オスプレイ配備には反対だが高江ヘリパット建設には沈黙する仲井真知事や東村村長。やんばるの環境と平和を守るため、オキナワの加害度を減らすためにも高江に力を貸して欲しい。
http://takae.ti-da.net/
■時々お散歩日記 について
Mizuhoshさん(66才・女性・石川県)
右傾化従米政権から日本を救うには・・
ノダの悪政から橋下維新、自・公・民残党寄合政権になったら、さらにどん底日本は必須。大同団結国民連合政府樹立のコアになってくれる人材は誰だろう? 市井の大衆を惹きつけ引き寄せるパワーがある、ガンジーとかジョン・レノンのような人が欲しい!
■時々お散歩日記 について
acclaim1997さん(64才・男性・長野県)
森本敏防衛相の本音 前原誠司政調会長の詐術 そして、野田の暴走と民主党の終焉
確実に国民を馬鹿にしていますね。ここまで腐ってしまった議員たちを早く一掃するために皆の力を集めてしっかりとした議員を国会に送り出して行かないと日本は立ち行かなくなってしまうでしょう。更に橋下などには絶対国政に参加させたくない。
■みんなのこえ について
TY生さん(72才・男性・三重県)
多摩散人さんの文章を読んで
多摩散人さんは外国が日本を侵略した時の利益を《日本の領土・領海・領空・資源・国民の生命および財産を、何の犠牲も払わずに手に入れるという利益だ》と述べた。多摩散人さんの考えは極めて単純な考えである。侵略されて自衛権を行使しない国はない。占領されたら国民は抵抗をするだろう。
今日の国際社会は日本をあからさまに侵略した国は、国際社会に釈明出来る大義名分が立たず、国際信用を根本的に失うだろう。また、国際社会からの制裁や投下資本引き上げは免れない。経済の国際化が進んだ状況下で、侵略国は信用を失い、正常な政治・経済活動が営むことが不可能となる。
日本を手に入れたとしても、エネルギー資源がなく、食料が自給出来ない日本で、占領国の利益に繋がる占領経営が可能か。大局的に見れば失う代価の方が大きいと思う。
日本を侵略することより、現在の経済の補完関係の状況を継続した方が遥かに賢明な政策だと考える。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
武内延浩さん(77才・男性・兵庫県)
日本の食マナーの歪曲化
最近のCMでものを食べる時の極端化した擬音が大変聞き苦しい。食べる時誰があの様な音をたてるのか。企画をつくるメンバーとスポンサーのセンスを疑う。あの擬音を聞いたて、人々がうまそうに思い購買意欲が掻き立てられると考えるのか。
ラーメン、スナック、ミネラルウォーター、お茶づけ…等次々に思い浮かぶ。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
マングースさん(男性・東京都)
オスプレイ配備で尖閣の防衛を
最近、日本が尖閣を国有化してから、中国内で反日デモが暴徒化して日系企業が放火されたり、中国漁船や軍艦が多数尖閣海域に押し寄せたりしている。中国は南シナ海でも無茶な領有権の主張でベトナムやフィリピンと対立しているが、これはもう、大国の覇権主義そのものではないか。
そこで提案。現在、米国のオスプレイが安全性に多少不安があるというので沖縄配備が頓挫しているが、ここは考えよう。むしろ積極的にオスプレイを沖縄配備し米軍に尖閣防衛に働いてもらうようにしては。日米安保の有効活用だ。不人気のオスプレイでも使い道がある。そもそもこのタイミングで国有化を宣言してやるのはまずかった。あれでもともと煽られやすい中国国民がまんまと当局に乗せられてしまった。尖閣が一民間人の所有だと誰も気づかないうちにひっそりと国有化してしまえばよかったのである。民間の所有であることを暴露してしまった石原都知事も国益を考えてるのか。
今週もたくさんのご意見、ありがとうございます。
最新号だけでなく、
過去コンテンツについてのご感想もありがたいです!
なお、1人の方から1回に複数のご意見をいただいた場合も、
掲載は1件のみに絞らせていただいています。
もちろん編集部内では読んで参考にさせていただいていますので、
どうぞご了承ください。
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