マガジン９

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みんなのこえ

vol.325

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3月14日から20日に届いたご意見から

■雨宮処凛がゆく！　について

志舫☆さん（40才・女性・大阪府）

線引きのある日本への行動

今の日本において、政治の状況をみるにつけ、助けるひとと助けないひとの線引きをする人は、地位や名誉や権力があがるほど多いと実感します。
さて先日、大阪弁護士会さんで開催されたワールドカフェ「貧困をなくすためには」に参加しました。弁護士さんや派遣労働者さんや学生さん、生活保護受給者さんなど多様なひとびとが当事者意識をもって意見を出したのが「無意識を可視化」できて良かったと思います。参加者の意識も変わったような…。
どうすればよいか、答えはまだみつかりませんが、「捨てるべき人間はいない」と北海道家庭学校を開いた歴史上の人物・留岡幸助を描いた映画「大地の詩」を観にいきたいと思います。行動していく先にヒントがちりばめられていると感じるから。

■中島岳志の希望は商店街　について

山崎健司さん（40才・男性・海外）

橋下徹の言論テクニックを解剖する

最近、古典的、論理、レトリックを勉強しています。それにつれて、ユーチューブで橋下氏の論理を聞いているうちに、何かがおかしいと思うようになりました。いつか、彼の言動を冷静に分析してみたいと思っていたところ、このページに行き着きました。どうもありがとうございました。

■みんなのこえ　について

TY生さん（72才・男性・三重県）

多摩散人さんの私への反論その3を読んで

多摩散人さんは私への反論の中で《アメリカの不正義の戦争をどう断るかは後で考えるとして》と述べている。この割り切り方は日米同盟に関する米国と日本政府の動向、改憲派の主張を視野に入れない観念的で楽天的な考えである。以下、幾つかの事例を挙げる。
米国は2001年、アフガニスタン報復戦争を起こし日本に対して「旗を見せろ」と要求。2003年、イラク侵略戦争を起こした時は「グランドから降りて来てチームに加われ」と要求した。日本は両戦争に参戦。
潘基文国連事務総長は2007年7月、アフガンの米軍やNATO軍の空爆で民間人の死傷者が相次いでいることで「敵を強化し、われわれの努力を損なう」と嘆いた。
2006年4月、アーミテージ前国務副長官は、日本が最終的に憲法9条の問題を解決するよう言及。2012年2月、自民党の額賀福志郎元防衛庁長官は衆院予算委員会で、集団的自衛権行使を、日米同盟を強化する手段として認めるよう政府に促している。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

TokiNoKawaさん（48才・男性・愛知県）

脱原発、国民投票

『「原子力ムラ」を超えて』で河野太郎の意見を読んで笑ってしまった。
もはや民意を反映しない、国民のことを考えない政治が何十年も続けられている事実に目をつぶる、国会議員ならではの意見。現行の政治制度を支えているのが「議会制民主主義」と「政党政治」なのだから、改革しなければならないのは、この２つであるはず！
この失敗を正すためには、国民の声、すなわち民意が直接政治に反映される「国民投票」を進めるしかないのではないだろうか。そして、「国民投票」で重要な決定がなされるなら、官僚の作成した台本を読むしか脳のない国会議員の数は大幅に減らせるはず。

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ドグラ☆マグラさん（28才・女性・東京都）

「反ＴＰＰ論」！！

ずっと気になっていた小林よしのりの本、やっと入手して読み出したんですが、これがヤバイ！！！原発に気をとられている隙にこんなとんでもない事が進行していたのかと、怖ろしくなりました。失業率の悪化や若者達の反乱で焦ったアメリカが、日本経済を草刈り場にして雇用を奪い取ろうとしている、それが正体なんですね。「１００％の市場開放」をしてしまえば、原発も復興も公共事業も、アメリカ企業が乗っ取る事が可能になるそうです。
「軍事侵攻を受けていなくても、国体が破壊される事がある。外交は“軍隊を使わない戦争”だからだ」「そもそも１９世紀から植民地を拡大していった欧米の帝国主義もグローバリズムだったではないか！　現在は軍事の代わりに経済で帝国主義を推し進めているにすぎない」…この本を日本中の人々に配って歩きたい気分です。

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かいかく2012さん（36才・男性・東京都）

どしどし生んで、育てよう！「雇用均等」から出産育児奨励へ

東京都では、世帯の平均人数が1.99人と、2人を僅かながらも割った。これは、単身者が東京へ集中的に集まる傾向もあるが、出産年齢の者が出産をしていないのも、大きな要素だといえる。
社会的責務とは、年功賃金をワンサと受け取るだけでなく、出産と育児を次代の国民、労働力としてキチンととらえる事でもある。そのためには、出産育児支援給付金や、独身者の所得税に「独身加算」をしてでもインセンティブを付加して、適齢期もしくはその前後に出産するカップル（法律婚以外も柔軟に認める）を財政的に応援しなければ、いつまで経っても「独身で年功賃金ホクホク」といった、錯綜した状態が続くだけだ。
とりわけ、低所得層にはカップル成立時からの支援によって、産み育てる動機付けが必要だ。

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大瀧由紀子さん（67才・女性・福井県）

脱原発運動

３・１１後発足した「サヨナラ原発福井ネットワーク」の主催で、今年の３月１１日に、福井県「美浜原発」近くの水晶浜という所から５００個の風船を飛ばしました。
１週間前には同じ場所で岐阜の会が中心になって１０００個の風船を飛ばし、２時間以内で６０件近くの情報がありましたが、ほとんどが岐阜県内で、あと少しが滋賀と愛知でした。私たちは今の所、栃木県、群馬県、茨城県から「拾った」という情報がありました。私は２回とも参加しましたが、風向きが全然違うのがはっきり分かりました。
福井県は日本の真ん中です。「もんじゅ」もあります。事故が起きたら立地自治体も何もありません。国民みんなが自分の事と自覚して取り組むべきと思います。「地元の声を聞いて」と政府は言いますが、地元ほど難しいのです。子どもたちの未来のために、日本の未来のために頑張りましょう！

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かぜさん（58才・男性・鳥取県）

政治的判断で国民の未来を奪うな！

野田首相は原発の再稼動については、政治的判断できめたいと主張しているが、今回の福島原発事故は、その「政治的」すなわち「国策」が招いた結果です。そういうことを理解できない政治家はいらないです。
政治家の使命は国民に安心感を与え、未来を提示することにあるのに、これじゃ反対だよ。今の日本に必要なのは、怒りを継続できるかです。

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大阪　タロウさん（男性・大阪府）

「暴力団排除条例」を考える

警察組織が暴走しすぎだと思います。最近は家族のいざこざや友人の喧嘩まで事件にしようとしています。また交通の取り締まりばかり金を稼ぐ事やいろいろな利権をむさぼり食うようになってます。早く国民が立ち上がらないと大変住みにくい国になってしまいます。
私たち国民はどうすればいいのでしょうか？

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hirotanさん（62才・男性・大阪府）

大阪府・市教育基本条例

失敗から学びが生まれ、人として生きる力が育まれることを、３７年間教育現場で子供たちから痛いくらい思い知らされてきました。学力テスト至上主義の様々な締め付けはすでにアメーバーのように現場に広がりつつあります。団塊世代の退職も手伝い物言えぬほとんどの若い教師が、朝8時前から夜９時前までの激務に耐えていることは、地方公務員なら仕方のないことなのでしょうか。市長さんには到底理解不能なことなのかもしれませんね。

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向かい火さん（42才・男性・東京都）

ＴＰＰについて（その１７）

ＴＰＰは簡単に言えば過激な経済の自由化、過激な規制緩和だと思います。ＴＰＰに参加した場合、豊富にお金を持っている企業がより一層お金にものを言わせる機会が増え、金持ちであればある程、より有利になるという環境を作り出す事がＴＰＰの本質の一つであり、富の寡占化と貧困層の拡大化は今よりもっと進むと思われます。オキュパイ運動的に言えば、ＴＰＰは1％の、1％による、1％のための条約だと思います。
ＴＰＰとは何かという事が分っていてＴＰＰ参加に賛成している方々の多くは、小さな政府・市場原理主義的経済を志向されている新自由主義者の方々で、ＴＰＰとは何かという事が分っていてＴＰＰ参加に反対している方々の多くは、左右のイデオロギーを問わず新自由主義に反対している方々です。つまり、ＴＰＰ問題は日本を弱肉強食型・社会ダーウィニズム型の新自由主義的な社会、万人に対する万人の闘争社会にするのか否かという問題だと思います。

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