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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。
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みんなのこえ
vol.323
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2月29日から3月6日に届いたご意見から■雨宮処凛がゆく! について
もえさん(22才・女性・東京都)
いつも拝読しています
はじめまして。雨宮処凛さんのことが大好な22歳女子です。元々、私は芸人の追っかけをしてて、男女や追っかける対象によって心理は違うのかな? などと思ったときに、『バンギャル ア ゴーゴー』『生き地獄天国』に出会って本当にドキドキしたのがきっかけです。
「雨宮処凛がゆく!」面白いです。私はデモというと、以前までは否定的だったのですが、処凛さんの著作やこの連載に触れているうちに、抵抗がなくなった……どころか、ちょっとお邪魔してみたい! とさえ思うようになりました。
私も去年まで就活(笑)地獄で死にかけたので、心の問題ではなく、こりゃ社会がイカレてるわと、労働について考えることが多くなりました。今は原発のことなど色々ありますが、とにかく生き辛くても生きるために叫んでいくような生き方がしたいと思っています。いつか処凛さんにお会いするのが私の夢です! 処凛さんみたいに、「すごい生き方」がしたいです。
■雨宮処凛がゆく! について
河曾さん(16才・男性・東京都)
さいたま市の餓死事件
たぶん誰もが無関心でいるからこんなことが起きるんですよね。少し考えればどうすればいいんかはわかるはずだしね。
この国の人間は冷たいと思いますよ! 自己責任でなんでも切り捨てちゃうんだから。この国のセーフティネットはおかしすぎます。
僕たちは奴隷根性叩き込まれた殺人者ですよ...。安い製品をほしいという欲求も結局は大企業よりも下請け会社や安い給料で働いている人をを苦しめている。
自分はほのぼのとしている友達に怒りを感じたので、mixiでマガジン9の記事のurlをのせて呟いたんですが誰も反応しないのでもっと怒りが湧いてきて。友達にうまく伝えられない自分が一番責任が重いのかもしれないな...。
■雨宮処凛がゆく! について
こうすけさん(37才・男性・愛知県)
先進国ではない。
制度がタブー視されるのは、凄く恐ろしいことだと思う。「生活保護制度」と聞くだけでそれが具体的にどんなものであるか、ほとんどの人が知らないのではないだろうか(自分を含め)。悪用を恐れあまり表に出したくないのか?
「払えないならライフラインを止めます」、そしてどこにも相談出来ずに死んでゆく。どれだけ技術が凄かろうとも、こんな事件が平気で起こる国は先進国ではない。
■雨宮処凛がゆく! について
osamuさん(44才・男性・東京都)
横浜市の福祉事務所に警察OB配置!
初めまして雨宮様。いつも拝読しております。さて、標題のような事が来年度から行われようとしております。詳しくは救援連絡センターのサイトhttp://qc.sanpal.co.jp/をご覧いただければと存じます。不正受給取締というどさくさで、本当に困窮している方までが酷い目に遭う可能性があります。ブログ等で取り上げていただけないでしょうか。
■マガ9学校やりました について
hateu12さん(56才・男性・東京都)
松本さんの発言
「みんなで酔っぱらって、まあまあ、という感じでなんとか丸く収まるんですよ、といったら、みんな大笑い」って当然でしょう。そんな事が民主主義なら、いままで政治家や官僚の飲み屋でやってきた会合も民主主義。そんな<なごみと馴れ合い>が今の日本をつくってきたんじゃないですか?
■みんなのこえ について
TY生さん(72才・男性・三重県)
多摩散人さんの主張を読んで
多摩散人さんは、今回の警護付きの自衛隊のPKOであっても世界から高く評価されていると認めている。これは警護付きというPKOが、他国のPKO部隊から何ら問題にされず、PKOの障害となっていないという意味を持つ。多摩散人さんは客観的な事象と照合せず自己の主観的な世界で主張を組み立てている。南スーダンPKO以外は自衛隊には警護付きではなかった。古典的なPKOから見れば南スーダンは特異な事例だ。
多摩散人さんは、《九条は悪法であり、破った方が平和に貢献できるのではないか》と述べている。前にも指摘したが、多摩散人さんはイラク戦争での自衛隊の駆けつけ援護を否定している。憲法9条を破っていたら間違いなく、多摩散人さんが考えていた通りにはならなかったであろう。
憲法9条の歯止めがなかったら、多数の民衆を犠牲にしたベトナム侵略戦争やアフガン報復戦争の地上戦に日本は参戦をさせられていただろう。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
多羅尾光徳さん(男性・東京都)
JAXA法改悪反対署名へのご協力の依頼
今国会に、あの「はやぶさ」で一躍有名になった独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)法の改定法案が提出されています。宇宙開発を「平和の目的に限り」(第4条)とする現在の規定を削除し、JAXAを軍事研究に動員しようとしています。JAXA法からの平和目的規定の削除は、2008年に成立した宇宙基本法に続き、これまで平和利用に徹してきた日本の宇宙開発や科学のあり方を大きく転換するものです。
このことを憂慮する知り合いの若手研究者たちと反対運動を始めました。署名を集めて国会に提出する予定です。
署名はオンラインでできます。
http://jaxaforpeace.a.la9.jp/
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
エイハブ船長さん(64才・男性・千葉県)
見過ごせない河村発言
名古屋市の河村市長が「南京事件というのはなかったのではないか」と発言したのは到底見過ごしにはできない。
河村市長はじめ、旧日本軍の犯罪を否定する歴史修正主義者の常套句は「証拠がない」である。しかし、日本は1945年8月14日、閣議決定や大本営の名で行政や軍事機構の末端まで資料や文書を焼却せよとの命令を出しているのである。8月14日から16日にかけて、どこの地域の官庁からも煙が上がっていたという。
一方で証拠を隠滅しておきながら、今になって「証拠がない」と言い張るのは悪質な居直り以外の何物でもない。
かつて、ワイツゼッカー元ドイツ大統領は「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる」といっている。日本の過去の侵略戦争に対する反省がないからこそこのような妄言も出てくるのである。
日本が始めた15年戦争でアジアでは2500万人以上の人々が犠牲になったことを忘れてはいけない。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
マングースさん(男性・東京都)
民意と言って民主主義を破壊する橋下を追放せよ
「僕が首相に選ばれたらですね、まず維新の会以外の政党の活動を停止させます。それからですね、政府の批判ばかりしている左傾文化人の社会的地位を剥奪します。労働組合も認めません。そんなことは憲法違反だって? かまいませんよ。憲法そのものを改正してしまいますからね。まず改正の邪魔になっている96条を改正して衆議院の1/2の賛成があれば改正可能にします。それとですね、首相公選制が実現したら、その国民の信託を受けた首相が望めば憲法のほうを変更できるようにします。等々・・・」 というのは橋下氏が国政に乗り出したとき言いそうな仮想選挙公約である。
待ちたまえ! 憲法というのは一方の側に都合よく民主主義のルールそのものが勝手に変えられないためにある。それを破壊しようというのは民主主義の敵でありニセ改革者にほかならない。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
向かい火さん(42才・男性・東京都)
TPPについて(その15)
みんなのこえvol.322で、私は「経済的規制(非関税障壁)を原則全面撤廃するTPP」と述べましたが、この表現は不正確でした。申し訳ありません。「経済的規制(非関税障壁)を過激に緩和すると予測されるTPP」という表現が適切だったと思います。TPPの具体内容に関しては現時点では不明ですが、TPPは経済の自由化や規制緩和を過激に推し進める新自由主義的な条約になる可能性が高いと思われます。
仮にTPPにラチェット規定が盛り込まれていなかったとしても、経済的規制を一度緩和してしまうと、元に戻す(再強化する)事は非常に困難です。例えば1999年、2004年に改正された労働者派遣法は様々な問題があるのにも拘らず、元に戻す事が非常に難しいでしょう。しかもTPPは条約なので、日本の都合だけで、一度緩和した規制を元に戻す事は出来ないのではないでしょうか。ゆえに、過激な規制緩和をすると予測されるTPPは国民益にとって非常にリスクが高いと思います。
まもなく、東日本大震災から1年を迎えます。
皆さんは、何を思い、どこでその日を迎えますか。
何よりもまずは、忘れないこと。
そこからもう一度、始めたいと思います。
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