マガジン９

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みんなのこえ

vol.294

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7月27日から8月2日に届いたご意見から

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる？」　について

Shinさん（56才・男性・海外）

３６万人健康調査予算

１０００億円は東電が出すべきだと思います。東電はどうしてもお金出すのは嫌だと言ったのでしょうか？　そこのプロセスはどうなっているのかな。
１００歩譲って国が出すなら経産省じゃなくて厚労省ではないのかな。それからそれなら税金だから、詳しい予算内容、見積もり明細書を公表して欲しいですね。　

■おしどりマコ・ケンの「脱ってみる？」　について

とみさん（66才・男性・東京都）

「芸人おしどり」様へ。

お二人のコンビは、新しい芸風だと思います。特にマコさんの話は初めて聞いて、人柄から来るものでしょう。バシン！ポワ〜〜〜ンと、魅かれました。
「ボヤキ漫才」でも「痛快漫才」でも、「痛快講演芸」でもよろしいですがな。タマには「警察に引っ張られ芸人」も必要ですガネ。それもネタです。今後の社会には必須です。

■B級記者どん・わんたろう　について

TY生さん（71才・男性・三重県）

自由社版教科書と育鵬社版教科書についての補足

どん・わんたろうさんは「護憲派にとって二つの教科書はそうとうやばいです」というタイトルで自由社版教科書と育鵬社版教科書の特異性・偏向性を書いておられた。
私も「みんなのこえ」に投稿しvol.290で掲載して貰った。そこでは両教科書の憲法についてはスペースがなくて書けなかった。そこで両教科書の憲法に関する記述の概要を紹介する。
憲法改正について、自由社版教科書は、討論学習の項目で「論題の例」の一つに「安全保障の方針に関して　憲法９条を改正すべきである」と取り上げ、子供たちに改定議論をさせる仕掛けをしている。
育鵬社版教科書は2009年の読売新聞全国世論調査を用いて「改正」賛成が過半数だと紹介し、「国の自衛権を明記して、自衛隊の存在を明文化するため」などの理由を記している。育鵬社の改憲理由はピントが外れている。改憲派が狙うのは集団的自衛権行使が出来る憲法が主要な目的だ。

■鈴木邦男の「愛国問答」　について

社会の底辺＠貧困労働者さん（32才・男性）

福島生まれの仙台育ちですが

東日本大震災で多大なる被害を蒙りました。これからどうやって生きていこうかと…。
ちなみに、自分は記事に出てた一高出身で大学も行きましたが、まともな就職先がなくてワーキングプアで泣き寝入りしています。対照的に、中学校の同級生で有名ではない高校に行って大学に行かず就職した人たちは、マイホームを建てそれなりの暮らしをしています。
社会において、高校や大学、そして国家資格も全く意味を成しません。就職の際の景気動向のみで人生が左右されると思います。
フルタイムで正社員として働いても、生活保護受給者よりも収入が低い、今はそういう時代なのです。
大学の借金が返せない時代です。奨学金は足枷です。

■雨宮処凛がゆく！　について

水江啓司さん（47才・男性・福井県）

原発と雇用

非人間的な扱い、人の命を無視した・・・の記述が散見されますが、原発が無いほうが人間的な扱い、人の命を大切にされるとお考えですか。雇用=所得（金）が無ければ所詮人間的な扱いは受けられないのではないですか。世界の貧困地域の人たちが人間的扱いを受け、命を大切に守られていますか。
福井県に住む現在70歳代の方のお話です。中学を卒業し丁稚（京都）に出され奉公先の料亭では、地方から売られてきた同年代の女の子が調理場に泣きながら裸で逃げてきたそうです。この地方で言えば原発建設の始まるたった10数年前の出来事です。原発を廃止して雇用をなくし、また昔に戻すのですか。

■やまねこムラだより　について

きなこもちさん（36才・女性・神奈川県）

食生活の見直しを

牛肉出荷停止、本当に丹精込めて育ててこられた酪農家の方、そして命を提供してくれた牛に申し訳ないと思います。記事を見るたびに、胸が痛みます。
命の尊さ、そして平気で食事を残す人間、廃棄処分になる食品の多さに、現在の私達はもう少し意識改革をしなければいけないと思います。現在は物質に恵まれている為、贅沢が当たり前になってきていると思います。
今回の震災で、人々が電気の重要性を認識し、今までよりも意識が変わったと思います。今度は食生活にも目をむけていける日本にしなければいけないと心から思います。

■やまねこムラだより　について

竹下順一郎さん（58才・男性・福岡県）

わたしたちの「to be, or not to be : that is a question」

賛成です。高濃度放射性廃棄物の処分場も全くめどが立っていない現状でこれ以上放射能のリスクと背中あわせの生活は、止めるべきです。
原発推進者は、今回の事故を100年に１回程度の希な事故と言います。100年に１回の起きる可能性、それは大変なリスクです。人間にとって、もっと自然と調和してゆっくり生きることが、幸せです。

■やまねこムラだより　について

古川さん（44才・男性・大阪府）

原発反対

「原発がなくなって電力が不足し、クーラーが使えなくて子どもが熱中症になったらどうするのだ」

子供の熱中症の主原因はクーラー育ちだからです。汗腺が退化してるんだと思います。
恒温動物としての体温調節が衰えてきてるんでしょうね、うちは、赤ちゃんの頃からクーラーを使ってません。今、中学生で陸上部ですが、他の子たちが猛暑の中、気分が悪くなったりしても、うちの子は元気です。
それと、熱中症をクーラーで予防しようなんて馬鹿げています。水分補給と、気化熱でじゅうぶんです。家では扇風機で充分です。家で不必要にクーラーを使うから、外に出た時に熱中症になるのです。

■時々お散歩日記　について

松宮光興さん（71才・男性・神奈川県）

中国に追い抜かれたマスコミ

中国の高速鉄道事故。先頭車両を破壊して地中に埋めたことは、「日本では有り得ない」でしょう。
でも、先頭車両を埋めたのは証拠隠滅のためではないとする記者会見で、説明に納得できない記者たちが、退場しようとする広報官を包囲して、更なる説明を求めた場面こそ、「日本では有り得ない」と思いました。それが、結果的に一旦埋めた車両を掘り出すという、異例の対応をさせることになりました。
「燃料棒が露出したということは、炉心溶融ではないのか」、「直ちに影響ないのなら10年後はどうなのか」、「生涯100ミリシーベルトはどうやって測るのか」など、素人でも感じる疑問さえ質問もできないそうです（おしどりマコさん）。
鉄道技術では中国より先行しているでしょうが、マスコミの「真実を伝えよう」という姿勢に関しては、中国に追い抜かれたと思います。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

エイハブ船長さん（63才・男性・千葉県）

養老孟司氏に進言する。

最近、『アエラ』に発表された解剖学者養老孟司氏の福島原発事故に関する文章を読んだ。彼はこの中で、原発推進派も反対派も喧嘩両成敗であるかのような主旨のことを書いている。
こんな養老氏に比べれば、今回の事故をきっかけに、原発賛成派から反対派に転じた「つくる会」の創設者の一人であった西尾幹二氏の方がずっと潔い。養老氏には自分の間違いを認める勇気がないらしい。
私はこの文章を読んで、かつて歴史学者の羽仁五郎が文化勲章受賞の数学者岡潔を評して「数学の世界ではどれほどの権威か知らないが、こと世の中のこと、社会のことになるとまるで田舎の巡査みたいなことを言い出す」と言っていたのを思い出した。この羽仁五郎の言葉はそのまま養老孟司氏に当てはまる。
養老孟司氏よ、『バカの壁』のような愚書を出したり、今回のような妄言を書くくらいなら解剖学に専念するか、虫でも追いかけていた方がずっと世のため人のためになると進言したい。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

ウメモトフミタカさん（59才・男性・東京都）

デモ

デモより選挙カーのスピーカーの音量おお迷惑！
私は基本的に選挙カーを使用する候補者には投票いたしません。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

向かい火さん（42才・男性・東京都）

報道の在り方や質について（その１）

私が報道の在り方や質に拘る一つの大きな理由は報道被害にあります。
原発問題のように自分の生活・利害に直結しているような問題ならば、人々はテレビなどの情報を疑い、自分で調べてみようという気になるかもしれませが、自分の生活・利害とは直接関係の無いような報道に関して、人々が貴重な時間を割いてまで自分で詳しく調べてみようという気になるのかというと、多くの方々はならないと思います。
それゆえマスコミの方々には、安易に情報の受け手の自己責任・メディアリテラシーを強調して、マスコミの責任を回避するような事はして頂きたくないです。報道被害に遭われた方々は大なり小なり人生を台無しにされるのです。その事の意味をマスコミの方々にはよく考えて頂きたいです。
但し、情報の受け手は何の責任も負う必要はないという意味ではありません。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

森正樹さん（48才・男性・東京都）

護憲派に欠けている戦略的思考

日米安保（+９条）が冷戦下の生き残り戦略として成功であったことは一般に認められています。
従米派として槍玉に挙げられることの多い岡崎久彦氏にしても、アメリカにつき従う戦略はあと２０年は有効だけれども、その先のことは未来の人が考えればよいと述べていて、必ずしも日米同盟を絶対視していないところに見識の深さを感じます。
東アジアでは今後中国の影響力が高まり、アメリカの影響力は低下していくので、北朝鮮が崩壊しても韓国とすんなり統一されるというのは甘い見通しだし、台湾もいずれ中国に吸収されるでしょう。
国防の基本は自主防衛で、かつ（米英ソ中を敵に回して失敗した太平洋戦争とは逆に）味方の多いほうが勝ちです。来るべき中国との海洋権益をめぐる争いでは、日米豪印欧等のシーパワーが緩やかに連携して、超大国になる中国軍部の暴走を牽制するのが、２０年後の戦略だといった改憲派の発想は護憲派にはなく、興味をそそられます。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

にむさん

放射能汚染土を埋めてはいけない

放射能に汚染された表層土を地中に埋めて処理すると、放射性物質が環境内を移動して収拾がつかなくなると、米国の専門家が警告しています。
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_281454
（以下要旨）
・汚染土を埋める方法は、過去に米国や旧ソ連などが行っていたもので、汚染部分が拡大し、検出が困難になる。ビニールシートを用いても放射性物質は地中で拡散しかねない。
・放射性物質は長い時間をかけて移動し、地表水や地下水へ入り込む可能性がある。地下水へ達するにはかなり時間がかかる。いったん土壌に入ると時間を経て植物にたどり着き、それを食べた動物の体内にセシウムが蓄積していく。
・はるかに望ましい方法は、保管専用の大型で頑強なコンテナに汚染土を入れて福島第一原発の敷地内に一時保管しておくというもの。
・放射性物質の移動の危険性は、放射性物質の量による。微量ならば心配は要らない。