マガジン9
憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。
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みんなのこえ
vol.283
110518up
5月11日から17日に届いたご意見から■松本哉ののびのび大作戦 について
川崎 三郎さん(71才・男性・神奈川県)
まだ生きています
団塊世代に対する決起の呼びかけに異存はありませんが、今の日本には、もうひとつ前の60年安保世代が、まだ大量に棲息しています。すでに大半は齢70を過ぎ、衰えは否めませんが、それでもゴルフや太極拳などでそれなりの体力を維持している人も多くいます。なにより国会周辺などでジグザグデモをやらせたら、この世代に勝る者はおらず、総力戦の戦力としては決して無視できない存在です。
もっともロックはおろか岡林信康あたりもあまり得意ではないので、この世代が皆で歌える歌を用意しました。題して『国際老連の歌』。ご存知『国際学連の歌』のパクリです。え、知らない? そうかぁ・・・では http://www.youtube.com/watch?v=SCdlGH6RhBw
♪トシヨリの歌声に 若き友よ手をのべよ/輝く太陽 青空を 再びホウシャノウで乱すな/我等の友情は ゲンパツあるもたたれず/闘志は火と燃え 平和のために 戦わん/団結かたく 我が行く手を 守れ♪
■松本哉ののびのび大作戦 について
ドグラ☆マグラさん(28才・女性・東京都)
デモ
おじさん達がパンタロンはいてたら、楽しそうですね!
この間のデモは、おじさんやおばさんグループもけっこう来ていて、頼もしく感じられました。同じシュプレヒコールでも、年輩の方が叫ぶと迫力も説得力もあって、いいですねえ。おまわりさんも、自分より年上の人や小さな子供に対しては手荒な事ができないので、やっぱりデモにはいろんな世代の人が来ているほうがいいと思いました。集会はうるさかったので、離れた所で時間つぶしてました。あ、でも最初の松本さんの話は聞きました。
渋谷デモの前日には、ロンドンでビンラディン殺害に抗議するデモがあったようですね。私も、まだ「容疑者」である人を裁判にもかけずに殺害したアメリカにすごく驚いていたので、デモのニュースを聞いて、良識ある人たちがいることにホッとしました。
■松本哉ののびのび大作戦 について
民間人ですさん(男性)
渋谷デモの企画・実行ありがとうございました
渋谷デモの企画・実行ありがとうございました。
高円寺と渋谷のデモは日本のデモの歴史に間違いなく新形式を提案しました。若者たちが「楽しそう」に「笑顔」で参加していたのが印象的でした。
それにしても権力は20世紀と同じコトをやって弾圧してきましたね。アホ丸出し。次回デモは権力のドギモをぬいちゃってください。
■雨宮処凛がゆく! について
セブさん(広島県)
187回の記事について
韓国で原発の作業と思しき求人がされているのが、怖いですね。研修員制度を悪用し、作業内容を偽って募集する会社もでるかもしれませんね。
原発の除染は電力会社、建築会社、プラントメーカーなどの、下請けや孫受け、日雇いや野宿者の方などが駆り出されているのでしょうが、そのうち、作業員が足りなくなるのではないでしょうか? 徴兵制を布き国民を強制的に徴用したり、移民を大量に受け入れ経済的困窮者を原発の作業に追い込むようなことも、将来的にはありうるのではと危惧します。
■雨宮処凛がゆく! について
佐々木 修(仮)さん(46才・男性・東京都)
失業給付について
失業給付も余裕があるなら、掛けている期間がとぎれても最終のものが6ヶ月以上あれば受給してほしい。そしたらもらえるのに。大体とぎれたのは俺だけのせいではなく社会のせいもあるのだから。
■雨宮処凛がゆく! について
小島剛さん(34才・男性・埼玉県)
原発労働者がある程度報道などに出てくるのはいいのですが、これって昔からそうですよね。『原発ジプシー』などのルポを見ると分かりますが。報道が、彼らの労働状況が改善されるきっかけになればよいなあ、と思うのですが。
■伊藤真のけんぽう手習い塾リターンズ について
ukyさん(24才・男性・奈良県)
原発問題を考えるとき米軍基地の問題を思い出します。結局一部の地域を犠牲にすることで、日本の安全や安心が保たれているという点で(原発や米軍基地があれば安全で安心できるのかという疑問がありますが)。いずれにせよ補助金を与える代わりに一部の地域に重い負担を押し付けることは、さすがにもうそろそろやめなければなりません。
もし原発を建てるのであれば、東京に建て、原発を推進するお偉いさん方をそこに強制移住させる。そうすれば、彼らは必死になって安全対策を練るでしょう。そして、おそらく世界でもっとも「安全」な原発になる。しかし、それが無理なのであれば、平和的生存権に則ってただちに代替エネルギーを検討しはじめなければならないと思います。
■時々お散歩日記 について
廃炉が一番さん(47才・男性・長野県)
浜岡原発
記事をいつも楽しく読んでいます。浜岡原発について問題提起を二つ。
1:中部電力に防潮「提」の建設着手を許してしまうと原発の運転再開阻止は圧倒的に難しくなります。建設させないことが大切です。このまま廃炉にすることを厳しく要求して、中部電力を説得するべきです。「猶予が2〜3年ある」と人々が思い込んでしまうような記事は原発推進派にとっては天佑となり得ます。これまでの原発政策の欺瞞とそれに乗せられてきた歴史に学びましょう。
2:たしかに原発停止で危険は減少しました。でも、核燃料の崩壊熱の放出は残り、冷却機能が失われると福島と同じような事態に至る可能性があります。核燃料を抜き取ってより安全な処置を施す必要があります。それを考えると原発がいかにやっかいな代物かということが分かると思います。「停止」では問題の根本的な解決にならないことをきちんと示していくべきでしょう。
これからもよい記事を期待しています。
■日本全国デモ情報 について
エビータさん(22才・女性・愛知県)
母の日×卒げんぱつ 感謝祭&パレード
ここで日本全国の反原発デモ情報を掲載してくれたおかげで、この運動に参加することが出来ました。
デモに参加するのは初めてでしたが、老若男女、とにかく色々な人が集まって、反原発を訴えている。この一体感は本当に素晴らしい!
しかし、渋谷のデモでは不当逮捕者が出てしまったのですね…残念です。名古屋では混乱など起きず、道行く人たちの多くが応援してくれたのですが…。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
ピーすけママさん(43才・女性・福島県)
ありがとうございます
原発はずっとこわかったです。20年以上前にみた「超ウルトラ原発子ども」という伊藤書佳さんの本も衝撃的でした。でも、周りの人はのんきでした。
街燈が増えて、村はまぶしくなり、夜空が消えた。冬のイルミネーションはお祭り騒ぎ。観光地は電飾・電飾・電飾さえすれば人が来ると信じ込んでる。
電化製品は馬鹿みたいに増え続け、買わなきゃ買わなきゃとTVの中ではまくしたてる。ものを持つことは豊かなことだと誰もが思わされて、季節の鳥や草花を眺めることを忘れていった。
みんな家にとじこもり、画面を見続ける。あらゆる電化製品をコンセントに差し込んで、ぬくぬくとすごす。雪が降る前の底冷えや、雲の色なんか忘れてしまった。そして3.11がやってきた。
そんな気がしてます。もう、寝ぼけた振りするのはやめて、目を覚まして生きましょう!
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
エイハブ船長さん(63才・男性・千葉県)
第三の敗戦としての原発事故
バブル崩壊は第二の敗戦といわれているが、福島原発事故は第三の敗戦ではないのか。
敗戦には必然的に神話の崩壊が伴う。15年戦争時にも「神国日本」とか「日本は不敗」とかの神話が横行したが、敗戦で崩壊した。バブル崩壊時にも多くの神話が崩壊した。今回の原発事故では「原発安全神話」が崩壊した。
神話は虚偽であり、問題はなぜこのような虚偽がまかり通ったかである。故加藤周一氏は日米開戦の報を聞いて即座に廃墟となった東京を想像したという。神話が虚偽であることを見抜いている人はいるのである。
原発の危険性を指摘する声はいくらでもあった。多くの日本人はなぜそれらの声に耳を傾けなかったのか。人間は他の誰よりも自分自身に向かってウソをつく。「経済成長に原発は必要」などと聞かされると目前の危険に目を閉ざす。虚偽を虚偽と認識するには勇気がいる。これからの日本人に必要なのは虚偽を虚偽と認識する勇気だろう。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
TY生さん(71才・男性・三重県)
国民の多数が望まない改憲に精力を使うより国民の生存権保障に全精力を注げ
5月9日、民主党岡田幹事長は党憲法調査会を新たに設置して、その会長に前原誠司氏を当てると述べた。
前原誠司氏は読売新聞5月3日付「憲法記念日座談会」で、「まずは憲法改正手続きを定めた96条を改正しないといけない。…憲法改正のハードルを低くすべきだ」と述べている。
氏は周知のように集団的自衛権行使を狙っている人物である。この人事を見れば、民主党は自民党同様、集団的自衛権行使の出来る憲法を狙っているようだ。
5月3日付朝日新聞は憲法に関する全国世論調査を掲載し、憲法9条を「変えない方がよい」は59%で「変える方がよい」は30%と報じている。
かように国民の多くが望まない憲法9条改定に国会議員の精力を使うより、多数の国民に対して憲法13条や25条の権利が保障されていない状況を改善するのに全精力を注ぐべきである。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
トモミさん(29才・女性・岐阜県)
脱原発
今回の福島第一原発の事故がおこり、これからあらためて原発の安全性が見直され世界で脱原発の動きが高まると思います。しかし、本当に日本の原発をすべてなくすまたは廃炉にしようとしたらいろいろな問題があると思います。
まず雇用と原発を抱えている市の財政です。今原発を抱えている市は国からお金をもらっており、そのお金が貴重な財源の一部だと思います。なくすことで多分そのお金が入らなくなると思います。
そこも考えないといけないと思いますし、原発で働いてた人達をどのような形で保証するのか? 廃炉にするのに一基億単位のコストがかかるらしいのですが、その費用を電力会社・国・国民・政治家がどのようなかたちで負担するのか? あと核燃料棒を冷やして地中に埋めて処理するらしいですが、どこに埋めるのか? 代替エネルギーをどうするのか? などの問題を解決して、計画をたててからじゃないと無理です。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
原発あぶねえじゃん!さん
自民党は責任とって議員やめろ!
原発の使用済み核燃料棒の最終処分場って、まだ日本国内のどこにもないんだってね…。
そんな危ないもの「大丈夫大丈夫」で作ってきた自民党…。自民党は憲法も「大丈夫大丈夫」できっと戦争やるぜ。徴兵制度で若者皆殺しだ。
「こうなるとやばいかな?」って発想がないんだよな自民党って。いや政治家ってみんなそうだよね。エリートのお坊ちゃまお嬢ちゃまだから下々の人がなんでもやってくれると思ってんだよ。あぶねえもん作るな! もっと貧乏でいいから安全に暮らしたい。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
マングースさん(男性・東京都)
本当は怖いTPP
関岡英之氏の『国家の存亡』に、今日本が参加しようというTPP(環太平洋経済連携協定)の危険性が書いてある。
TPPでは、話題になっている農業と医療だけでなく24の幅広い分野での自由化も課題となる。小泉政権時代にあった米国からの「年次改革要望書」に代わり、今度は「日米経済調和対話」がその推進力となる。
農業では既に先進国では最下位レベルにある食糧自給率をますます下げ、医療では株式会社化により医療費の高騰と経済的理由による医療格差を招き、不採算の地域からの撤退によって医療難民も出る。さらに「投資」の分野では、米国流M&Aの規制緩和で外国資本による日本企業の乗っ取りを容易にし、「労働」の分野では株価上げのため労働者のクビ切りを容易にするよう、また正規雇用でなく非正規雇用を増やすよう労働法制の一層の緩和を求められる。
要は、国民生活を脅かす難題を、外国、とくに米国の国益によって押し付けられるのだ。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
にむさん
膨大な自家発電能力 無料で一部の記事を読める)
日本中の企業の自家発電能力の合計は、6000万kWと言われています。これは東電の供給量に迫る量です。東電管内の自家発電能力は550万世帯分に相当します(参考:5月15日付 日経ヴェリタス)。
発送電の分離を行って、潜在的な発電能力を活用すれば今年の夏の電力供給に余裕が生まれそうな気がするのですが、どうでしょうか?(下図の単位は万kW)
過去のピーク需要 今夏の供給力 自家発電
東京電力 6149 5620 1639
東北電力 1520 1280 1379
中部電力 2821 2649 525
関西電力 3306 3290 669
九州電力 1771 1978 553
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
佐野 鷹男さん(45才・男性・愛媛県)
圧倒的意思表示を!
事故をきっかけに、原発に関する冷徹な事実はマスメディアも含めて暴露されていますが、同時に必要論も声高に叫ばれているように感じます。それに多くの人が反発を強めているのは当然の反応でしょう。公安警察はデモの組織者に極左がいるのでこれから参加するな、と、不当逮捕した人間に言い放ったそうですが、これは当局の恐怖を表現していると思います。
さて、元極左の考えを紹介しましょう。かつて親しかった武装闘争経験者(50年問題の時代)の元共産党員は、自分たちのチンケな武装なんかよりも、圧倒的な数の大衆の決起、すなわち「圧倒的多数が存在すること」が最大の暴力(=強制力)であると言いました。それには勝てない、と。圧倒的意思表示としてのデモ(パレード)は至高の暴力(=強制力)になると小生は考えます。とりあえず、デモに参加しよう!!
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