マガジン9

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みんなのこえ

vol.280

110420up

4月13日から19日に届いたご意見から

■松本哉ののびのび大作戦 について

きりかえさん(38才・男性・東京都)

先日のデモ

先日の高円寺反原発デモ、生まれて初めてデモに参加させていただきました(とはいえ路上で見ていただけですが)。
原発反対の連帯感というデモの主テーマもさることながら、私にとっていろんな価値観を変えさせられた体験となりました。素晴らしいイベントだった。
それでこの松本さんのコラムを知り記事を読ませていただいたのですが、こんな人が今の東京にいたのかとたまげてしまいました。私が今回のデモより以前にもしこのコラムを読んでいたら「バカだなあ」と感じただけだったかもしれませんが、今読んでいて面白くてしょうがないです。
次回また反原発デモを高円寺で実施される事を楽しみにしています。私も参加したいと思います。

■松本哉ののびのび大作戦 について

尾山御坊さん(20才・男性・京都府)

本当に成功なのか

今回の反原発デモは純粋なものだったのでしょうか?
もちろん大半の方はそうだと思いますが、一部に「日帝打倒」などを始めとする原発と関連のないプラカードを掲げる人たちや、某団体の尖閣諸島事件のデモの際に妨害行動をしてる人達が参加してるなど非常にキナ臭いものとして感じられました。
またデモを全体的に見てもただ騒ぐだけの、ドンチャン騒ぎしたい人たちのように見受けられました。
私はベトナム戦争時のヒッピームーブメントを見ている気持ちになりました。
デモが行われた周辺住民の苦情も聞かれます、純粋ではなく、反体制的な団体が混じってる限り私はこれらのデモに賛同する事はできないです。
周りに流され本質を見失いアナーキーな存在にならないことを願います。

■松本哉ののびのび大作戦 について

ドグラ☆マグラさん(28才・女性・東京都)

デモ

怖ろしい人数ですね!! 人ごみが大の苦手なので、行かなくて助かりました。
原発の事は、高校生の頃、鳥山敏子さんの本で読んで「怖ろしい」と思ったけど、あれ以来真剣に考えたことはありませんでした。鳥山さんの本は、私が高校を中退するキッカケになるほどの大転換をもたらしたけど、今になって改めて、鳥山さんの考えは時代を先取りしていたなあと思います。同時に、宮崎駿さんの漫画版「風の谷のナウシカ」に描いてあった事も思い出して、ゾッとしました。これからは、鳥山さんや宮崎さんのような思想が必要になってくると思います。
原発もそうだけど、ルネサンス期から続いていた人間中心主義の時代も、このへんで終わりにすべきだと思います。自我の肥大化は人間を幸福にではなく、破滅に導くからです。

■松本哉ののびのび大作戦 について

河田 蒼さん(30才・男性・千葉県)

原発デモ

どんどん取り上げて下さい!

■松本哉ののびのび大作戦 について

letthereberockさん(男性・東京都)

デモについて

参加、というより見学させてもらった、と言う感じです。デモをするにはある程度の強引さは必要だと思うが、もう少し街ぐるみで盛り上がることはできなかったのかなあ、と言う気はします(それはデモを許可した杉並警察署の責任(策略)かもしれませんが。デモを知らずに偶然交通渋滞に巻き込まれた人、デモを知らない街の人からしてみればただのうるさい連中、という感想をもったと思います。今回は純粋に反原発の人が集まってある程度の成果はあったと感じていますが、便乗する政治・宗教団体を絡めない監視は必要になるでしょうね。

■松本哉ののびのび大作戦 について

乾喜美子さん(73才・女性・東京都)

高円寺のデモ

本当にありがとう!です。15000人も集まったのですね。私は芝公園の“浜岡原発を止めよう!”の方に行ってました。そちらは2500人、反対運動もっともっと頑張らなければ原発はやめさせられないような気がします。ドイツの25万人に負けないように!

■松本哉ののびのび大作戦 について

expatさん(49才・男性・海外)

4/10原発止めろデモ

原発止めろデモ、大成功おめでとうございます。
日本以外に韓米英仏独メキシコなどでも同時開催されたとの事。居住地が開催国でない為、参加できず残念でしたが、あちこちのサイトでこのデモを事前宣伝して、誠に微力ながらお手伝いをさせていただけた事を嬉しく思います。無公害の自然エネルギー利用発電に切り替える必要が今ほど求められている時代はありません。世界に放射能は要らない。利権構造を壊して、皆の権利をよくしていきましょう。

■松本哉ののびのび大作戦 について

足柄山の金太郎さん(43才・男性・東京都)

もっとこのようなデモがあってもいいのでは

4/10の「原発やめろデモ」行けなくて残念でしたがすごく盛り上がったようですね。このようなお祭りっぽいデモがもっとあれば多くの「一般人」が参加しやすいのではと思いました。
反原発というと真面目に考え過ぎるあまり「電気をつかうな」と反論されてぐうの音も出なくなり(発電所は原子力だけじゃないんですけどね)、「地球温暖化をどうするのだ」(放射能汚染のほうがはるかに危険だけど)といわれ躊躇してしまったり、つまらない議論にからめとられてしまいがちですが、単に「原発は危ない、嫌だ!」で十分じゃないですか?
もちろん、最初はお祭りでもそれが原発のことを学ぶきっかけになればいいですね。

■雨宮処凛がゆく! について

認識甘党さん(35才・男性・京都府)

原発止めても電力はいっさい不足しません。

第184回、反原発デモの記事を読んでいて、デモ自体は大いに行ってほしいと思いますが、少し気になる記述がありました。
記事中に、日本の電力は原発に3割程度「依存」しているとありましたが、国と電力会社は、原発を推進したいために、大容量の火力発電所群を常に休止させてきました。原発は設計段階から、事故を想定して、供給が停止した時の保険として、火力発電所を多数、建てています。
要するに原発は建設時から、電力を賄う能力すら、みじんもない施設です。「依存」しているように見せかけているだけです。原発の安全神話が嘘だったと、今回の事故でようやく大々的に証明されましたが、原発への「依存」も嘘だということが国民の常識になる日は来ないものでしょうか。

■雨宮処凛がゆく! について

宮坂亨さん(42才・男性・長野県)

あきらめない

地震・津波は天災だけど、原発事故は人災。原発はダメ!と訴え続けてきたが、事故を起こさせてしまった「革新勢力」「左翼」の力のなさに気弱になっています。石原4選も加えて。教育基本法が変えられてしまったときも思ったことです。
カネとアメリカ支配層・自民党・マスゴミの力には勝てないのかねぇ? 原発を推進した中曽根康弘元首相はどう思っているんだろう?誰かインタビューしないかなぁ。
高円寺の15000人がデモの楽しみを広げ、政治的表現が様々な形で街頭を染めるようになればいいなぁ。

■雨宮処凛がゆく! について

hiraさん(45才・男性・山梨県)

19兆円の請求書

こんな話、ご存知ですか?
「19兆円の請求書」http://bit.ly/ed9f90
経済産業省内の有志で作成した文書とのことです。
河野太郎さんのブログにも「原子力政策の分かれ道」として、意見が掲載されています。
もはや、集団発狂しているとしか思えないし、他かつ、人事として傍観している国民もまた同罪ですね。マスコミは黙殺してしまったらしいのですが...もう、黙っていては駄目だと痛感します。

■中島岳志の希望は商店街 について

佐藤宏さん(51才・男性・埼玉県)

自称“保守”にとって本物の保守は邪魔

中島さんのおっしゃる「保守派が疑っているのは、設計主義的な合理主義です」は全くその通りだと思います。ただ日本の場合、自称“保守”の政治家(特に自民・民主党内の)にとっては邪魔なのだろうと思います。彼らが目指すのは国家権力による特定の歴史観・価値観の強制という設計主義であり、原子力推進もその中の一つです。
彼らやその支持者たちは、中島さんのような考えも含め、彼らの除く設計主義に疑問を挟む考えを全て「左翼」だと宣伝することで、ネガティブイメージを社会に与えています。本来の保守は、自称“保守”に(意図的に)抹殺されかかっている現実に目を向ける必要があると思います。

■時々お散歩日記 について

森正樹さん(47才・男性・東京都)

情けない日本人

地震国の日本に原発は危険だとは以前から考えてきたし、その労働の実態についてもある程度聞き知ってはいたが、実際に事故が起きてみると強く原発に反対してこなかった自身の不明を恥じます。
藤波心さんのブログには素直に感動したし、中2の時自分にあれだけ批判的思考を実践し、文章化する力があったとは思えません。
自分の居住する市町村に原発の設置を認める人だけが原発を支持するべきだし、せめて浜岡原発だけでも停止できないようなら、日本という国に愛想が尽きます。
左翼の主張に全面的に首肯するものではないが、原発に反対してきた左翼が小選挙区制で弱体化した悪影響は明らかだし、社共は今後の選挙で原発の是非を争点に据えるべきです。
九条と関連しては、無責任・無能な政治家・官僚に軍備を自由に使わせる気にはなれないという気持と、逆に有事の際政府・自衛隊は機能するのかという懸念と、相反する思いが心に浮かびます。

■伊勢崎賢治さんの記事 について

衆愚代表さん(35才・男性・沖縄県)

「怒る事」だけでは解決できない、新興5か国(BRICS)の原発利用推進宣言問題と、伊勢崎賢治さんのご登場への切望

原発問題に対して、冷静である事より怒りを示す事を是認しているような空気であるが、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの(BRICS)首脳会議にて、原発利用と増設を宣言したニュースを耳にしたとき、「熱くなってしまう」人も冷や水を浴びせられた事だろう。
かつて第五福竜丸の被曝を契機に始まった日本の反核運動が社会主義国の核保有問題に直面し、その是非を巡って分裂し衰弱したという歴史があり、新興国の原発問題は同じ轍を踏む事になりかねないからである。

伊勢崎さんは、「『反原発』と『脱原発』。この違いをどううまくプレゼンするか。」「だいいち、連帯は必ず『排除』を生む。その意味で、反原発の『連帯』もヤダ。」とTwitterで書かれているが、上記の事を含めた意味での御指摘なのだろう。
また、伊勢崎さんは放射能探知器を携帯して現地調査し、「故郷を捨てさせない中長期的な復興支援」を主張されている。ご高説を切望する。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

Tassa Leaksさん(海外)

原発関連の検閲はじまる?

総務省は4月6日、「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する電気通信事業者関係団体に対する要請」を出しました。
(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban08_01000023.html)

流言飛語とは何なのでしょう。付属PDFを読むと分かるように、電子メール上の情報も削除の対象とされています。電子メールの内容は公の情報ではありません。流言飛語にあたる理由が分かりません(チェーン・メールを想定しているなら、もっとはっきり定義すべき)。
人の命が関っているのに、この期に及んでこんな情報規制。総務省の英語訳はMinistry of Internal Affairs and Communicationsです。内務と通信省。この2つがひとつの省に再編された意味が今、ようやく分かりかけてきたような気がします。
まるでジョージ・オーウェル『1984年』の「真理省」みたい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ミナミさん(40才・男性・熊本県)

感想です

マガジン9を読んで、今まで自分も原発無関心だった事をごめんなさいという気分です。のうのうと今も電気を使って生きている自分がいる現実。無力感。
少し位不便になっても怖い原発はいりません。24時間のスーパーも自販機も24時間放送のテレビもいりません。世界第何位の経済国と言う座も欲しくありません。
今すぐ全廃は無理でも将来的には全廃になってほしいです。スローでエネルギー消費が少なく、物質的には貧しくても安心して暮らせる社会になってほしいです。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

脱原発デモのプラカード(文例集)管理人さん(38才・男性・大阪府)

脱原発デモのプラカード(文例集)

街頭デモだけがデモのすべてではなく、こうしたプラカードやメッセージのネット上の掲示も、デモの代わりを果たしうるし、デモとの相乗効果も期待できると思います。

そこで、以下のような「脱原発デモのプラカード(文例集)」サイトを作ってみました。

https://sites.google.com/site/livingwithfukushima/

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

マヤさん(50才・女性・滋賀県)

浜岡原発至急停止求む

急ぎ浜岡原発の停止を求めます。世界で一番危険な原発である浜岡原発、東海地震が懸念させているなか、浜岡原発の停止が急務です。その後、日本中の原発を止め、建設中の原発も中止にするべきです。子ども達を守ることが、現代の大人が行動しなくてはいけない最大の義務です。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

TY生さん(71才・男性・三重県)

何処を向いて発言しているのか

福島第一原発の事故で広範囲に放射能が放出されてしまい、住んでいるところから避難生活を余儀なくされている人々が大勢いる。このため生活の基盤を失ってしまった。その苦難は計り知れない。
原子力発電所の事故でこのような事態を招いたにもかかわらず、近藤洋介元経済産業省政務官は「東京電力はよくやっている。これで止まっているのは日本の原子力が優秀だから」と述べている。
日本経団連の米倉会長は「千年の一度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べている。
人々を苦難に追いやった原子力技術の何が優秀なのか、何が素晴らしいのか。大衆の苦難が目に入らないのか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

にむさん

エネルギーいろいろ

天然ガス火力:小型のガスタービンを用いる方法が使いやすいようです。余熱による温熱や冷熱の供給や、余熱を使って二重に発電する方法があるそうです(コジェネ、コンバインドサイクル)。
石炭火力:水分を多く含むため利用が進んでいなかった低品質の褐炭を改質して利用する技術が研究されているようです(褐炭はインドネシアなどに豊富に埋蔵)。
地熱発電:地熱発電は火山の近くなどで井戸を掘って地中から高温高圧の蒸気や熱水を取り出してタービンを回して発電します。地熱発電は初期コストがかなり高い一方で運転コストは同容量の火力発電に比較して安くなります。地中の熱を直接利用して冷房・暖房を行う方法もあります。
燃料電池:水を電気分解するのとは逆の作用、つまり水素と酸素を化学反応させて電気と水と熱を生み出す発電装置です。現時点ではコストがとても高く未知数です。
太陽熱温水器:家庭部門での電力消費を削減できるかもしれません。

ここのところ、「原発」に関するご意見が目立って多く、
状況に不安を抱える人の多さを痛感させられます。
雨宮さん、鈴木さんもコラムでデモの話題を取り上げてくれましたが、
今週末も各地で「脱原発」を掲げるデモが予定されています。
そして、24日は統一地方選後半の投票日。
こちらもお忘れなく!!

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