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憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。
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みんなのこえ
vol.277
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3月23日から29日に届いたご意見から■時々お散歩日記 について
乾 喜美子さん(73才・女性・東京都)
浜岡原発停止に賛成です。
原発がこんなに危険なものだという実感がありませんでした。生活の見直しをする時期ですね。
すべての原発を止めるために努力しなければと強く思います。
■時々お散歩日記 について
湘南本多さん(62才・男性・神奈川県)
その通り、同感です。ちょっと付け足し。
TVに登場する99%の専門家の≪想定外≫発言には憤りを感じます。原発は特に、設計前にあらゆる想定をする。「採算」「効率」を考慮した結果の構造物であることをいうべきなんです。確率の低いリスクよりも身近なメリットを優先したのです。
また、電力を作る採算性でも圧倒的に原子力が優位…と業界は豪語していました。あれも嘘です。放射性廃棄物の処理費用を度外視していたのです。あの論議はどうなったのでしょうね…。
■時々お散歩日記 について
まなまこのははさん(41才・女性・神奈川県)
虚しさと哀しさでいっぱいです
原発は人災です。でも、この生活を続けている限り加担者でもあります。この生活を止めて、やまねこムラのようなところに移りたいとも思いますが、今の私の都会生活にもそれなりのコミュニティは存在します。放射線の恐怖と共に、コミュニティを捨てることの恐怖もあります。
都会を自分の終の棲みかとして考えたら、これからなんとかしなければと思いますが、何が自分にできるのかとも思います。哀しくて虚しいです。
■時々お散歩日記 について
KUMA0504さん(50才・男性・岡山県)
上関祝島に行ってきました
鈴木さんが「高みに立って批判する人たち」を批判していましたが、本当にその通りだと思います。
私は3月14−16日、ちょうど上関原発の工事の一時中断が発表されるときに祝島に旅してきました。ブログ(http://plaza.rakuten.co.jp/KUMA050422/diary/201103250000/)
には、そのときの様子を八回に渡って連載(写真多数)していますが、島民の「われわれには海と山さえあればいいんじゃ。それがありさえすれば人間らしい生活が出来る」という言葉が忘れられません。
彼らは直感で反原発を選び闘ってきました。専門的知識は必要ないのです。そもそも反戦運動もそうだったではないか。そして歴史はどちらに軍配を上げたのか。ベトナムにしても、イラクにしても。
■時々お散歩日記 について
市居みかさん(42才・滋賀県)
ありがとう、がんばりましょ!
滋賀に住む絵本作家の市居みかと申します。原発の件、Twitterでご意見を拝見し、「そうだそうだ!」と喝采を送っています。本当に「この期に及んでなんで原発賛成??!」と毎日憤りを感じ、ネット上の冷ややかな意地悪な意見にうんざりしています。
鈴木さんの意見、大賛成です。どうか安心して暮らせる世の中になりますよう、くじけず、くさらず、諦めず、やっていきたいです。何かをしたいけど、何をしたらいいかわからず、悶々とする毎日ですが、身近な友達とこの件を話したり、少しでも多くの人にまずは考えてもらうようイベントを企画中です。またどこかでお会いできますよう。がんばりましょね。
■時々お散歩日記 について
hiraさん(45才・男性・山梨県)
福島第一原発事故
福島第一原発事故の件、本当に心が痛みます。事態の収束とともに現場で作業されている皆様、ご家族、避難されている方々が一刻も早く元の生活に戻れることを願って止みません。
今回の事故は、完全な人災だと思います。地震の規模は1000年に一度とか言われていて、1000年と言えばとても長いと感じるかもしれません。でも、原発を40年間稼働するとすれば、その間に被災する可能性は4%で、日本に50基の原発が有るとすれば、4%x50基で200%の可能性で被災することになります。検討しなければならない事項が数多くあるので、数値は不正確であると思いますが、こんな簡単な事が真っ当に評価できない(あるいは無視)する人間という生物には原子力のような危険な技術を扱うことは無理なのでしょうね。目先の利に囚われて悪魔と取引してしまったのだと思えてなりません。
■森永卓郎の戦争と平和講座 について
鵜鷺さん(63才・男性・石川県)
計画停電とこれからの電気需要
計画停電の前にやるべきは、自販機の廃止あるいは削減とネオンサインの削減ではないか。元々現在の電力供給量が余ることを見越してのオール電化推進なのだから、太陽発電などの自然発電でまかなえるはず。一説には天然ガスを含めた化石燃料は後1000年はもつともいわれている。温暖化問題も根拠が怪しいのだから。
■森永卓郎の戦争と平和講座 について
あきのさん(67才・女性・埼玉県)
夏場の節電について
わたしがクーラーを買ったのは(約35年前)、窓を開けると隣家のクーラー使用による温風に耐えられなかったからです。クーラー使用を控えることでずいぶん節電できるのではないでしょうか。女性はただでさえ、夏場の冷やしすぎに悩まされています。男性はスーツをやめてカリユシを着れば、沖縄との連帯を表現することもできるし、一石二鳥だと思います。
日本中の自動販売機を全廃すれば、原発はいらなくなると聞いたこともあります。
■森永卓郎の戦争と平和講座 について
クレヨン伯爵さん
Back to the '82
1982年(昭和57年)に既に生まれていた皆さん、あの頃の生活ってすごく辛かったですか?
私はそうでもない(中日が130試合目で優勝した年だ)。
第二次石油ショックで底打った82年の電力需要が、だいたい現在の7割くらい(http://www.yonden.co.jp/life/kids/teacher/datashu/pdf/syouene_all.pdf)など。だから使用量3割削減、ってそんな無茶な話でもないと思う、82年にはみんなフツーに暮らせてたんだから。総量だけの話じゃない(基幹電力とかピークとか考慮が要る)のも判るけど、どうにかなる話だと思うです。
たかが82年に戻ることで神武天皇以来のこの美しい国土をこれ以上汚さなくて済むんだったらさ、その方がいいよ〜。何なら初の国民投票で問うてみてはどうかな。
現実的には「短期と分ける」森永説に同意ですが、さすがに再稼動では「ほらやっぱり必要」とか喧伝されるので、この夏を何とか乗り切り「なくても平気だった!」実績を作って何年か先の“安楽死”へのハズミをつける固い意志を国中で共有するのでどうか。
■鈴木邦男の「愛国問答」 について
Joseさん(49才・男性・福岡県)
現代の「不敬罪」
読んで吹き出しましたがなるほどとも思いました。もし自分が墓地の住人ならば不敬など思わないし喜ぶところです。もしかすると撮影後興奮した住人の一部が歌舞伎町あたりに繰り出して悪さをしたのかもしれません。それで警察が原因を作った篠山紀信に某かの罰を与えようとしたのではないでしょうか? 本当の事を言えないからとりあえず「不敬罪」として。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
マングースさん(男性・東京都)
原発について
今回の福島原発事故では、最悪の場合はチェルノブイリ級のレベル7となり、そうなれば放射能被害は中心から半径300km〜500kmに及び、かなり広範囲の人が避難民になると思う。食料も水も安全でなくなる。
それが杞憂であるならぜひ技術的に論証してほしいのだが、原発の有用性を説いたり、代替のエネルギーを示せと言ったり、そんな不安を煽る輩は一部偏向した勢力だみたいな見方は見当違いも甚だしい。エネルギー施策としてリスクが大きすぎる。
今更だが今後も原子力を選択するなら、炉の運転を止めた後も電源を使って連続的に冷却し続けなければならないような(フェイルセーフに反する)方式をやめ、海抜0m以下でいざとなれば海水を流し込んで強制冷却することが可能な立地としたり、ひとつの規模を小さくして最悪の場合でも被害の及ぶ範囲をずっと小さくできるようにせねばなるまい。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
にむさん
電力需要を抑制するには
余っているモノの値段は下がり、足りないモノの値段は上がるのが経済の仕組みです。
震災による発電能力の不足に対して、現在は数量的な調節で対応していますが、供給能力が根本的に不足している以上、「長期」という意味においては価格調整による需給の均衡化が不可避になります。これは電気の値段(電気料金)が上がるということです。
これは感情的には受け入れがたいものです。「問題を起こしたのは電力会社なのに、なぜ消費者が高い料金を払わないといけないのか」という意見ももっともですが、電力需要の抑制のためには料金引き上げは避けられないと思います。電気の使用に課税する方法や、電気の使用枠を取引するキャップ・アンド・トレード方式も考えられますが、いずれも値上げを意味します。
一律値上げではなく基本料金の累進性をある水準から大きく強めて、消費者を少ない使用枠に誘導する方法が有効だと思います(少ない使用枠では料金を据え置く)。
大震災から2週間あまり。
被災地から伝えられる状況はいまだあまりに厳しく、
原発事故についても不安な状況が続きます。
そんな中、24日には東京都知事選など統一地方選挙が告示に。
「選挙どころではない」との声もありますが、
実施される以上は「これからの社会」に重要な意味を持ってきます。
しっかり話を聞いて、見極め、投票すること。
それもまた、1人ひとりの重要な役割です。
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