マガジン９

憲法と社会問題を考えるオピニオンウェブマガジン。

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みんなのこえ

vol.273

110302up

2月23日から3月1日に届いたご意見から

■パンにハムをはさむニダ　について

アスカさん（35才・女性・東京都）

イ・ギルジュンさん

昨年の第１回マガ９学校、行きました。その時、もろ寝坊顔で遅刻してプラ〜っと入ってきた人がまさかの「抵抗する青年」でした。日本語の進行が長くなってくると（気持ちはわかります）足元を見たり、キョロキョロしたり、しまいには壇上なのに特大の「あくび」をしちゃったり...自然な人だなぁと思いました。
今回の記事でいろいろと細かい経緯がわかってきてとても興味深く読ませてもらってます。
キムさんもイさんも、この前の記事に写真が出ていたアン・ジファンさんも、たたずまいがすごく自然だから説得力があるし、素敵だと思います。
次回の連載記事も楽しみにしています！

■鈴木邦男の「愛国問答」　について

乾　喜美子さん（73才・女性・東京都）

感想

いつも鈴木邦男さんのユニークなお話楽しく読んでます。40年前のディベートの話考えさせられました。自分と反対の意見も聞くことが大事ですね。

■時々お散歩日記　について

衆愚代表さん（35才・男性・沖縄県）

壊れつつあり、是正を迫られるのは、「悲鳴のような声」をあげる人々の運動なのでは？

山口県上関町の原発や沖縄県東村高江の米軍ヘリパッドで、「悲鳴のような声」で反対運動をする人々を見据ていないとして鈴木耕氏は前回から批判をされていたが、それら市民運動の在り様は戦後から一貫している。
まず、とある問題がある。
次に、日本政府がある問題解決法を選択する。
しかし市民運動家がその解決法を否定し、「悲鳴のような声」をあげてそれを阻止する。
だが問題は残存し、その問題解決（例えば、今回ではエネルギー問題や外交問題）に対しては市民運動家は一貫して無責任であり、その問題解決を政治家や官僚に押し付ける。
結局の所、市民運動家やそれの賛同者は、官僚組織や体制に警戒感を露にするとともに、それらに最も依存している存在だといえなくもないだろう。
故に、彼らの現実対応能力の欠如が日本国民に次第に理解され、その存在を飽きてしまったのではないのだろうか？
朝日新聞ですら取り上げられなくなったのはその為ではなかろうか？

■みんなのこえ　について

森正樹さん（47才・男性・東京都）

TY生さんへ

護憲派同士議論したくないのですが、最近の産経の世論調査でも八割が安保を必要と答えているし、何年か前の朝日の調査でも似た結果でした。
米軍が日本にいるのは基地として利用し、日本の軍事大国化を防ぐためで、日本防衛は三番目程度の優先順位しかないが、在日米軍の存在が、ソ連の脅威や中国の軍拡にも関わらず、日本が経済成長に専念することを可能にし、極東の安定に寄与してきたのは紛れもない事実です。
アメリカの戦争が常に悪というわけではなく、朝鮮戦争に米軍が介入しなければ、朝鮮半島は北朝鮮が統一していたし、中国が台湾に手出しできないのはアメリカが関与しているからです。
NATOをはじめアメリカと軍事同盟を結んでいる国は多数あるが、九条と似た憲法を持つ国はコスタリカしかないし、コスタリカも米州機構に属し、有事の際は米軍の来援を請うことになっています。米軍と九条のどちらが安全保障に役立つと世界で見做されているか明らかです。

■その他、感想、ご意見、ご要望　について

TY生さん（71才・男性・三重県）

琉球人の「おもろ」に見る平和主義

ＮＨＫの番組「深く掘れ己の胸中の泉　沖縄学のまなざし」を見て印象に残った事を記す。「おもろ」は沖縄の万葉集といわれ、700年以上前から村々の行事や王朝の宮中行事で歌われてきた。沖縄に日本の力が及ぶ中で、沖縄の言葉は使用を禁止され、「おもろ」も忘れられて行った。この「おもろ」を伊波普猷は生涯をかけて研究した。この「おもろ」の中の一つに《貴き　おわもりよ／京　鎌倉　ジャワ　南蛮までも／支那大陸及び宮古その他属島までも／等しく太平を楽しめたまえ》（伊波普猷訳）伊波普猷は次のように述べている。これは実に当時の琉球人が平和的人民であったことを証明する好資料である。沖縄では貿易は最初から国家事業であったから琉球人は倭寇のように略奪などした事はあまりなかったようだ。ＮＨＫの解説は、そこに周辺国と調和しながら貿易立国を目指した琉球の姿があったと述べる。その姿は明治以降、軍事力で他国の利権や資源を奪った日本と対照的だ。

３月に入りました。
東京では、すっかり春の日差しの日もあれば、
霰がちらつく寒さの日も。
リビアの反政府デモ、ニュージーランドの震災、
そして国内でも、心がざわざわするニュースがいくつも。
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