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みんなのこえ
vol.252
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9月8日から14日に届いたご意見から■雨宮処凛がゆく! について
ドグラ☆マグラさん(27才・女性・東京都)
シングルマザー
この間、29才のシングルマザーが5才の息子を絞め殺したって事件がありましたよね。新聞にも小さくしか出てなかったから、切り抜きそびれちゃったけど。そのマザーが無職で独身と聞いたとき、「エエ〜っ、一体どうやって生活してたんだよ!!?」と驚愕しました。
母親本人を責めるのではなく、「シングルマザーが就ける仕事って、なんて少ないんだ! なんて過酷な境遇に置かれているんだ!」という事について大騒ぎすべきなのに、まったく、日本の男共は・・・!!
雨宮さん、ガンガン騒いじゃって下さい!
■雨宮処凛がゆく! について
道産子さん(35才・男性・北海道)
民主党代表選
9月9日札幌市にて菅総理大臣が演説の中で「規制緩和」を繰り返してました。小泉改悪の規制緩和と何が違うかわかりませんが、また、日本が悪くなる気がします。
雨宮さんが『生きさせろ!』で書かれていたことが現実になりそうで、こわいです。
■伊勢崎賢治の平和構築ゼミ について
アハマドHTさん(38才・男性・海外)
アチェの独立運動は終息しています
伊勢崎賢治さんの平和構築ゼミ第6回にて発言しているAscana Luisa Gurusingaさんの経歴に「研究テーマは独立運動が続くインドネシア・アチェにおける平和構築」とありますが、独立運動そのものは終息しています。ゲリラ組織(GAM)は既に解体し、地方選挙においても元構成員が結成したアチェ党が多数派を占めています。ただ、紛争後の平和構築においては、一般戦闘員の社会復帰、元ゲリラだった現職議員や首長による汚職、紛争犠牲者への補償、過去の人権侵害事件の真相究明などの課題が残っています。
紛争終結イコール平和到来ではないことは言うまでもありません。むしろその後の平和構築事業において、新たな紛争の種がまかれる可能性もあることを今後の記事でフォローしていただきたいと思います。(まもなく断食明けのバンダアチェより)
■伊勢崎賢治の平和構築ゼミ について
peacenikさん
留学生がみた「沖縄」
留学生を交えて沖縄の米軍基地問題について議論されていますが、これは論点のすり替えと基地に反対している住民達を見下したような感じがするのは私だけでしょうか?
この地域で基地をなくすためにどうすればいいか、それは今でも残っている冷戦の対立構造を徹底的になくすこと、そのためには外交努力に尽きると思います。それぞれの国の市民らがそのための働きかけをしていかなければならない、それだけです。
政治家をあてにするな、政治学の論理で片付けるな、軍事に頼るな、問題解決を目指すなら市民主体の反戦平和運動に焦点を戻せ、そういった声がここでは聞けないのが非常に残念です。
■森永卓郎の戦争と平和講座 について
エンセンさん(61才・山梨県)
あつかましい動物
軍隊武力、武装自衛の本質とは、他人の犠牲で自分の命を守る卑怯な行為です。人として許されない悪行、罪悪だと思います。その事前準備をしておく事など、恥ずかしい事だと思います。
戦争では、必ず人が死にます、幼い子供たちが殺されます。自分だけ助かろうという「厚かましい連中」が行うのが武力自衛です。
しかし、人間は、その「厚かましい動物」です。日本国憲法は、そんな行為をやめさせようとしているのです。
だからこそ、日本国憲法は「崇高」なのです。その理想を実現する努力が大事だと思います。
■鈴木邦男の「愛国問答」 について
宮坂亨さん(42才・男性・長野県)
スポーツ・芸能人・文化人よ選挙にでよう
9月8日更新の愛国問答で前田日明さんほかスポーツ選手と選挙について触れられていました。
参院選には現役プロレスラー西村修選手も国民新党・新党日本に推されて出馬しましたが落選です。
僕が夢見るのは次期衆議院選で、アントニオ猪木・古田敦也・吹田明日香らによる「スポーツ健康平和党」が活躍することです。
比例区定数を削減し小選挙区ばかりの2大政党では国民の多様な要望は国政に届きません。専門分野に秀でた「タレント」議員は世襲議員よりよっぽど役に立つでしょう。
猪木は湾岸危機の時の日本人人質解放、北朝鮮で38万人集めたプロレス興行などの実績があります。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
TY生さん(70才・男性・三重県)
法治国家として見過ごせない考え方の提言
年末の防衛計画の大綱作りに向けて、8月27日、菅直人首相の私的諮問機関「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が首相に報告書を提出した中に法治国家として見過ごせない提言が書かれている。
《従来の憲法解釈では日本防衛以外のシナリオでの弾道ミサイルの迎撃は認められていない。つまり日本は、現在、米艦艇の防護や米国向けの弾道ミサイルの撃墜を、国益に照らして実施するかどうかさえを考えるという選択肢さえないのである》と書いた後、最後の箇所は《本懇談会が強調したいことは、憲法論・法律論からスタートするのではなく、そもそも日本として何をなすべきかを考える、そういう政府の政治的意図が決定的に重要であるということである。これまでの自衛権に関する解釈の再検討はその上でなされるべきものである》と結ばれている。
防衛計画の大綱の中に超法規的な考え方の事柄が盛り込まれないよう憲法を守る立場の人達は警戒すべきである。
■その他、感想、ご意見、ご要望 について
にむさん
市場をどうやって補う?
人間が世界と未来の全てを知り、常に合理的な判断ができるなら市場経済よりも計画経済の方が効率的だと思います。計画経済は人間の理性を全知全能の神の位置に置いてしまった考え方だと思います。しかし実際には政府も中央銀行も万能ではないので、散在する個々人が不十分な知識と能力で経済活動を行っていくしかありません。万能な中央集権的な仕組みがなくても、散在する不完全な人々によって効率的な資源配分を行えることが市場経済の優れた特徴です。
一方で、市場は常に効率的ではないし、社会の様々な問題を解決してくれるわけではないと思います。市場による資源配分の仕組みを基本に据えつつ、それを補う仕組みが必要です。それは少し原初的な資源配分の方法になるかもしれません。交渉、共有、共同管理といった要素が前面に出て来るかもしれません。私は共同体の機能や利他的な動機(範囲の広い利己心)等によるソーシャルな力に着目しています。
火曜日に行われた民主党の党首選は、
予想外の大差で菅首相の再選という結果に。
皆さんは、この結果をどう考えますか?
そして、続投となる菅政権に何を求めますか?
サイトへの感想とともに、ご意見をお寄せください。
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