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6月13日(火)
韓国サポーターは熱い!
(フランクフルト発)
スタジアムを埋め尽くす真っ赤の韓国大応援団。4年前の興奮がそのまま再現されたかのよう。
ワールドカップ観戦記の第2弾です。今度は、韓国対トーゴ戦でのお話。場所はフランクフルトです。フランクフルトの中央駅には韓国サポーターがあふれていました。スタジアムも案の定、まっかっか。私の隣、後ろにも赤いシャツ、韓国の国旗を振り回す親子連れとカップルです。試合開始の30分以上も前から「デーハミング!」(大韓民国)の大合唱。
う〜ん、ここでも、日本の試合より、乗り込んできたサポーターの数は多い気がします。
私は、同じアジアだし、共同開催もした韓国を応援しようと決めていました。パクチソン、イチョンス、それとアンジョンファンはおなじみ。今Jリーグにいるチョジェジンも代表にいます。さあ、スタジアム中をウェイブが5周くらい回ったあとに、国歌が演奏されました。あれれ??韓国の国歌が2回も。トーゴの国歌がかからなかったのです。途中から、気がついてぷつりと切れて、新たにトーゴの国歌がかかりましたが、会場はちょっと変な雰囲気に。
韓国は1点リードされ、さらにがんがん攻める。トーゴは退場者を出してしまい、とうとうイチョンス、アンジョンファンで2点をもぎとります。隣のおじさんは、どんどんエキサイトしてきて、赤いバンダナを振り回し、私はその手がぶつかるかと思いました。きっと、彼は私たちが日本人だということをわかっていたと思います。なんとな〜く微妙な感じでしたから。でも、アンジョンファンがゴ〜〜〜〜〜ルしたとき、私にもハイタッチしてくれました。私も「I LOVE アンジョンファン!」と叫んで、にっこり。よかった、これで「ちょっと友好」ムード。
ところが、です。スタジアムの雰囲気が徐々に変わってきました。韓国がボールをまわし始めると、地元のドイツ人たちを巻き込んで「トーゴ、トーゴ」の大合唱。そして、(決して時間稼ぎをしているわけではないのに)、韓国にブーイングが起きたのです。トーゴの監督がドイツ人だからでしょうか。韓国はとてもクリーンなサッカーをしていたのにもかかわらずです。どうしてなのかなあ。韓国の強烈な応援に比べて、トーゴサポーターが少ないからの判官びいきかもしれませんね。
そういえば、この日。日本と同じグループのブラジル対クロアチア戦が行われました。フランクフルトではマイン川の真ん中に巨大スクリーンを作り、川の両岸から大観衆がパブリックビューイングをしていました。これはもう圧巻ですよ。それでも、人が多すぎて、実は私たちは会場に入れませんでした(がっかり)。日本で前回大会のときに、こんな大掛かりな盛り上げ方をしたんでしょうか? ドイツ人、サッカー好きです。
男だらけのクロアチアサポーター。クロアチアにももちろん女性サポーターもいるのですが、あまり目立たずにおとなしい感じ。
(photo:nao tomita)
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