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みんなのこえ

vol.178

090311up

3月4日から10日に届いたご意見から

■この人に聞きたい 宮田律さん について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

金融恐慌を戦争で解決しないために

1929年の世界大恐慌が、結局第二次大戦の戦争特需で解決したことはよく知られている。今回の金融恐慌は世界大恐慌を上回る規模と言われているから、中東及び極東で戦争が画策されるのは確実だ。

宮田氏がイラン戦争の「可能性は結構高い」と述べているのを知ると空恐ろしくなるし、BBCの調査でイランに悪いイメージを抱く人が55%で最も多かったように、マスコミを動員した戦争の下準備は既に進んでいるようだ。日本でも「座してテポドンを待つのか」(産経)などと、戦争を煽っているとしか思えない報道が目立つようになった。
北朝鮮・中国の脅威を煽ればアメリカは日本に武器を売れるし、あわよくば日中が衝突して共倒れになれば、欧米には歓迎するべき事態になろう。
日本は九条を死守し、問題の所在(尖閣)は明らかだから、中国の心ある政治家と話し合って決して戦争にしてはいけない。
金融恐慌を戦争で解決しないために、日本の責任は大きいと思う。

■松本哉ののびのび大作戦 について

ハチ公さん(男性・北海道)

ほんとうにのびのびしてますね〜

何度も笑いながら読みましたが、松本さんの記事にはいつも元気を頂いています。
他の筆者とは歩調が全く違っているところがいい味出していますね。

どこまでも明るくてポジティブで面白くて、それでもやっぱり筋の通ったところがしっかりと一本あって、こんなふうに生きていけたら楽しいのだろうなぁと思います。
頑張ってください!

■岡留安則の「癒しの島・沖縄の深層」 について

TY生さん(69才・男性・三重県)

この国が平和だと 誰が決めたの

岡留さんは筑紫さんを偲ぶ会で、ネーネーズ、大工哲弘、海勢頭豊、古謝美佐子,新良幸人氏ら、筑紫さんとゆかりのある人々が追悼の曲を披露したことを紹介した。
私はネーネーズ「平和の琉歌」(詞・作桑田圭佑、沖縄語歌詞知名定男)を聴いた時ドキとした経験がある。琉球民謡の旋律とリズムをベースにうたう歌詞は《この国が平和だと 誰が決めたの/人の涙の渇かぬうちに/アメリカの傘の下 夢を見ました/民を捨てた戦争の果てに/蒼いお月様が泣いております/忘れられないこともあります…》歌を聴いて、軍事基地のない土地で安穏と暮らす私には沖縄の人からの強い抗議のメッセージを感じた。
アルバム「天架ける橋」の収録曲で古謝美佐子さんが歌うドヴォルザーク作曲の「家路」の解説に、古謝美佐子さんの住む沖縄県嘉手納町では毎日午後5時になると公民館から「家路」が流れると記す。軍事基地の存在と対照的な情景音楽で町民の願と抗議の意思を感ずる。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・沖縄県)

鈴木邦男氏の準則的憲法九条解釈論は、日本人本来の心性とは乖離しているのでは?

正直に申しまして、鈴木氏の仰る事は米国政府にケンカを売るようなものです。
それをする為には、まず日本人自身を纏め上げる、つまり、国民投票により憲法九条の鼎の軽重を問い、そして、「9条もアメリカの圧力の産物だろう」という批判を打破した上で、改めて米国に挑戦状を叩き付けるべきでしょう。

さて、少し疑問に思ったのですが、「アメリカの過ちだ。日本の過ちだ」というご発言、なぜ「過ち」と断言できるのでしょうか?
その根拠は何でしょうか?
この様な考え方は、捏造された「私」から来る、美醜や善悪、「垢」と「浄」といった、西洋的な二元論ではないでしょうか?
それは「戯論」かもしれません。

日本人本来の心性は「諸行無常」であり、「わび」「さび」だと思います。
それ故、憲法論で言えば、「穏和な平和主義」や「憲法は善き生き方について教えてくれるものでない」と主張する長谷部恭男教授の憲法論の方が、日本人にフィットすると考えます。

■週間つぶやき日記 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

小沢民主党代表公設第一秘書の逮捕について

小沢民主党代表の公設第一秘書が政治資金規正法違反の容疑で逮捕されたという。
麻生政権の支持率が最低ラインに低迷し、あの手この手の支持率回復策も功を奏さず、今選挙をやれば自民党が大敗すると言われているときである。自民党にはもはや敵失を待つ以外に支持率浮揚策はないところまで追い込まれての逮捕劇である。
私は民主党の支持者でも小沢代表の支持者でもない。しかし、いくらなんでもタイミングが良すぎるのではないか。裏に何かきな臭いものを感じるのは私だけだろうか。かつて法務大臣の指揮権発動で造船疑獄を闇に葬った日本の検察が忠実な法の執行者であるなどとは到底信じられない。

■週間つぶやき日記 について

松宮 光興さん(69才・男性・神奈川県)

小沢民主党代表の第一秘書逮捕

このニュースを最初に知った時、私は「またか!」と思った。これまでも政権が危なくなる度に、繰り返されてきた「野党たたき」が始まったのだ。あの「偽メール事件」は記憶に新しい。
これを仕掛けたのは、与党ではなく、官僚だと感じた。同じルートの迂回献金が、与党にも渡っているから、そんな危険を冒すとは思えない。
だが、官僚は、「公務員改革」を公言する民主党が政権につくことを極度に恐れているだろう。
外務省の機密費も、警察・検察の捜査協力費も、未解決。「消えた年金」に類する不正行為が、他の省庁からも出てくるかも知れない。
どうしても、政権交代を阻止したいと考えた官僚が居ないはずがない。
これでまた、政権交代が遠のくのだろうか。ようやく膨らんできた「民主主義のつぼみ」が、悪徳官僚につぶされるのは、なんとも残念だ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

sakusakuさん(40才・男性・北海道)

今の政治状況

民主党小沢さんの公設第一秘書が逮捕され、日本の政治状況が混沌としてきました。今、選ばれている政治家(国会議員)は、今の日本の状況を正しく反映していない人達だと感じます。ですから、政策が迷走し、国民の支持が得られないのです。
今の政治家に感じるのは、この100年に1度の不況と呼ばれている環境の中で、これから日本をどのように導いていこうと考えているのか、全く、誰からも伝わってこないことです。皆、目先のことだけ、支持率だけを気にして行動しているとしか思えません。また、そういう政治家を選んだ国民の側にも責任はあると思います。
今年中に行われる総選挙は、全国民の政治に対する姿勢や考え方が問われる選挙だと思います。次の選挙での1票は、これまで以上に重たい1票になることでしょう。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと。憲法9条は現実離れした絵空事なんですか。難題はたくさんあるけれど、憲法9条の精神を守ること。本当の幸せってそういうことじゃないのだろうか。

今、安全保障が問題視されているイスラム圏。治安が悪いとされている南米、アフリカ。
何処をとっても欧米の植民地だったところだ。
特に中東は、欧米各国が石油と言う利権を奪い合った土地だ。
その仕組みは形を変え巧妙に、今もなお続いている。
今マスコミで言われているテロとは、彼らに残された唯一の生存手段とも言える。
憲法9条を持つ日本は、他の先進国とは違う、武力による解決を選ばないで、住居、食糧、医療、教育等の社会基盤に経済的・技術的な支援をする外交を選んではいけないのだろうか。
5兆円もの防衛費の半分でもそれらの地域に投資すれば、今よりずっと素敵な未来が見えてくると思う。
爆弾ではなくて、安心して暮らせる毎日を提供することが出来れば、きっと良くなると思う。
どの国もやったことない(中村さんはやっているけど)方法を試せるのは、唯一の被爆国であり、憲法9条を持つ、日本だけではないのだろうか。

先週から今週にかけても、
さまざまなニュースが入り乱れ、
まさに政治は大混乱の様相。
みなさんのご意見をお聞かせください。

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ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

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