080806up
7月30日から8月5日に届いたご意見から十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・沖縄県)
9条の実践的運用法として、「たとえ権力者同士が血走ったとしても、互いの国の市民同士の信頼を醸成する事により、両国市民は理性を維持し、市民の手によって戦争は未然に防げる。」という事を高らかに語られていたのだが、「血と土」は鈴木氏が「唖然」とする程、まるでボヤになった途端に故障したスプリンクラーの様にそれを機能停止させてしまったのである。
これは日本やドイツと違い、韓国には民族主義を掣肘する「良心的な」政治的勢力が貧弱である事に起因するのだが、何れにせよ現実を深刻に受け止めた上で、護憲派は打開せねばならない。
だがその前に、私は朴裕河氏の著書『和解のために』(平凡社)を読まれる事をお薦めする。
なお、同書には以下の記述がある。
「暴力的思考と憎悪と嫌悪を正当化することでみずからの居場所を確保しようとする、排他的な民族主義の言辞にともに抵抗できるとき、韓日間の『友情』は、はじめて実を結ぶことだろう」
風の音さん(48才・男性・神奈川県)
私も最近まで竹島爆破に大賛成でした。要するに漁業利権と大陸棚資源の奪い合いですから。(領有権について、個人的には日本政府の見解を支持するものの)どちらの国にとっても19世紀までは、単なる航海の目印に過ぎなかった、人も住めない岩礁です。
でも今は、賛成していません。人間以外の多くの生き物にとって、かけがえのない生活の場ですから、人間の勝手な都合で基地を作るのも爆破するのも罪悪です。竹島(独島)と周辺海域を、漁業も資源掘削も禁止の自然保護区にするのが理想。領有権は永遠にモメたままでいいじゃないですか。どうせ数百年経ったら、日本、韓国といった国家があるかどうかも分からないんですから。国が違えば対立があるのが当たり前。それを前提に進めるのが国際交流でしょう。
TY生さん(68才・男性・三重県)
雨宮さんの新刊『「生きづらさ」について 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム』の題名を見て、これらの命題は日本国憲法が提示している理念と問題が重なっている。今日の極端な生きづらさを伴った貧困が生まれたのは、周知のように新自由主義政策(経済への政府の介入を縮小し、労働者派遣法に特徴的に見られる規制緩和などを通じて従来から担ってきた政府の役割を市場に任せる)よるものです。労働者派遣法は企業の利益を優先し憲法25条の「すべての国民は健康で文化的な生活を営む」権利の保障を蹂躙した。ナショナリズムは偏狭な自国中心の考え方に陥り易いが、憲法前文は世界的視野に立ち人類の平和的生存権を謳っている。雨宮さんの言う「認められることの困難さ」が生まれたのは憲法13条の理念、個人の尊重が軽視されているからだ。私は個人のアイデンティティの一つとして、憲法が示す理念を人間らしく生きる理想として持ち、護憲活動の源泉にしている。
三十郎さん(30才・男性・東京都)
米国発、金融資本主義によるカネの力が世界を席巻し、先進国及び急成長国の富者がその周囲を徘徊している。森永さんの意見の全てに賛同と言うわけではないけれども、パラダイムの転換には期待したい。わが国でもカネ持ち成功本がバカ売れだけれども、金融以外の産業にも力を入れないと私たちの生活も危ういのではないのかな。
食料を燃料にしようとし、世界中の物価上昇を招いた金融帝国主義の象徴、現合州国大統領は、世界中から嫌われ、バカにされているらしい。コペンハーゲンの空港で見かけた彼の絵はがきの題名は、スウェーデンのウォッカのブランドにかけて「アブソリュート エンプティ(絶対的空っぽ)」であった。
金融資本主義も米国大統領も早くchangeして欲しい。
はむてるさん(34才・女性・東京都)
米軍再編というととってもソフトに聞こえるんですが、米軍の軍管区とか見ていると、世界を自分のコントロール化におきたいと思っているよなあと。歴史の授業で見たポーランドの分割の風刺画か、アフリカの植民地の名残の地形を無視した国境線か、介入しなきゃ気がすまない、そんな感じ。
米軍は米国の利益の為に存在しているのであって、それは正しいと思います。だから、米軍再編は、米国支配のための編成であって、日本の防衛は、任務じゃないでしょう?日本の立場から言えば米軍再編は利用されているだけなんだから、安保支持の人も支持できない中身だと思うんですけど。昔の極東に限ったほうが、日本の周辺で済むのに、中東中心のシフトになってますし、今度の座間の司令官も中東担当とか?
ぴっぴさん(41才・女性・岡山県)
毎週、投稿を除く全記事をプリントしてファイリングしているほどの「マガ9」さんファンのこの私が、あろうことかもう何年もカンパを怠ってしまってました・・・本当に申し訳ないです・・・。「賛助会員制」などが出来たらぜひ入会させていただきますので、よろしくお願いします!
まんぼうさん(35才・女性・大阪府)
いろいろな角度、視点から見る・考える憲法九条。
今いる子どもたちのために、私たちが
誇れる平和をつくっていきたいものですね。
そのためには、身近なつながりを大切にしていきたいものです。
たんぽぽさん
四国の新聞記事に米軍が吉野川(徳島県)沿いに低空飛行訓練していたという記事が載っていた。
米軍なら日本全国どこでも自由自在に飛んでいいのか。おかしい。
世界中で人殺しをし、恨みをかっている米軍は日本にいらない。
かつてイラクで負傷したこどもが来日して治療を受けていたときヘリコプターの音を聞いただけでものすごく恐れた表情をしていた。アメリカ軍を思い出して怖いと言っていた。
米軍がいるとかえって危険な目にあいそうだ。日本から撤退してほしい。
沖縄の人たちごめんなさい。ずっと危険でずっと苦しみのなかにいて。
今週の「マガジン9条」は夏休み合併号。
夏休みの方もそうでない方もじっくり読んで、
ご意見・ご感想をお寄せくださいね。
ご意見募集