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みんなのこえ

vol.198

090805up

7月29日から8月4日に届いたご意見から

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

宮坂亨さん(41才・男性・長野県)

「鬼畜米日」を変えよう

アントニオ猪木は政治家時代、北朝鮮でプロレス興行を行い2日間で36万人の観客を集めた。
これに習い、文化・スポーツの民間交流を深めよう。80年に中国で戦後日本人で初めてコンサートをやったさだまさし。今も中国と縁ある谷村新司。北朝鮮でコンサートやろうよ。BOAも東方神起も朝鮮語で唄い踊れよ。
「将軍様」もお気に入りだという寅さん映画をバンバン上映しよう。寅さんは反米だ。美しい日本を見てもらおう。
日本は防衛省・自衛隊を縮小し、平和省を作ろう。
平和省国際貢献局は北朝鮮でおにぎりやインスタントラーメンを配ろう。
平和省の予算で「働くしか能がない」(?)高齢者達よ孫世代を引き連れて北朝鮮の田舎で得意の進んだ日本の農業技術を伝授してやってくれ。
人的交流の中で拉致被害者の行方の噂も耳に入ってくるだろう。
かつての鬼「米英」を鬼と思う日本人はもういない。金髪に染めるのは反対だが、北朝鮮とも和解できる。必ず。

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

蓮池透さんを孤立させてはならない

常々「家族会」や「救う会」の姿勢に強い疑問を感じてきた私には、拉致被害者の家族の中にも蓮池透さんような人がいることを知っては何か安堵感のようなものを感じせられた。
私が拉致被害者の家族なら「家族会」のように「もっと制裁を」「もっと強硬措置を」と政府に要求することなどとてもできない。そんなことをすれば、逆に家族に危害が及ぶ危険性が高いからである。
この問題は一種の人質事件のようなもので、相手を兵糧攻めにすれば効果が出ると考えるのは根本的に間違っている。
蓮池さんのような方が出てきたことはこの問題の解決にとって非常に重要なことであり、蓮池さんはこの問題解決のキーマンである。我々日本人もこの人を決して孤立させるようなことがあってはならないだろう。

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

大野さん(65才・男性・鳥取県)

蓮池さん応援します

蓮池さんについてはこれまであまり考え方を知らなかったのですが今回の森さんとの対談で主張も良くわかり拉致問題への新しい解決方法の一端が見えたように思います。この方向しかないと思います。
蓮池さん、今は厳しいと思いますが応援します。がんばってください

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

宮崎県人さん(31才・男性・宮崎県)

拉致問題

民意は拉致問題の聖域化を望んでいないと思います。世論は一部の人間の声ばかりが取り上げられた結果であると感じます。それは蓮池さんの著書のamazonレビューを見れば分かります。一般市民が家族会・救う会に対し、拉致被害者以外の人間の利害について主張することが重要だと感じました。

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

十文字(衆愚代表)さん(34才・男性・沖縄県)

蓮池氏と森氏の「発言」に、左派はどこまで賛同できるのだろうか?

1990年代の左派運動は、市民が連携して国家の悪事を批判し、謝罪と反省の追求が国家の暴走を抑止するとされ、結果、先の大戦を批判する勢力は半ば”聖戦士”となり、戦争責任論や従軍慰安婦論争が加熱した。

しかし蓮池氏と森氏の見解は逆で、要約すれば、市民が連携して国家の悪を追及する事こそがポピュリズムであり、むしろ国家が暴発して、自暴自棄になる。
故に体制側は民意に全面的に従属するのではなく、民意をコントロールし、かつ外交に嘴を挟ませない事こそが平和への道であるという事なのだろう。

さて、この蓮池氏と森氏の見解について、どれだけの左派の人々の賛意を得られるのだろうか?
この見解に賛同するという事は、左派はかつて”聖戦士”であった頃を批判的に省みなければならない事と同意であるからだ。

因みに、北朝鮮とは妥協するが日本とは妥協しないという姿勢は、左派が最も忌む日本の右傾化を猛加速させ、本末転倒になるだろう。

■マガ9対談 蓮池透さん×森達也さん について

NRTさん(49才・女性・新潟県)

よくぞ言ってくれました!

新潟在住です。救う会、家族会に対しては、ずっと「政府の方針に口を出すな」という思いでいましたが(その政府も信用できるとはいえませんが)、とてもじゃないが大きな声では言えなかった。でも、数年前、仲間と北朝鮮についての勉強会を開いたりしていました。当時、一番憎かったのは蓮池透さんでしたよ。蓮池さん、ありがとう!あなたの勇気、私たちももらいました。

■今度の総選挙、どう考える? について

ぴんがさん(29才・男性・東京都)

投票には行きますが・・・

もともと政治には期待していない。
自分の身は自分で守るしかない。
年金も払っているが、それは寄付の感覚で、慈善事業をしているつもりです。
今回の選挙に参加する意義は、僕らの怒りを示せる機会であるということではないでしょうか。

■今度の総選挙、どう考える? について

ひでかずさん(男性・東京都)

あやしげな「政党」を監視しよう

幸福実現党という政党(?)があちこちで宣伝をおこなっています。憲法九条を破棄して北朝鮮にミサイルを打ちこむことを主張しているようです。
この幸福実現党というのはいったいどんな組織でどんな資力をもっているんでしょうか。
マスコミはあまり関心をしめしていないようですけど、オウムの例もあることですし、こうしたあやしげな「政党」には、こちらのサイト(およびこちらのサイトに共感するひとびと)は注意をむけて、監視し情報をあつめてもいいのではないでしょうか。サリン事件がおこってからでは遅いのです!

■今度の総選挙、どう考える? について

まさたかさん(58才・男性・北海道)

堤未果さんのご意見に賛成です。

都議選直後の異常な民主党への追い風が、徐々に薄れ始めている。マスコミは政権交代一色であおっているが、都議選のように民主党に議席を取らせすぎる事は逆に国民の選択肢を狭め首を絞める事になる。政権交代と民主党政策の検証は別々にしなければならないという堤未果さんの意見は正しい。
自分が住む北海道では山口二郎氏支持者が周りに多いが、補正予算を財源だとよび、マニフェスト記者会見直後に党首があれは公式ではなかったと発言するなど、日に日に民主党に票を入れる気がうせてきているが、米国とのFTA(自由貿易)を締結するという項目をマニフェストの中に見つけた時にそれは確信となった。これ以上輸入依存を深め自給率を下げる政策には断固反対だ。民主党は自分のような農業従事者に死ねといっているに等しい。
自公も嫌だが民主党はもっと危険、自分はおそらく少数政党に投票する。

■森永卓郎の戦争と平和講座 について

風天 太郎さん(81才・男性・福岡県)

民主党の安全保障

私の年齢からご推察いただきたい。最後の海軍軍人として8月15日を迎えます。
いかなることがあれわが国は再び他国に軍足て踏み込まない。という誓いを立てたはずです。
最近、何かしらきな臭い議論が戦争を知らない世代からちらほら聞こえてきます。
そもそも今回の政権交代は大義として「国民主権」の政治をするということです。それだけに国民の監視を怠ってはいけない。森永先生たちに大いに鼓舞していただいて再び日本が誤った方向に流れないようにかかわっていただきたい。

■雨宮処凛がゆく! について

stray346さん(24才・男性・兵庫県)

生きづらさと資本主義社会

生きづらさと資本主義社会は強く結びついているはずなのにそれを表現することがすごく難しい。雨宮さんの混乱ぶりからもそれを感じました。
メンタルヘルス系の世界では社会に言及することができず、社会批判をするときにはメンタルヘルスの問題がないがしろになる。
個々人が自分の弱みをさらすことができればよいのですが。

■雨宮処凛がゆく! について

メラニーさん(36才・女性・千葉県)

弱者への取り組みのなさ

朝生での視聴者から送られてきたというメッセージはあまりにも残酷で、おそらくこういう意見を持っている人間は他にも多いはず。ホームレス、ネットカフェ難民などの問題を私が家族に話したとき、みんな「あの人たちは好きでそういう生活をしているんだ」という答えが返って来て、私は絶望的な気持ちになった。
そのメッセージを送ってきた奴は、果たしてどの位努力したのか?自分は偉い、とでも思っているのか?今フリーターも問題になっているがこの国はフリーターがいなければ成り立たないということに気づいているのか?コンビニ、ファストフードなどのサービス業は、もはやフリーターなしでは成り立たなくなっているだろう、そのことを判っているのか?
努力でどうにかなるものならホームレスなど初めから存在しない。そんな事にも気づかない奴らに発言権などない。

■雨宮処凛がゆく! について

アンズとスモモさん(60才・女性・東京都)

メンタルヘルス問題とプレカリアート運動

私の知っている労働運動をしている人達は、ある意味、精神の健康な人が多いです。なので、当事者として怒るエネルギーさえ奪われた人の、自己否定感への配慮が多々欠ける様子が見受けられます。
「壊れることによってやっと生き延びる事が出来るようになった」とても悲しい話です。うつ病が当人にとって、どれほど辛い病気なのか、周囲に居るので想像できるからです。
まず自分が自分のままで生きていて良いのだと、確信が持てて初めて、運動にも関わっていけるのだと思います。何とか自己肯定感が育まれるような場が沢山出来ると良いですね。

■雨宮処凛がゆく! について

四畳半主義者さん(27才・男性・神奈川県)

社会への不参加と過剰適応

教育・労働への不参加は、日本社会の価値観・原理・仕組への過剰適応という側面があるのでは。
「競争セヨ」「画一的デアレ」という「指令」に従順に生きて来た、価値観における優等生・良い子程、教育・労働に参加することが困難になるのではないでしょうか。
私が中学生の頃には、内申点というものが幅を利かせていて(今も?)、これによって定期試験は点取り競争に、普段の学校生活は教師が提示する価値観への同一化へと化していました。
これは、反抗を封じる為の措置だったと思います。
過剰適応がきわまると、精神に鍵がかかった(ロックした)状態になって身動きが取れなくなったり、「今まで大人の価値観に合わせて生きてきたのに」という必然的に発生する恨みの感情から攻撃的になったりするのではないでしょうか。
日本社会は中央集権的な仕組に都合のよい人間を求める故に、個人の主体性の設立と健全な社会化を阻害しているのではないでしょうか。

■どーなってるの?!米軍再編 について

太平さん(70才・男性・北海道)

米軍の我儘を許すな!

民主党が政権を握ったなら、米兵の犯罪を日本で裁けるようにすること。市街地・市街地低空飛行、早朝夜間騒音飛行など米国内で禁止されている軍事訓練を即時中止すること。思いやり予算の削除、当面米軍の移転費用は一切払わないこと。などに取り組んでほしい。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん

互いを認め合って共存すること。それが9条の精神ではないのか!

遺族は犯人を許すことは出来ないだろう。大事な身内を奪われた悲しみは、決して消えない。侵略、虐殺、慰安婦、空襲、原爆、沖縄地上戦、軍に見捨てられて満州で死んでいった人。戦争被害者の恨みや悲しみも決して消えない。その恨みを国家が戦争で晴らしてくれても、きっと消えない。死んだ人は二度と帰ってこないからだ。それどころか憎しみの連鎖が起こる。
死刑とは、法的に認められた国家による殺人だ。本当に犯人が死ねば全て解決するのだろうか。凶悪な犯人像が我々の怒りを増幅させているが、冤罪事件のように検察の裁判用のストーリーであることもあるのだ。多くの死刑囚の話を知っているわけではないが、犯行にいたるまでにはそれだけの経緯があり、そこにも本質があることは事実だ。死刑とは犯人の全否定であり、彼らと我々は二度と共存できない。お互い共存する努力をするべきではないのか。
また死刑執行人は職業として殺人をさせられる。彼らも心の傷が残るだろう。
難しいが、相手を全て否定するのではなく、サリン事件の河野さんと犯人、日本と米国やアジアの国々のように、過去の歴史を越えて新しい未来をともに歩むことが正しい気がする。我々の国も多くの先進国もかっては戦争加害者だったのだ。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

たんぽぽさん

郵政民営化

郵政民営化について小泉首相が日本国内ではなく先ずアメリカに報告したという新聞記事がずっと心に残っていた。どうして郵政民営化とアメリカが関係あるのか、いまいちよくわからないままでいたが広瀬隆さんの「資本主義崩壊の首謀者たち」という新書を読み、少し理解できた。
民営化すると外国の投資家が郵政株を保有するようになり経営が言いなりになる可能性がある。運用先を国債ではなく米国債にするよう求められれば日本人がコツコツ貯めたお金がアメリカに流れてしまう可能性があるらしい。森永さんの著書にもあったように、もともと郵便局は税金を投入することなく完全独立採算だったのだから2010年までの株式が上場される前に郵政民営化は阻止しなければならない。
民営化し効率を求めると地方の郵便局はなくなる可能性が高くなるし、貯金や保険のお金がアメリカに流れてしまっては大変だ。
郵政民営化に反対している政党はどこだろう。

民主党アンケートの途中結果発表、いかがでしたか?
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