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みんなのこえ:バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.180

090325up

3月18日から24日に届いたご意見から

■200号によせて について

小池 隆夫さん(59才・男性・埼玉県)

読み続けています

学生運動に関わっていた時から思っていた、左、右を越えるつながりがマガ9にあるのが気持ちいいです。絶望しながらも、希望を失わず歩いていける。人はどこかでつながれるという思いをもち続けて、自分を鼓舞しながら、やっていこうと思います。

■この人に聞きたい 中島岳志さん について

TY生さん(69才・男性・三重県)

拠って立つ基準は憲法理念の実現如何

中島岳志氏は左翼や保守について分析をした。現行憲法を守り、その理念を実現していくことに左翼とか保守とかの基準は無用だ。憲法理念の基準に照らして考え方や政策を分析し歪みを是正することである。
麻生政権では海賊対策を契機に解釈改憲の危機が生まれている。海賊新法で武器使用基準の拡大をはかり、その基準を自衛隊海外派遣一般法に連動、領海外で併走する他国艦に対する武力支援や他国軍へのかけつけ警護も企図される。全日本海員組合の元外航部長は、ソマリアへの自衛隊派遣には賛成するが「警察権の行使と武力の行使は別問題。どさくさに紛れて集団的自衛権の行使を認めよとか、どこにでも自衛隊を派遣できる議論になれば、私は反対する」と自民党の海賊対策の方向を批判した。
今日の格差拡大状況は25条の理念崩壊を意味し、貧困などによる昨年度の高校中退生が7万人以上出て最近も激増する、26条の理念が崩壊の危機に。理念の歪みの是正を求める。

■雨宮処凛がゆく! について

マングースさん(男性)

提案

資本主義社会における格差は経済成長の推進力(電圧や温度差、圧力差のように仕事を生み出すもとになる)必要悪でしょう。しかし悪であるからなるべく減らす努力が同時に求められます。(ここのこところを勘違いして、必要「善」だと思っている人がいるから困るのですが・・・)。
今、ワ−キングプアのような人が増えている一方で過去に比べて会社のCEOや株主の収入は2〜3倍に増えているといいます。こんなのはおかしいので、「格差是正法」というのを作ってはどうか。 国の中で最貧層の人の収入と最上層の人の収入格差を20倍以内(or10倍以内?)にするのだ。 
さらに、どんなスターでも銀行のトップでも株主でも一国の総理大臣の収入と同額を上限とする。責任に応じて報酬が決まるとすれば一国の総理がまさに最高責任者であるから。不人気KY総理でもそこは同じである。名づけて「格差是正法」。

■世界から見た今のニッポン について

田中さん(27才・男性・兵庫県)

金承國さまへ

金承國さま
迎撃ミサイルに関する記事を拝見致しました。つまり、日本が朝鮮半島及びアジア地区にまたがり軍事国家として君臨する恐れを抱いておられるのがわかります。しかしよく考えてみてください。どこの日本人がそんなことを望んでいるしょう。第一、日本人の多くは敗戦国としての根強い負い目があります。また小泉元首相が靖国参拝を進めていたのも米国の策略であり、そこにこそビッグマネーが裏で動いているのです。
おそらく韓国人(日本人含め)は有識者も含めてこの事実をほとんど知らないのではないでしょうか。無知こそ最大の敵です。一度、歪曲されていない第3者的な資料を元に史実、原因を探ってから外交情勢を語ることをお勧めします。間違ってもマスメディアの記事を鵜呑みにしてはいけません。

■ピースオブピース について

りんたさん(59才・女性・神奈川県)

次の世代のために

「九条の会」も 色々な平和運動も、 中心になって活動しているのは年配者が多く、若者をいかにまき込むかが課題になっている。 でも、それは悲観すべきことではないかもしれない。私たち年配者は、自分のために運動しているのではない。私たちは、憲法9条や25条の真の実現を見ることはできなくても、子どもや孫の世代が平和であってほしいと願って運動している。そこにこそ、希望があるのではないだろうか。
4・17判決で、名古屋高裁の裁判官が、誠実に裁判官としての職務を果たしたように、弁護士たちが弁護士として当然の仕事をやり遂げたように、それぞれがそれぞれの場所で、良心に従って行動すれば、すべての問題は解決する。政治も経済も、本来は人間を幸せにするためにあるはずなのに……。
そんなことを最近考えています。

■ピースオブピース について

じゅにあさん(47才・女性・東京都)

九条について考えるために

憲法九条…知っている。ある意味、身近である。最近、話題になっている…何もわからない状態…。私は母親なので(個人的にも普遍的にも)、戦争には絶対反対です。でも今、歯止めの九条があぶない…最近、読書などで少しづつ勉強を始めました。でも、難しい。子どもや友達とも共有したいけど、ますます難しい。何でも参考にさせてもらえれば有り難いです。

■ピースオブピース について

A・Yさん(40才・女性・広島県)

ピースオブピースを希望します!

子どもの文化NPO団体に勤めています。
マガジン9条の記事は、いつも読ませてもらっています。厳しいなぁ、と感じることの多い中、全国の様々な活動を知ることで、とても元気をもらえています!
これからも平和を考える発信基地として、よろしくお願いします。

■ピースオブピース について

堀澤 三千男(山川逍遥)さん(67才・男性・千葉県)

自衛隊のソマリア派遣を糾弾する

九条を守る活動をしています。自衛隊のソマリア派遣には、歯軋りしています。明らかに憲法違反ではありませんか。
早期に総選挙をして、自公の暴挙を葬らなくてはなりません。何とかこの閉塞感を吹き飛ばさなければ暴動が起きますよ。

■ピースオブピース について

駄猫さん(32才・女性・神奈川県)

ピースオブピース希望!

こんにちは!
本日堤未果さんの番組(NHK)を見ました。
お恥ずかしながら自分、憲法9条が分かりません。
もうすぐ私は母親になります。
これから子供を幸せに平和に育てられる世の中を作っていくのは私たちなのに本当に恥ずかしくなりました。自分たちの平和をとても危うい蜃気楼のような物にしてしまっているのは自分たちだと気づきました。なのでぜひ冊子を読んでまずは知って行こうと思います。

■ピースオブピース について

やったんさん(50才・男性・神奈川県)

ピースオブピース希望

このところ憲法改訂の話は地下に潜っているようですが、地下ではもぞもぞ蠢いているんでしょうね。虫ではないので春とともに出てきてもらいたくないですが、改悪に反対する人の広がりが大きくなっていくようにマガジン9条には期待しています。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

エイハブ船長さん(61才・男性・千葉県)

なぜブッシュは裁判にかけられぬ。

旧ユーゴスラビアの大統領だったミロシェヴィッチはアルバニア人虐殺の責任を問われ、人道に反する罪で国連旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷で裁かれている途中病死した。一方、在りもしない大量破壊兵器保持の言いがかりをつけてイラクを侵略し、何十万人という罪のない人々を虐殺したブッシュや1500人以上のパレスチナ人を虐殺したイスラエルの指導者は何の罪にも問われていない。これはあまりにも不公平というものではないだろうか。
日本では山口県光市の母子殺害事件の犯人の元少年に対して「殺せ、殺せ」の大合唱が湧き上がっているが、「ブッシュを裁判にかけろ」との声はどこからも聞こえてこない。我々はとかく私人の犯罪に対しては非常に不寛容な割には国家=権力の犯罪に対しては寛容に過ぎるのではないだろうか。国家=権力の犯罪に対してこそ不寛容を貫くべきである。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

peacenikさん

「民営化」について

政治や経済の用語として、英語-日本語訳のおかしい言葉が多々あると思います。中でも、「民営化」という日本語は、英語のprivatization=「私企業による公共資産の私物化」と訳されるべきであるところを未だに意図的にごまかされているような気がします。これひとつ訂正するだけで受け手側の理解もかなり変わるのではないでしょうか。

同時に、政府が都合よくつくり出してきた言葉「ニート」や「ひきこもり」などの曖昧で正確な意味を持たない単なる差別用語も本来誰もが使うべきではないわけですが。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

軍事力と安全保障を同一視する誤り

榊原英資氏は著書『大転換』で、それぞれ三百五十年および二百五十年、国内でも対外的にも戦争がなく、長期の平和を維持した平安時代と江戸時代に日本という国家の原像があり、平和こそ日本文化の特質であること、今後とも非核・軽武装・専守防衛を貫くべきこと、核軍縮を訴え続けることで国際社会で日本の存在感が増すことを指摘している。
改憲派には、こういう日本の歴史に根差した深いものの見方が欠けているように思われるのである。
中国の軍拡に対抗して改憲を主張する人には、「むじな@台湾よろず批評ブログ」が、記事「日本の右派の軍事力崇拝は間違い。現実の国際政治で経済力が物をいう」で、もはや「軍事力は経済が作り出す国力を弱めるお荷物でしかなくなっている」と指摘しているのが、よい解毒剤になるのではないか。
つい軍事力と安全保障を同一視しがちだけれど、中国の軍拡に過剰反応するのは日本の経済的成功を台無しにしかねない愚策だろう。

「ピースオブピース」配布に、たくさんのご応募ありがとうございました!
あわせてお送りいただいたメッセージの一部を、
ここでご紹介させていただいています。
読まれた感想、周りの方からの声なども、
ぜひお寄せください。

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・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

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