戻る<<

みんなのこえ:バックナンバーへ

みんなのこえ

vol.157

081008up

10月1日から7日に届いたご意見から

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

ぶうれめんの音楽家さん(45才・女性・広島県)

これからもよろしく!

案内に“最終回”ってあったから、ウッソー、と思いながら読みました。でも新たなシリーズが始まるんですね!
また、楽しみにしています。
伊藤塾長のように日本国憲法を大切にしてくれる人・生かしてくれる人が総理大臣だったらいいのにな・・・。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

momoseさん(34才・男性・東京都)

ちょっと言い過ぎでは?

伊藤真さんのこの言葉、言い過ぎでは?と思います。
『侵略戦争であろうと自衛戦争であろうと、正義の戦いであろうとなんであろうと戦争そのものが人間のやってはいけないことだという教訓を導き出さなければいけないのです。』
どんな人でも戦争はいやで、それはいつの時代も変わりません。自国民や仲間の血が流れるのを喜ぶ為政者はいません。それでも時々の為政者達は最後に残された手段として戦争をしてきたわけです。新疆・ウイグル自治区の人たちは中国の圧政や差別にじっと耐えて話し合えば正解だったのでしょうか?ユダヤ人の2000年に渡る国家に対する想いにその教訓は通じるのでしょうか?彼らはどんな犠牲を払っても戦うこと・守ることを選択したのだと思います。私は、それらの民族・国家としての決意は、誰にも、例え国連であっても、否定することは出来ないと思います。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

TY生さん(68才・男性・三重県)

麻生首相 解釈改憲に言及(伊藤真のけんぽう手習い塾の冒頭の文章と関連して)

麻生首相は国連総会の演説で日米同盟を不変の基軸と述べた。米国は集団的自衛権行使を可能にするよう日本に要求する。首相は記者団に対し、集団的自衛権について憲法の「基本的に解釈を変えるべきものだと、ずっと言っている」と述べ、将来的には認めるべきだという考えを示した。
麻生首相の憲法解釈変更の考えについて中曽根外相は「国連平和維持活動(PKO)で一緒にいる外国軍、近海で共同演習している米軍が攻撃された場合、どうするかを考えておかないといけない」と述べた。
紛争当事者の停戦合意が成立し国連部隊を受容れたPKO武器使用の基本は自衛的である。民生支援の分野もあり能動的な武力行使が不可欠な活動ではない。演習中でしかも飛び抜けた軍事力の米国の艦船に攻撃する国があるのか、自殺行為である。名古屋高裁は他国の武力行使と一体化した活動(兵員輸送)を憲法違反とした。時の政府の都合に合わせる憲法解釈は法治主義の破壊である。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

十文字(衆愚代表)さん(33才・男性・千葉県)

伊藤真塾長の責務は「歴史認識」ではなく、「憲法認識」ではないだろうか。

中国側知識人が「侵略戦争がいけない」と答えたのは、世界的な通念である。何故なら「重慶に侵入した爆撃機を中国軍が迎撃する事(自衛戦争)は当然である」という論理に?がるからである。
しかし、伊藤塾長は「ちょっと違うぞ」という認識を持たれている。言うまでもなくその認識の根幹にあるものは9条に他ならないだろう。

歴史認識は歴史家の職務である。
私が憲法の専門家としての伊藤塾長に期待したい事は、ご自身の「違うぞ」という認識を含め、「憲法9条とはなにか」を中国側知識人に論じ、さらに相手の認識を聞き、討論することである。
中国人であれドイツ人であれ、そして大半の日本人であれ、戦争と平和に対して塾長とは異なる価値観を持つ事では一貫している。
それら異なる価値観を持つ人々との討論を通じ、「憲法9条とはなにか」を突き詰め、その認識を明確化させていくことは、結局は最も効果的な護憲運動になるのではないだろうか。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

河馬園長さん

「正しい歴史認識」は一体どういうことでしょうか?

伊藤真さんがおっしゃった「重慶爆撃」に興味が湧き、ウィキペディアから東京国際大学教授の前田哲男氏が詳しく研究されていることを知りました。
http://www.jca.apc.org/nmnankin/news18-1.html
しかしながら、この前田氏と福田昭典氏との対談(2004年講演)の中では、「中国側の報告は(爆撃が)218回、死者が11,889人」とあり、加えて「大遂道惨案」など避難中での死者数を「5,000人とも1万人とも言われる人々が窒息」と指摘してます。
これは、伊藤真さんが主張される「約10万人の犠牲者を出しました。」とは大きく食い違いがあります。
前田氏も福田氏も伊藤さんも、重慶爆撃に対して『日本が先鞭をつけた「空からの皆殺し」』という認識では一致しているにもかかわらず、この差は一体どういうことでしょうか?
「正しい歴史認識」とは「正しい事実確認」があってこそだと思いますが、これでは何をもって「正しい」とするのか、皆目見当がつきません。

■伊藤真のけんぽう手習い塾 について

森正樹〔アジア人同士戦わず〕さん(45才・男性・東京都)

護憲派は媚中派ではない

アメリカが簡単に日本を出ていくか疑問だけれども、冷戦終了後ソ連が解体したように、アメリカが世界中の基地を維持できなくなって、安保が解消される日が来るかもしれない。
安保を撤廃したうえでアジアの国の間で軍縮交渉をするという、護憲派が主張していたのに近い状況が図らずも訪れることになる。
しかしアメリカに何も言えない日本が、中国に軍縮を説得できると伊藤氏のように考えるのは、ナイーヴに過ぎるだろう。中国が軍拡を停止するのは、中国自身が軍縮が必要だと判断した場合に限られる。
しかし、これをもって護憲派を媚中派だと判断されては困る。
将来中国が今のアメリカのような覇権国になって、軍事力で日本を威圧しようとすれば、護憲派の矛先は中国に向く。
媚中派に転向しそうなのは事大主義者の多い改憲派であって、財界にその徴候が既に現れている。
国内のタカ派であれ、他国であれ、護憲派は武力を振り回すものとはそりが合わないのである。

■鈴木邦男の「愛国問答」 について

三十郎さん(30才・男性・東京都)

限りない純粋性の追求が排除を生む

 鈴木氏の今週のご意見は、主義主張を超えて非常に重要な指摘をされていたと思います。国際政治において妥協は、重要であると国際政治学者の藤原帰一氏が指摘していたことがあったが、鈴木氏の言及している「潔癖性」は、コンセンサスを生み出すことに非常に大きな困難を生じる。したがって自分と他者との間に極端な場合、生死をかけた勝負をしてしまう可能性がある。相手を排除できない場合は、自分が死ぬかという価値観である。
 これは、2.26事件や浅間山荘事件を生み出す思考回路であると思う。もともと日本人は、良い意味でも妥協できたと思うが、対立する主張がある場合多くは、感情的でかつ相手を排除する方向に向かっている気がする。考え方の単一化は、管理しやすいが生活する上での知恵の不足につながるとも考えている。

■雨宮処凛がゆく! について

ふうさん

「フツーの仕事がしたい」とフリーターを読んで

 はじめまして。
 高校生の娘をもつ主婦です。娘の将来が不安でこの夏は雨宮さん、赤木さん、湯浅さん等の本読みまくりました。

 で、とっても疑問なのですが、今までわたしは、曽野綾子さんや佐藤愛子さん達の本で「考えがアマ〜イ」といつも叱られているように感じていたのですが、この「フツーに生きたい」という考えも当然この先生方からは「甘すぎる!!」と叱られると思うんですね。
 「人生はサバイバルだ!!フツーに生きられると思うほうがおかしい」と言う考え方について雨宮さんはどう思われますか?

 「憲法25条では、ご飯をたべさせてはくれませんよ。」と曽野先生達から怒られてるように感じるぬるい生き方をしてきた主婦です。

■雨宮処凛がゆく! について

くろすけさん(女性)

トラック運転手

便利なのでネットでよく買い物しますが、こうしたトラック運転手さんの存在があってこそ、送料が無料になったり、早くて便利な利点を挙げることが出来ているのかと思うと、複雑な気がします。
宅配のお兄さんはいつも大汗をかいているけれど、あれは力仕事な故だけでなく、時間やスケジュールとの戦いによるものかも・・・。
そう思ってからは、一冊や二冊の本ならアマゾンはやめて近所の本屋さんで取り寄せてもらっています。

■雨宮処凛がゆく! について

みろりさん(45才・女性・長崎県)

すぐそばにある道

 夫の不倫以来、夫婦関係がうまくいかなくなった。2年あまりの間、半分は放浪したり、閉鎖病棟に入院したり、家庭内別居している。
 ここにいれば暖かい布団で好きなだけ眠れて食べもの、お酒にあずかれて、ほかにも最低限のことはできる。ただ、心通わぬ同居人と顔を合わせぬよう味気ない日々がずっと続く。不倫発覚と同時に数百万の借金もあきらかになったので慰謝料とって離婚というのも現実的じゃない。
 精神の自由を求めるならば「教師の妻」からホームレスというコースもすぐそばにあるのだ。そこまでの根性がないヘタレなだけだ。

■雨宮処凛がゆく! について

おばらのぶこさん(65才・女性・大阪府)

親は立ち上がろう!

大切に育ててきた我が子をここまでコケにするか!? 怒りに身が震えます。日本中の親は我が子を守るために立ち上がらなければいけません。ここまで若者の労働の現状が苛酷になっていることに対し親は黙っていてはいけません。
「9条を守る」と言っているだけではだめ。9条なんてもうぼろぼろ。ここまで生存権を侵されているのだからきれいごとを言っている場合ではありません。「軍事費を削れ、アメリカに貢ぐことをやめろ、若者を守れ、ワーキングプアーを救済しろ、貧困をなくせ」の声を上げましょう。

■雨宮処凛がゆく! について

たっつんさん(34才・男性・富山県)

10月1日付け雨宮さんの記事の感想

ホームレスになっていたというお友達と連絡がとれたということで、非常に安心いたしました。

もう、手垢まみれの表現ですが、誰かが体当たりして「営利至上主義」を本気で破壊しなくては、次々と生身の人たちが破壊されていく恐怖を感じます。

私も何か力になりたいです。
何か考え、実行したいです。

■やまねこムラだより について

狩野勤也さん(72才・男性・神奈川県)

事故米

五反百姓懐かしい言葉です、群馬の生まれで今は鎌倉で年金生活そして少し働いています
言われるとおりです

■週間つぶやき日記 について

クレヨン伯爵さん

拝金主義?他人を思いやる心の欠如?

私ももう聞きたくもないが中山氏の件に反応します。マゾなのか?
拝金主義?他人を思いやる心の欠如?
私はまた「新自由主義」とやらのことかと思いましたよ。
ハケンの上前をはねて儲け、介護労働者まで追い詰めて儲け(介護されるお年寄りを弱らせ)、ハケンは努力不足で、株主配当率だけ数年で何倍に増やし、自分らはセレブだワインだヒルズだ…というのが「拝金主義で他人を思いやる心の欠如」だと思ってました。
ついでに聞くがやらせタウンミーティングもナントカ還元水(挙句に首吊り)も親の家に事務所費計上するのも防衛省汚職も水増し請求も、みんな戦後教育と日教組が悪いんだな?
あんたたちに言われるのだけは勘弁してクレヨン。
また、そういう徹頭徹尾デタラメな支離滅裂をさぁ…マスコミも指摘をせずにただ発言どおり垂れ流すのは…町村氏の後日の援護発言をそのまま書いたり…彼らの宣伝に加担してるんではないか、と思うのですが、どうか。

■その他、感想、ご意見、ご要望 について

ナインマンさん(男性)

最近思うこと

あと一年ちょっとで社保庁はなくなる。政治家もメディアも国民も社保庁だけを悪者にして全てが終わろうとしている。敗戦まじか機密書類を燃やしたように全て社保庁と共に消えてなくなる。
年金問題の責任は何処にあるのだろう。私は監督責任だけでも、政権与党の責任は大きいと思う。
それと、社保庁を首になった人たちが、この10月にできた健保組合に就職したのは本当なのか。長妻議員が厚労省に請求した資料を舛添大臣が横取り発表したのも本当なのか。もし本当なら、問題職員の厳罰処分もウソだったのか。問題追及の資料を一議員の人気取りにしてもいいのか。このような関係が全ての省庁においてあるとすれば、政権交代でしか政治家と官僚の関係を正すことは出来ないと思う。
旧道路公団、薬害エイズ、旧防衛省と山田洋行、汚染米、居酒屋タクシー。数えればきりがないが、最近の問題は民主党の作業部会が見付けたものが多い。これは評価できると思う。

久しぶりに、たくさんの方からご意見をいただきました。
特別企画「わたしの一票の理由」とあわせ、
「まだ投稿したことない」あなたもぜひぜひご意見、お寄せください。

ご意見フォームへ

ご意見募集

・この人に聞きたい ・伊藤真のけんぽう手習い塾 ・森永卓郎の戦争と平和講座

・伊勢崎賢治の平和構築ゼミ ・伊勢崎賢治の15歳からの国際平和学

・雨宮処凜がゆく! ・鈴木邦男の「愛国問答」 ・こども医者毛利子来の『狸穴から』 ・岡留安則の『癒しの島・沖縄の深層』

・どーなってるの?!米軍再編 ・マガ9対談

・週間つぶやき日記 ・やまねこムラだより ・マガ9レビュー

・シムピース ・おまけ絵本 ・アピール9 ・世界から見たニッポン ・みんなのこえ

・マガ9アーカイブス

マガジン9条