今週の「マガジン9」

 ダブルか? トリプルか? と取りざたされていたこの夏の選挙。衆参同一選挙が見送られ、参院選は6月22日公示、7月10日投開票にほぼ決定した、と各紙が報じています。現政権の暴走を阻止するためにも、32ある一人区で野党共闘ができるかどうか、がまずは大きな課題だとし、ぎりぎりの調整が続いていたようですが、なんとか全ての一人区で共闘が実現できました。これは、ある意味画期的なことと言えるでしょう。前回(2013年)の参院選挙では、実質の野党共闘ができたのは、沖縄県だけだったのですから。また特筆すべきは、市民主導で擁立を要請した無所属の候補者に、野党や従来から野党を応援している団体が相乗りをするという、この4月の衆院北海道5区補選で誕生したいわゆる「イケマキ」スタイルでの「野党共闘」が、少なくない一人区で実現できた、ということではないでしょうか。

 5月14日の「マガ9学校」にメッセージを寄せてくれた愛媛県と熊本県の市民グループたちは、まさにこのスタイルで女性候補者を押し出しました。保守地盤が極めて強固なこれらの地域において、市民たちが「安倍政権下では自分たちの生活・命が守れない」との危機感から奔走したと聞いています。まさに今、現在進行形ではありますが、この流れを止めることなく、結果にもつなげたい。私たちが選んだと思える候補者を、国会に送り込みたい。その思いは、全国各地で統一候補擁立を願ってきた、多くの人たちと共有できるのではないか、と思っています。

 選挙まであと1ヶ月と少し。一人でも多くの人が、自分の頭で考えて投票に行く、選挙を自分ごとにして、投票率をぐっと押し上げる。そのために「マガジン9」も、7月までできることは何かを考え、発信を全力で続けます。で、ここでお願いです。まずは小さな一歩ですが、「マガジン9」をまわりの人に勧めてもらえませんか? 

 「マガジン9」は、ネットさえあれば、誰でも無料でアクセスできるサイトです。でもまだまだ知らない人が多く、情報が欲しい人に届けられていないとも感じています。そこで「2016年マガ9リーフレット」を作成しました。これを配布してくれる方を大募集します。協力してくれる方は、ぜひ、マガジン9編集部までこのフォームより連絡ください。 

 あと1ヶ月、一緒にがんばりましょう!

(水島さつき)

 

  

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