2014年は雪の中の都知事選挙に始まり、総選挙に終わったような年でした。原発再稼働や憲法改悪へ突き進もうとする現政権にブレーキをかける機会は、何度かあったにもかかわらず、それが出来なかったことに落胆をしつつ、それでも、滋賀県や沖縄県の知事選挙の結果には希望をつなぎました。また「マガジン9」の活動を通して、あちこちで新しい出会いがあったこともうれしかった。学者、弁護士、お母さん、学生、ジャーナリスト、亡命者の方々…。立場や置かれた状況は違えども、同じ思いを共有していることが、心強く、励みになりました。
そして今年もたくさんの読者の方からカンパをいただきました。もっと安定的な活動ができるように、カンパのシステムを変えた方がいい、もしやスタッフはブラック企業並みの労働をしているのでは? と本気の心配をしてくださる読者の方もいらして、ありがたいことだとしみじみ感謝しているところです。
それなのに、お詫びを申し上げなくてはなりません。毎年、年末合併号のこのコーナーで、今年1年の間にいただいたカンパと活動費内訳のご報告をしていたのですが、今期は決算作業が年越しとなってしまい、またカンパいただいた方のお名前の記載も大幅に遅れてしまっております。冬休みの間に、必ずこれらの事務作業を終え、カンパいただいた方のお名前は年内に記載し、活動費の報告も決算作業が終わり次第、速やかにご報告いたしますので、どうぞご理解とご了承お願いします。
ここ数年、何度か同じようなことを書いてきたようにも思いますが、2015年は、いよいよ安倍首相が満を持して憲法改正に手を入れてくることでしょう。正念場です。「マガジン9」もどうするべきか、を問われる年にもなりそうです。みなさんと一緒に考えていきたいと思いますので、引き続きのご支援もどうぞよろしくお願いいたします。「カンパして良かった」「支援して良かった」そう思える「何か」を創り、残していきたいと思っています。
(水島さつき)