総選挙の投開票が行われる12月14日の3日後は、図らずも日本の婦人参政権が戦後初めて認められた記念すべき日だった、ということをヴォーカリストでエッセイストの八木啓代さんのメルマガでハッと思い出しました。(*1945年12月17日20才以上の男女に平等な選挙権が認められた、衆議院議員選挙法改正案が施行)
八木さんは、メルマガの中であえて「婦人参政権の復活」と書かれています。その理由について、高知県の楠瀬喜多さんの起こした運動について紹介しています。戦後の普通選挙実施からさかのぼること65年、1880年(明治13年)に高知県上町町会では、民権ばあさんこと楠瀬さんの起こした行動によって、限定的ではありましたが、世界でも当時稀な婦人参政権が認められたのです。私も数年前訪れた「高知市立自由民権記念館」の一角にどんと座る「民権ばあさん」の人形と共に紹介されていた、彼女の功績に驚き「さすが土佐の女だ!」と感激したことがあります。
さて、私たちの目の前にある選挙です。戦後、日本の女性は、選挙権は行使してきたけれど、被選挙権は行使していない、との言われ方もあるように、国会における政治家の男女の割合の偏りは大きなものがあります。今、「女性を政治の場に送ろう」「女性票を意識させよう!」「女性たち、選挙に行こう」「政治のこと、もっと話そう」といった、様々な企画が立ち上がっています。順次マガ9でも紹介しておきますので、みなさん(女性だけでなく、むろん男性も)、是非、チェックしてみてくださいね。
先代が勝ち取ってきた「参政権」という権利の重みと責任に向き合い、絶対に選挙には行きましょうね!
(水島さつき)