7/17(土)16:00〜19:00
@カタログハウス本社地下2階セミナーホール
東大在学中に司法試験合格。2000年に弁護士登録。ニューヨーク大学ロースクール修士課程修了後、ニューヨーク州弁護士資格取得。2006年より国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウオッチに参加し、2007年より現職。著書に『“ようこそ”といえる日本へ』(岩波書店)
第1部は、土井香苗さんがキャスターを務めているNHKテレビ番組「MISSION」の一部を放映し、土井さんのお仕事ぶりを紹介。その後土井さんより、「ヒューマン・ライツ・ウオッチが目指しているもの」や「国際舞台においては、日本のNGOがどう見られているか」について、そして実際に、「狭き門だと言われる国際人権NGOにおいては、どのような人材が求められているか」についてなど、お話しくださいました。
第2部は、HRW日本オフィスのインターシップ生である3人の大学生(小林良介さん、櫻井直輝さん、栗本いずみさん)に参加してもらい、トークセッションを行いました。質疑応答のコーナーでは、会場からのたくさんの質問に、てきぱきとパワフルに答える土井さんの姿が印象的でした。
「第2回マガ9学校」のDVDもただ今制作中です。
●アンケートに書いてくださった感想の一部を掲載いたします
国際社会での日本と日本のNGOの捉えられ方(貴重な存在であるということ、経済的影響力など)を知ることができたのが良かった。講師の方々の熱意が伝わってきた。
(34歳・男性・西村健さん)
私は弁護士希望で、人権の分野に関わりたいと思っています。土井さんは、現在の活動に法曹資格は不可欠なものではないとおっしゃっていましたが、土井さんの挑戦する心に感銘を受けましたので、私も法曹資格があるからこそできる、人権活動を開拓していけたらと思いました。
(21歳・女性・Iさん)
今まで土井さんの活動について本やHPを見てきましたが、やはり生で話を聞くのとは違い、今日はより勉強になりました。将来は国際NGOで働きたいと思っているので、今日が人生の分岐点になった気がします。
(18歳・男性・Tさん)
チャリティ・ディナーに目からウロコ。欧米の市民団体がこのような形で資金集めをすることは、本などを通じて知っていたが、日本では無理だと考えていた。まずは、日本の多くの市民団体にこのことを知って欲しいと思った。
(40代・女性・Mさん)
土井さんのお話が面白くて興味をひかれました。環境保護について興味があるので、資源の話など機会があれば伺いたいです。
(25歳・男性・Iさん)
人権問題の解決に政府を動かすことを戦略としてかかげるという方法に驚きもしたが、現実的であると思いました。またインターンの方が言われていた当事者としての発言というのは、極めて大事なこと。どうしても評論家的になってしまうことが多いので、今後、意識していきたいと思います。
(大学院生・男性)
日本の外交政策・戦略・実践が乏しいことで、日本のプレゼンスはどこへ行っても非常に低いという認識をいだいていたのですが、土井さんのお話を伺い、NGO/NPO(特に人権分野?)では、日本の活動や発言が重要視または、貴重なものであるという事実に驚きました。HRWの目的や掲げる世界を変える具体的な方法などが、クリアに伝わりました。
(女性・松浦美紀さん)
才能と情熱にあふれ実際に活動されている土井さんと、インターンの学生さんの、現実にそくしたお話をたくさんお伺い出来て、とても良かったです。世界中が平和になるように、私も少しずつ伝え、行動していきたいです。
(女性・韮崎美枝子さん)
自分が今まで興味のなかった世界を垣間見れて、大変有意義でした。
(20歳・女性・李ちみんさん)
もっとフォーマルなものを想像していました、良い意味でカジュアルな会で大満足です。来て良かったです。土井さんにお会いしたかったので、感激です。
(29歳・男性・Mさん)
「人権問題の解決」という活動は、目に見える成果を出しにくく、活動側にとっても長期戦になり、日本のベネフィットを明確にしにくいと思っていました。しかし人権は一番大切な人間の要素だと思っているので、HRWには躍進して頂きたいです。
(匿名希望)