◎国会(憲法調査特別委員会)傍聴
11月30日 敢行!国会見学!
〜衆議院「憲法調査特別委員会」の傍聴<再びの巻>〜
6月1日の国会見学ツアーに引き続き、再び、国会に足を踏み入れました。
今回は、本会議ではなく、衆議院「憲法調査特別委員会」のみの傍聴で、テーマは「憲法審査会その他国会法改正部分について」。つまり憲法審査会を設置する際、どのような形態、どのような性格のものとして位置付けるかといった内容とのこと。前回の見学ツアーは10名にも及ぶ大所帯でしたが、今回は残念なことにわたくしひとり…。寂しくもありましたが、「マガ9」としては、こんなに粛々と進んでいる国民投票法案の審議の現場を見ないわけにはいかない!と、胸を張っていざ!…だったのですが…。
しかし、しかしですよ、午前9時からはじまった今回の「憲法調査特別委員会」もどこか牧歌的な雰囲気が漂い、のんびりムードの中、はじまりました。11月16日に行われた「憲法審査小委員会」での話を受け、手続き論的な質疑応答に終始し、内容的にはイマイチ盛り上がらず…。今回も約半数の25人前後だし、この出席率は前回の6月の傍聴の時もほぼ同じで驚いたけど、ひょっとしてこんなもんなんですかね? 野球じゃ5割は驚異の打率なんですけど…。
委員会での各委員の発言は、Webサイト「衆議院TV」のビデオライブラリーで見ていただくか、下記「衆議院」サイト内の「会議日誌」で確認してください。
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kenpou.htm
重要法案の審議なのに、緊迫感の微塵も感じられない委員会でしたが、3時間!もウォッチしていると、気になったことが出てきました。
それは発言者の中に、何を言っているのかサッパリ分からない人がいること。名前を出して悪いのですけど、その代表格が委員長の中山さん。あまりにも滑舌が悪すぎです。次に発言する人の名前を「○○くん」と発言するだけにもかかわらず、えっ、誰のこと?って、思わず中山センセーのご尊顔をまじまじと見つめちゃいました。あとから記録を見て、ああ「ほそかわ」さんというのは、「いとかわ」さんだっんだ…なんて気づいたりして(苦笑)。確かに私の勉強不足もあるのですが、あれでは顔と名前が一致していない人の場合、たいていの傍聴人には、理解不能だなぁと思いました。他に自民・船田さんも分かりにくかったですね。
逆に、分かりやすかったのは、自民・葉梨さん、民主・枝野さん、共産・笠井さん、そして社民・辻元さん。これらの人に共通しているのは、一語一語はっきりそして比較的ゆっくりと喋っているということ。そして難しい漢語的な言葉ではなく平易な言葉を使っているということ。もともと比較的、通りやすい声質というのもあるのかもしれませんが、それだけではなく、やはり相手に伝えようという意識が働いているからではないでしょうか? そんなことを、委員の皆さんの発言中、考えていたりして。
国会議員など政治家と言われる方々は、地元の有権者以外にもすべての国民に対し、国政を伝えることも義務のひとつであるはず。選挙演説以上に国会での答弁や発言は大切なように思います。しかし、発言の機会が与えられているにもかかわらず、相手にちゃんと届くような努力をしているのか?は甚だ疑問でありました。いくらすばらしい政策やアイデアを持っていても、話し方が難解だったり、滑舌が悪ければは何も伝わらないような気がします。
話し方教室に通った方がいいとは申しませんが、せめて、自分の発言をVTRなどであとから確認して、世間の人はこんな風に聞いているんだ、ということくらいは把握しておいた方がいいんじゃありませんか?いかがでしょ?中山委員長!
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