080709up
7月2日から8日までに届いたご意見から中村彩花 さん(20歳・女性・神奈川県)
こんばんは。伊藤真先生。伊藤塾で学ばせていただいていて、インターネットの塾長雑感から、このページを読ませていただきました。憲法を学んだものとして、法曹を目指すものとして、私はこういった判決を読むと自ら反省しなければならないと思うと共に、「こういった憲法の価値を判決に顕してくださる方がいる」ことを嬉しく思います。
今の私は、最高裁の立てた規範に疑問をもっても、はっきり自分の答えを示すことはできず、勉強不足や本当に当事者の立場に立てていないことに気付かされ恥ずかしく思います。
けれど、ひとつひとつこうした判例にヒントをいただきながら、しっかりと自分の頭で考えられる法曹を目指していきたいと考えています。伊藤真先生には「考えるきっかけ」をこうした形でもいただけたことに感謝しています。
TY生 さん(68歳・男性・三重県)
東北アジアの平和のために北朝鮮の非核化は重要な要素で、冷戦時代に対立していた国々がその課題のために協調して取り組む枠組みを作り、地域の緊張緩和を促進しただけでも、大きな進歩だと私は思っている。
ライス国務長官は中国楊外相との共同記者会見で「朝鮮半島は紛争の源から協力の源へ転換の入り口にある」と評価している。
私はこの評価は妥当だと思う。
米朝関係が長い間、相互に不信感を露にして睨み合ってきた。米国は2006年12月に入るまでは、6者協議の枠組みでは話し合うが、米朝協議は拒否してきた。
米政府はチェイニー副大統領ら北朝鮮を力で屈服させようとする意見を斥け、対話を精力的に行なうことで6者協議は前進した。イラクの大量破壊兵器を除去しようと戦争をしかけた政策とは対照的な結果となった。
米政府の対イラクと対北朝鮮の政策の成り行きは、憲法9条の理念を考える上でも重要な事柄と考える。
十文字(衆愚代表)さん(33歳・男性・千葉県)
冷静で透徹した口調で、米軍再編と困窮する自衛隊に関するご高察を述べられた半田氏には、私は感心しきりでした。
特に、今の国家財政において、防衛費が増大することは絶対なく、その防衛費を米軍再編によってさらに食いつぶされ、自衛隊という組織の、防衛や災害支援といった自立的な活動にまで支障をきたしかねなくなっているというご指摘は、極めて説得力があるとともに、他の知識人からは聞かされたことがないものです。
また、人によっては「殺人集団」などと罵られ、その存在自体を否定されるような自衛隊が、コピー代や文具代のために、うどんや山芋を地元住民に売っているというお話は、なんだが微笑ましい姿を空想してしまい、ついつい微苦笑してしまいました。
更なる半田氏の登場を切に期待しております。
たんぽぽ さん
消費税を導入するなら、日用品には低率で贅沢品には高率でに賛成です。
また所得税の累進税率引き下げや、法人税減税はそのままで定率減税廃止や配偶者特別控除や老年者控除の廃止という、金持ちに優しく庶民に厳しくという税制はどうかと思います。
税制や経済はよくわからないことが多々あるので、森永さんの分かり易いお話を楽しみにしています。
いとしの反戦歌 さん(27歳・男性・千葉県)
いつも楽しく読ませてもらっています。
G8にからんで、「もうひとつの世界」ということだったのですが、考えただけでワクワクします。反貧困フェスタや、自由と生存のメーデー、posse主催のライブなどに参加して、市民運動がこれから閉塞した日本をいい方向に導くのではないかという希望を持ちました。
みんなで国に頼らないでも僕達の力で優しい世界を作っていけたらいいですね。
9条マガジンをずっと応援しています。
三十郎 さん(30歳・男性・東京都)
雨宮さんの行動力には、毎度感服しています。伊勢崎先生の対話では、外交のあり方を勉強させられます。
さて現在の貧困格差や環境問題の悪化は、ブッシュ大統領が就任後に京都議定書の調印を否定したところから始まったのではないかと見ています。
ブッシュ大統領が米国大統領に就任したとき、私は、スウェーデンにいました。
第2の都市、ヨーテボリに大統領がきたとき、治安の良い北欧の街でデモがエスカレートし、暴動が起きました。
テレビでは、ユーロニュースのノーコメントのコーナーで小泉首相がご婦人の黄色い声に囲まれながら演説していました。
この二人が現在の日本を取り囲む状況を作り出し、それが悪影響しかなかったことは、現在の混乱を見ればわかるかと思います。
やはり私たちの一票が大事です。
風見猫 さん(49歳・女性・東京都)
デモは大事です。何を訴えたい人々が、どれほど存在するのかを知らしめるために。
そしてそこで出会った人々が、日常的に連帯し、問題解決に向けて進み続けるために。
でも「あー楽しかった。解散ー!」で終わってはダメ。
「仲間が奪われた大いなる自尊心と不当に設定されたわずかばかりの金」を取り戻しに行く、絶対に願いを託せる候補者に投票に行く、誰もいなけりゃ自分が立つ!
キャンプ村に集まる「問題意識の高い人々」も、爺八へのロビィ活動以上に、いかに自らの国の民衆を巻き込み「ヘンな爺八を送りこまないか」でも頑張りましょう!
マングース さん(45歳・男性・東京都)
現在問題になっている正社員と非正社員の格差に対し、識者によっては、今の正社員の解雇規制を撤廃すれば、非正社員にも正規登用への道が開かれるので、そうすべし、と主張する人がいる。
しかし、誰かを上げて誰かを落とすのでは問題は解決したことにならないし、代わって上がるのは、ひとにぎりの非常に優秀な人だけであろう。
それは、できれば誰も正規雇用などせず、本当に必要で優秀な人材のみを選別して雇用したいという企業側の論理からの主張と思う。
こうした下方への競争では、一部の人を除いて誰も幸せにはなれない。格差の解消は全員の正規雇用化でなされるべきである。その際、パイは限られているため、正社員のほうも待遇が多少悪くなることは甘受する必要があろう。
が、それは「正社員によっては」ではなく、全正社員で受け止めるべきものである。
特定の誰かだけにその不利益を押し付けるなら、またそこに新たな格差を生み出すことになる。
今週も「すてき☆てぬぐい」へのお申し込み&メッセージをたくさんいただきました。
ありがとうございます!
ご意見募集