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6月18日から24日までに届いたご意見からTY生 さん(68歳・男性・三重県)
小室等さんは、実質的に憲法9条が実行されているとは思えないが「形骸化していても残った方がいいし、変えるべきでない」という意見を述べた。
戦争否定の理念を政府が政策に反映させていないという意味で、形骸化が起きている。
だが、自衛隊を海外に派遣する特別措置法には、9条による規制・縛りは生きている。
テロ対特措法の基本原則(2)やイラク特措法第2条2には「対応措置の実施は、武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない」の活動規制がある。
また、2006年1月18日の日米防衛首脳会談で、イラクの治安維持に自衛隊参加の打診を受けたが、日本は「現行法では困難」と断っている。現行法とは無論、イラク特措法=憲法の縛りである。
また、イラクでの航空自衛隊の活動内容がイラク特措法に合っていないとして、本年4月17日名古屋高裁は、航空自衛隊の後方支援活動を法律違反、憲法違反と判決している。
9条の規定を失ってはならない。
コバ さん 【恐怖政治】
9条愛国主義なるものを喝采を持って迎える人はこのサイトの読者の何割くらいなんでしょうね。結論から言うと、この考えは大変危険です。それは「9条愛国主義」だろうと「天皇愛国主義」だろうと同じことです。
憲法とは、所詮、法律に過ぎません。そこに、過度の意味をもたせてはいけません。
平和条項だからいいだろう、というのは、なんの理屈にもなっていません。
伊藤氏、そこまで無理してを国を愛する必要はありません。9条があろうがなかろうが、日本が好きならそれでよし。でなければ、「愛」などという居心地の悪い言葉を使わないほうがいいでしょう。
あさつゆ さん(44歳・男性・千葉県)
現在、私達の眼前に二分法による植民地支配の作戦が展開されています。
ある地域で渾然一体となって生活している民族や宗派を二分して支配する、欧米の植民地支配の構造です。喫煙者・非喫煙者の区別がそうであり、学校の教員に対して、式典での君が代斉唱時の起立・不起立の区別が、権力者が切ってくるカードの一部です。
背後には健康増進法や国旗国歌法の制定があり、法律さえ制定されれば合法化・正当化されてしまう、法治主義化における権力の暴力的な支配の論理です。
皆さん、慎重に考えましょう。憲法9条改正に賛成・反対を迫るのもそんな二分法のカードの一つかも知れません。気を付けましょう。
ユリコ さん (50歳・女性・岐阜県)
ある意味母親に子育ての全責任が負わされるようなこの社会で、秋葉原の事件の青年の母親が現在どんな状況に居させられているのかを思うと他人事ではなく身につまされる。ひょっとして、多くの母親は「うちの子だけは」と思えずに身震いしたやもしれない。そう思えるほど、社会がすさんでいるからなのではあるけれど。世間で立派な「男達」がこんな企業を、こんな政治を、こんな家庭を築いてきた。世間の立派を問い直し、ひっくり返したい。間違っても「戦争」はだめだね。”それ”を強化するだけなのだから。
神戸法務太郎 さん(38歳・男性・北海道)
先日、札幌にある中小企業の面談に伺いました。求人広告を雑誌に掲載したところ、面接者は殺到したと言うことです。札幌で販売されている求人誌は何冊かあるのですが、どれも私が知る求人誌のイメージとは程遠く、何かのパンフレットかと言うような厚みであり、さらに中に見られる求人案内は数えるほど、そして大半は派遣の案内です。
さて、その経営者がいうには「私たちの求人情報をみて真っ先に派遣会社がやってくる」とのこと。つまり数少ない仕事さえも、中間搾取をすべく派遣会社が狙っている現状に、
資本主義の終焉と虚しさを感じ、どこか多喜二の「蟹工船」を彷彿とさせました。
健全な精神ならば「持てるものは施したくなる」と思うのですが、社会全体が「利」への執着ばかりの現状に、ほとほと嫌気が差します。
風見猫 さん(48歳・女性・東京都)
またまた出ましたね。 「それでも頑張ってる若者は沢山いる」「親のしつけの問題」「ゲーム世代の殺人」…。 こうやって「悪徳雇用で栄える企業」を隠蔽しようとする行為が、それを見ているまたは聞いている誰かの怒りの炎に油を注いでしまうかもしれないのに…! あれは本当に、自殺の延長線上にある「自爆テロ」ですね。 でもあの日秋葉原を歩いていた方たちは、同じ様に生きづらい日本社会と格闘している仲間、あるいはそんな日本を変えるぞ!と活動している方だっていたかも知れない。 そして「本当の敵」は、「ビンボー人てのはホント馬鹿だな」と鼻で笑っているだけかも知れません。そんな無差別殺人は悲し過ぎます。
佐藤宏 さん(48歳・男性・神奈川県)
雨宮さんに限りませんが、秋葉原の無差別殺人については、有識者・文化人による安直なコメントが目立ちます。
特にこのケースの場合、逮捕後も一向に衰えない容疑者の雄弁さや、ヤケにしてはあまりに冷徹な犯行手口から考え、この事件を、容疑者と接見もしていない者が、自暴自棄の結果だと論じたり職場での待遇が事件の背景だと解説するのは、容疑者の描いたシナリオに乗せられている危険があるばかりか、センセーショナルな事件の扱いを煽り、世間を逆恨みする者に、容疑者をヒーロー視する口実を与え、自殺同様、類犯を招き易い社会環境を作るだけで、犯罪予防にはつながらないと思います。
ケーキ屋 さん(39歳・男性・北海道)
雨宮様はじめまして、私もこの秋葉原の事件についてマスゴミやmixiの日記で容疑者への人格攻撃しかしない世論の中、私も同じように考えていました。
又、貴方様の文章には他の派遣労働者の理不尽な扱いについても詳しく取材され、説得力がある文章です。私のサイト(「経済を知らずして愛国を語るなかれ」)の方向性とは、微妙に異なりますが、これからも説得力ある文章をお願いいたします。
小澤英治郎 さん(32歳・男性・大阪府)
雨宮殿、どうも初めまして。過去は伊勢神宮崇敬会に所属して、神嘗祭に参加していたアキバ職人の百姓、小澤英治郎です。
貴殿のことを知ったのは『TVタックル』で「愛国心について」ですが、貴殿の仰る通り、現在の保守勢力の大半は『朝日に対する反逆』であり、本当に日本の国柄を守る真性保守は皆無というものでしょう。
本来ならワーキングプアの問題に対し『日本は農耕民族だから金儲けで仕事をしていない』ということで、企業の拝金主義を批判するのが筋というものであり、年功序列・終身雇用制度で犯罪を防ぎ、絆を作るのが企業の社会貢献であり、広告であったはずでは。
これに対して『甘ったれるな、自助努力だ』などというのは、保守派・民族派である以前に「日本人とは何か」を喪失しています。
今回の凶悪事件は戦後教育とか言う以前に、そのような絆が軽薄なことと生きがいを失った『孤独』によって起きた事件であると思えます。
ウパ さん(23歳・男性・神奈川県)
まず第一に、無差別殺人を起こしたのが彼だけではないことに注目すべきだと思う。
行き場のない怒りを殺人という最悪の形で他人にぶつけてしまうということが他にも起きている。
つまり、彼個人の問題だけではなく、無差別殺傷事件を起こす人たちに共通の要因を見つけ、社会全体で無くせるものは無くしていかなくてはならない。
今回の事件に関しては、個人的には彼の労働環境と、勉強が高校からできなくなって「負け組」だと思い込ませてしまう教育のあり方が問題だと思う。
琵琶玲玖 さん(78歳・男性・北海道)
森永さんの、暖かいまなざしを感ずる解説記事ですね。
このようなまなざしが、今、日本の社会に求められていると思います。
匿名希望 さん
森永卓郎さんのような意見があって安心しました。秋葉原事件は個人の犯行ですが、その裏には社会の問題が大きく反映していると思います。森永さんの意見は社会人として健全で、これこそ常識にしなければならない考え方の立場から述べておられると思います
ナインマン さん(男性)
アメリカが長崎と広島に原爆を落としたこと。
沖縄で地上戦があったこと。
今も基地問題で辛い思いをしている人がいること。
日本軍がアジアに償いきれない罪を犯したこと。
戦後60年たっても何も解決できていないこと。
今を生きている僕たちにはもう関係ないと思っていたことが、今も僕たちに密接に関係している。それらの辛い想い出は地中に伸びた根っこであり、僕たちの日本国憲法が小さなつぼみだと思っている。
僕たちが素直な気持ちで正しいと思うことを声にすれば、きっと素敵な花が咲くと信じている。
最近多発している事件や問題も僕たちが積極的に関ることで、きっと何らかの答えが出ると思う。
知らん振りするのは解決にはならないし、むしろ自分を傷つけることになるだろう。
シェルティーひろ さん(55歳・男性・東京都)
そうかぁ言葉自体が既に反日だったのか!なんて笑いのリズムにのせられて素直に思ってしまった。
が、頭ン中は何でも定義付けする談志のように「反日とは?」言葉を追究するはめに…。
今朝、近所の同い年の知人が亡くなって、年老いた母親が独り残された。
結局何に対してもどれだけの思いやり・愛情をもって向かえるのかは大事な基本。
問答無用派ではなく、話せば解る派の鈴木さんの愛読者になりつつある今日この頃。
平和を愛するキリスト者 さん(49歳・男性・東京都)
2016年のオリンピック招致に石原都知事が執着しておりますが、私は東京での開催に反対です。週間つぶやき日記でも指摘しているように、もっと先にやるべきことがあります。
また、石原都知事は、オリンピック招致において「世界の諸都市に範を示す」「日本の底力を見せる」といったようにオリンピックを国威発揚に使おうとしております。
ナチスドイツのヒトラーが国威発揚に利用した、1936年のベルリンオリンピックが思い出されます。
オリンピックは、政治制度、イデオロギー、文化伝統、肌の色を乗り越えることを理想とした平和と友好の祭典です。また、オリンピック競技は、個人やチームが競うものであって、国の間で競うものではありません。
石原都知事の姿勢は、オリンピック精神に反しています。
国威発揚のために、自らの名誉欲のために開催しようとしている「東京オリンピックはいらない」そう思います。
今週もたくさんのご意見をいただきました。
多様な立場、スタンスからの発言が多くみられるようになり、
読者層の広がりも感じています。
引き続き、ご意見お待ちしております!
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