080611up
6月4日から10日までに届いたご意見から風見猫 さん(48歳・女性・東京都)
私は心情を論理で越えた死刑廃止論者です。
誰かの人生を終わらせたらあなたも終わろう。あなたが更正しても被害者蘇らず。…と思っても、これは完全に冤罪を無くせた時の話なので最初から不可能。おまけに「大量殺戮」を命じた為政者も実行した兵士も殆んど無罪なので不平等。で、要は犯罪を減らし、社会秩序を守りたいワケですよね。
武器を規制し、力まなくても幸せに生きられて格差のない平等な社会にすればいいんです。対外的にはまず、恨みをかう様な国にならない。資源が無いという強み?を活かしつつ、資本のお客様たりえる購買力のある国民になる。そうして襲われない国として存在しつつ、率先して9条の思想を広めましょう!
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(44歳・男性・東京都)
護憲派同士争ってはいけないが、非武装の方が武装している国より攻められない、という森達也氏の説が本当なら誰も苦労しない。世界平和が既に実現している。基本的には専守防衛が最も戦争になりにくいと思う。 非武装中立論者や死刑廃止論者は人間の悪を簡単に考えすぎていないか?死刑を無くせば終身刑覚悟の殺人が必ず起きる。死刑廃止論者は、世田谷の一家皆殺し事件のような目にあっても、犯人の命は大事だというのだろうか?何より被害者と比べて不公平で、少なくとも僕は、自分が殺されて、犯人が獄中とはいえ生きているのを望まない。 この世の裁きは仮のものに過ぎない、という宗教的感覚の残る西洋と日本を同列に論じてはいけない。死刑廃止論者は何故その情熱を遺族救済や、毎年七千人の事故死者を出している自家用車の禁止に向けないのか疑問だ。ただし死刑のない国の方が、ある国より殺人が少ないと実証されたら、死刑廃止に賛成してもよいと思う。
穂苅雄大 さん(16歳・男性・東京都)
ナインマンさん(男性)
マガ9で改憲派の人の発言が聞けるのはとってもいいことだ。鈴木邦男さん 頑張って下さい。
僕は今の時点では護憲が最善だと思うが、いろんな人が意見を自由に言い合うことで本当の答えに近づけると思う。(仲の良い家族が同じ家で住めるのは、お互いが傷つけあうのではなく信頼しているからだろう。人と人が殺しあうのは、憎しみや極度の不信感があるからだろう。・・・あんまり関係ないか。何事もコミュニケーションが大事ってこと言いたっかたの。)
護憲派も改憲派も余裕やユーモアたっぷりに、ますます意見を戦わせよう。ただ、戦争をするためだけに憲法9条を変えようとする奴らは、みんなで論破しよう。(ちなみに「人生いろいろ。会社もいろいろ。」はユーモアとしては最悪の部類です。)
TY生さん(68歳・男性・三重県)
「週間つぶやき日記」はクラスター爆弾のほぼ全面的禁止条約案に賛成した福田首相の決断を評価した。だが私は福田首相の決断を手放しでは評価しない。日本が条約に賛成したのは、条約案が条約非加盟国との共同軍事作戦を可能にしたからで、クラスター爆弾を使用する米国と日本の共同軍事作戦に支障がないからであった。 福田首相と安倍前首相を比較すると安倍前首相は私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で、多国籍軍に参加した自衛隊が憲法解釈を変えて、他国軍が攻撃を受けた場合の駆けつけ警護の可能性を検討した。福田首相は私的諮問機関より進めた形で法律制定を前提にした与党の自衛隊海外派遣恒久法のプロジェクトチームで、武器使用基準の緩和を図り「任務遂行の必要上の武器使用」や「駆けつけ警護」を検討している。 翼の短いタカといわれた安倍前首相より、タカ派ぶりを顔には出さず実務的に進める福田首相の方が油断ならない。
じゅんさん(41歳・男性・北海道)
マガジン9条という「新聞」に、また社説が戻ってきたナ、と、うれしく頼もしく。鈴木邦男氏の連載も大変興味深く。右か左かまんなか(?)か、いずれにしても、思想に「こころからの気持ち」があるならば、それは自分とは違っていても、お互い尊重しあうべきものなんだ、と思う。語り合いを「努力して」積み重ねて、お互いの価値観をそれぞれが認め合う努力をしていきたいなァ。
世の中は「みんな」で出来てるんだもの…。
「やまねこムラだより」はいつでも、読後しみじみ。マガ9読者のやまねこムラお手伝いツアー!なんて夢みたり。村の便りを読むと、「生きてる実感」って、こういうもんなんだなァ、と、自分の中の人間性が、目覚める感じしますです。
平和を愛するキリスト者 さん(49歳・男性・東京都)
クラスター爆弾は、投下されると上空で小さな爆弾に分かれ、戦争が終わっても地雷のように人を傷つける非人道兵器です。
クラスタ爆弾が投下された、パレスチナ、イラク、アフガン、コソボなどで、今なお多くの一般市民が傷ついていることを見てもその非人道性は明らかです。
5月30日、クラスター爆弾禁止条約が参加110カ国の満場一致の賛成で採択され、日本も最終的に賛成に回ったことを歓迎したいと思います。今後日本が、8年後までに決められた兵器をすべて廃棄するように見つめ続けていかなければなりません。
また、この条約は、最新型の高価なクラスター爆弾は、禁止していませんので、愚かにもこれから買ったりしないように厳しい監視が必要だと思います。
うろこさん(37歳・女性・大阪府)
私は以前、死刑を肯定していましたが今は反対しています。「犯罪者は死ぬべき」「遺族の気持ちを考えろ」といつも言われますが「なぜ犯罪者になったのか?」という原因の追求、改善を望む声が皆無です。犯罪者を生んだ環境、原因がなくならなければ犯罪を犯した者を死刑にしたところで、また新たな犯罪者が生まれるだけです。そして新たな被害者も。犯罪を生む原因を無くす事は「犯罪者を死刑にする事」ではないのです。なぜ、世界が「死刑廃止」に傾いているのか、理由をもっとよく考えて欲しい、と思います。
マングースさん(男性・東京都)
いま自民党が衆議院で2/3以上の議席をとっているのは、小選挙区制によるところが大きい。この制度は利害のからむ2つの立場があったとき数の多い側の代表者だけが不当に多く選ばれてしまう、真の民主主義といえない制度であるが、成立当時マスコミはこれを「政治改革」として喧伝し、弊害については国民に知らせず、反対すれば「守旧派」というレッテルを貼ってきた。さらに、郵政民営化法案のときもこれに反対する者は抵抗勢力だとして悪者のように扱ってきたし、問題多い派遣法の改正や今回の高齢者医療制度にしても成立前にその問題点をきっちり国民に知らせてきたとはいえない。どこぞの議員の顔のバンソウコウがみっともないなど、どうでもいい記事をのせ、また国民もそういう記事を喜ぶ傾向にある。マスコミは重要なことをちゃんと知らせ、国民も本当に重要なことに関心を払っていきたい。
おとさん(34歳・女性)
いまわたしは手話講習会に行っていて、時々聞こえない人に関わる講演があるのですが、
先日は憲法25条と9条についての話から始まりました。そこで資料のひとつとしてこちらのサイトがあり「最近憲法のこと、後回しにしてたなぁ・・・」と思いちゃんと読んでみました。
久しぶりに読んだのですが(ゴメンナサイ!)やっぱりおもしろかった!これだけ内容の濃いものを、毎週出されているのは本当にすごいです。
色々と考えることを示してくれてありがとうございます。これからも楽しみにしています。
GEN さん(52歳・埼玉県)
自衛隊の違憲状態化が進んでいますが、ワーキングプアや後期後者医療制度、生活保護打ち切りや基準引き下げ(25条違反)、政権与党の公明党と創価学会の癒着(20条)、ビラ配り弾圧(21条)、国立大学等の授業料値上げ(23条)、学校給食料トラブル(26条)、宙に浮いた年金記録問題(29条)などなど、あらゆるところで違憲状態化が進んでいます。ニホンという国の崩壊ですね。
クラスター爆弾禁止条約採択のニュースについて、たくさんのご意見をいただきました。
9条と関係の深いこの出来事。今後についても注目です。
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