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5月28日から6月3日までに届いたご意見から琵琶玲玖 さん(78歳・男性・北海道)
人間は天敵をなくした。今は、同じ人類の中で、自分に対する殺害力を持っている人が敵とみなされる。だから9条2項の持つ意味は大きいと。 なるほど、納得。
羊 さん(26歳・男性・東京都)
殺人事件の報道記事なんかを読むと、加害者よりも日本社会に怒りを覚えることが多々あります。でも僕が犯罪の遺族になったら、加害者の死刑を望むと思います。
十文字(衆愚代表) さん(33歳・男性・千葉県)
何故なら、例えばオウムは、自衛隊や警察ではなく、武器を向けてはいないが自身の正しさを否定する(とみなされた)弁護士や市民に向けて、一方的な攻撃を仕掛けたからです。
極めて悲観主義的に述べれば、結局、信仰に基づいた一方的な「善意」の前では、その善意を否定する「敵」の武装・非武装如何に関わらず、恭順か絶滅のいずれかしかないのではないでしょうか。
少なくとも、9条2項を一国が実践するだけで、その国が敵と見なされなくなるという考えは、些か楽観的すぎると考えます。
そして、森達也氏の理想は、全人類が「善悪の彼岸」にたった上で、9条を共有し、著しい軍縮が達成された世界でのみ実現されることのように私は思えます。
森正樹〔アジア人同士戦わず〕 さん(44歳・男性・東京都)
死刑制度は本当に難しい問題だが、少なくとも今死刑を廃止するほうが、死刑を維持するより弊害が大きいと思う。凶悪事件の犯人が反省せず生き延び、被害者や家族が泣き寝入りする場合が続出して、社会正義が著しく毀損されるし、再犯率の高さも考慮するべきだ。
もちろん死刑の適用は慎重の上にも慎重を期し、仮釈放無しの終身刑を早期に導入するべきだ。
しかし光市の母子殺害事件のように、死刑廃止論者が根拠として挙げる、冤罪の可能性、更生の可能性、抑止効果の無いこと、が当てはまらない場合のほうがずっと多い。
どんなに悪いことをしても死刑にならない社会は甘すぎはしないか?死刑廃止論者は、極刑を望まない被害者の家族が多いことを示さないと説得力がないだろう(小谷野敦『なぜ悪人を殺してはいけないのか』参照)。
また、イラク戦争でアメリカが本当にイラクを脅威だと思っていたはずはないから、非武装中立論も説得力がないと思う。反論を歓迎します。
風見猫 さん(48歳・女性・東京都)
特にわからんのが「神を信じる者、左に非ず」。
なぜなら末端のキリスト者の皆さんは、私がサヨクの根幹と信ずる「博愛」を血肉とされている方も多いから。(イスラム教徒は周りにいないので知らないだけです。仏教は…公明党の嘘つき!)
一方、左翼の集団が「マルクスを教祖とするオキテの厳しい教団」のようになって、当の教祖が批判した「民衆の阿片」化してしまうなら同じようにおかしいですしね。
ぶっちさんに伝えたいことは、ぶっちさんの充分働いているという「選択」が、ぶっちさんを貧困のままにしているのはあなたの自己責任ではないですよ!ということですね。
TY生 さん(68歳・男性・三重県)
神奈川県横須賀市議会が、原子力空母の横須賀配備と安全性を問う住民投票条例案を否決したことを、伊藤真氏は愚行と指摘した。
条例案を審議する中で、自民党市議は「日米安保体制と(通常空母がなくなったなかでの)原子力空母の必要性を強調」した。
空母の必要性なるものを具体的な事実で表現してみる。
横須賀を母港とする空母キティーホークの艦載機は、5375回出撃し、イラクに約390トンもの爆弾を投下した。この事実は国連憲章第2条の4 「如何なる国の政治的独立を犯してはならない」定めを破りイラクを攻撃、罪のない民衆を巻き添えにして戦争することに、横須賀市民が協力しても良いと言っていることだ。
空母の母港となる限り、前記のような事態に市民の意思とは関係なく客観的には協力させられる可能性を否定できない。これは道徳性が問われる問題である。
原子力空母は巨大な原子力兵器で、核兵器を持ち込ませないとする原子力平和利用の原則にも反する。
編集部のご意見に概ね賛成ですが、「自民党の独裁」から「政権交代すれば、情報公開が進む」というようにも受け止められますが?
宇宙基本法、公務員制度改革法案等が、自民、公明、民主三党の合意で、国会での審議はわずか衆参各2時間で、国民が中身が良くわからない間にスイーと通ってしまうところを見ると、海外派遣恒久法案、消費税増税法案等が、民主党主導の政権下、三党でスイーと通る危険性が高いように思うのですが。
見せかけの政権交代ではなく、結局は国民の大衆運動が決めてではないでしょうか。ご意見お聞かせください。
今週から新連載コラムが2つ始まりました。
みなさんのご意見、お待ちしております!
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