080409up
4月2日から8日までに届いたご意見からマングース さん
雨宮処凛さんのファンです。処凛さんは、ドラクロワのフランス革命の絵の中に出てくる「民衆を導く自由の女神」のようです。
世の中から貧困を追放するため新自由主義打倒に立ち上がった、現代のジャンヌ・ダルク!!ついに応援ホームページを作りました。
平和を愛するキリスト者 さん(48歳・男性・東京都)
提訴されていた大江健三郎さんの「沖縄ノート」が一審で勝訴しました。
妥当な判決だと思うのですが、この判決が意外、あるいは画期的といわれるところに、日本の司法の非民主的な体質があるように思います。
最近の裁判所の判決を見れば、小泉首相の靖国神社参拝のように明らかに違憲と思われる場合は、憲法判断を回避するなど、国家の代弁者みたいな判決が続いております。
司法と行政の一体化が目に余り、日本は民主主義の国ではなくて、国家主義の国になってしまったのかと感じざるを得ない今日この頃です。
最近の裁判を見ていると、二審でこの勝訴判決をひっくり返す可能性も否定できず、私も勝訴に安住することなく、さらなるファイティングポーズが必要だと思います。
風見猫 さん(48歳・女性・東京都)
サッカーの前日本代表監督・オシムさんの関連で読んだのですが、ボスニアの街でもサッカーのユーゴ代表チームでも、多民族ながらとても仲良くやっていたようです。
チームが民族紛争に対して、初めは「えっ?ウソだろ」という感じで、やがて大事なW杯を前に「マジかよ!?」という程の争い・分断に巻き込まれていく。「ホテル・ルワンダ」でも同様です。
つまり、既にあまり問題なく付き合えていた人々に、あえて火種をまいて引火をはかった、許しがたい連中がいるのです。そのことをいつも忘れず、民衆はつないだ手と手をはなさない様にしたいものです。
SNパパ さん(35歳・男性・東京都)
私は、9条があったからこそ、9条を持つ国から公式に派遣された伊勢崎氏らがシエラレオネ等の虐殺地域における調停役になりえたのだと思います。
もちろん、調停にあたっては国連軍という強制力が背景にあったことは認めます。
しかしそれは、国連軍だから機能したものであり、集団的自衛権≒同盟を背景にした一国or数カ国の軍隊では調停など不可能だったはずです。集団安全保障と集団的自衛権の違いをぜひ理解して下さい。
また「暴力」について。超大国が火力を用いて民衆を制圧する事と、僧侶のデモや民衆の投石を同じ土俵で論じる事こそ暴力的で扇動的です。
デモに参加しただけで逮捕された僧侶を、9条支持者が支持するのに何ら矛盾はありません。
河馬園長 さん
第133回の『みんなのこえ』にはビックリしました。
改憲派を批判しているので、たぶん護憲派なのでしょうが、中国や米国の「大国の論理」を肯定しているような投稿をしている人がいました。
その文章を読んで、なんだか虐げられたり傷ついている人々にとても冷たい印象を受けました。
反対に、いつも護憲派の人を批判する投稿をしていて、なんだか改憲派っぽい人が、第131回に「世界規模での軍縮に繋げることがベスト」などという投稿を資料付きで送ったりしたので、ますます混乱します。
護憲派とか改憲派とか、自称することはあまり意味のないことのように思います。
9条について発言するつもりはないけど、9条について考えたい人は、まず憲法の前文と9条に目を通した後で、改めて発言や論述している人のものを聞いたり読んだりしたほうがよいのではないのでしょうか。
9条の理念や保持にどれだけ貢献しているかどうかは、皆さん自身の目や耳や頭で判断するべきだと思います。
TY生 さん(68歳・男性・三重県)
チベットで起きた一連の事件で分かったことは、憲法9条は現在行われている虐殺には何の力にもならないということだ、という意見があった。
この意見に欠落しているのは、9条は国家間の紛争に対する対処の仕方を規定しているという認識です。
9条は国際紛争を解決する手段としての戦争放棄ですが、無抵抗主義ではなく、内閣法制局は他国に攻められた時の自衛権発動は認める。
チベット暴動は漢民族とチベット民族の宥和を徹底できなかった政府の責任です。
9条の理念は武力の使用と暴力を否定する考え方と縁続きです。
チベット暴動では商店が破壊されデモをした側に犠牲者が出て、抗議行動の側も鎮圧側も暴力や武力を用いた。
だが武力や暴力を否定することが起きても理念は不要とはならない。
歴史は身分制の封建社会を打破して民主主義の社会へ発展した。
これは当時の人が理念を追求した賜物で、理念を放棄していれば社会制度の進歩はなかった。
穂苅雄大 さん(16歳・男性・京都府)
ラグリマ弾き さん(27歳・男性・千葉県)
反貧困フェスタに行って来ました。
NPO「もやい」の湯浅さんや雨宮処凛さんなど、普段からすごく尊敬している人たちが来ていて感動しました。
雨宮さんの講演会は、廣瀬さんとの対談で話が面白くて、時間があっという間に過ぎました。
湯浅さんは背が高くてすごくやせた方でしたが、拡声器を持ってあちこち駆けずり回っていました。「木漏れ日コーヒー」は味が濃くて美味しかったです。ライブもすごく感動しました。
フェスタに行って、みんなすごく優しくて、日本の中にこんなに親切な人たちがまだこんなにいたんだなと思ってしまいました。
来年、人の優しさに触れたい人は反貧困フェスタに行くべし!といいたいです。
藤本勝治 さん(58歳・男性・香川県)
マスコミは福田さんの一般財源化案を賛美し、民主党は歩み寄れと大合唱。マスコミ人の豊かな財政力の上に立ってしか物事を見てない目線の高さの違いに気が付いて頂きたい。
我々庶民の生活は困窮している。後期高齢者制度も、困窮している方達の負担率は高く、高額所得者は低くなる。地方税他も同じである。
12兆円もが天下り団体へ使われ、随意契約は5兆7千億もある。
政府はそれらをまず削れとマスコミ人が誰一人語らないのでは、官僚、族議員の為の政治が続き、庶民の為の政治を競わせる2大政党は出来ないではないか?
今は日本に2大政党が出来る為の必要な時間だとは思われないのだろうか?
4月9日に発売になった『使える9条』(岩波ブックレット)を読んでのご意見・ご感想も
是非、およせくださいね。
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