071205up
11月28日から12月4日までに届いたご意見から藤衣さん(36歳・男性)
旧日本軍の軍事、警察組織の流れを汲んだ韓国の軍事、警察組織がそんな風に彼の国の人達の人権を抑圧していたとは知りませんでした。勉強不足でした。
いうなれば現在の日米同盟、軍事協力を考える時、アメリカの対日占領工作や、自民党への影の資金援助といったことを抜きに考えられないのと似たようなモノでしょうか。
こういった知識が増えることによって、アジアの兄弟達との理解や連帯が深まり、日韓両国共に抱える影を少しでも明るいものにして未来の子供達に手渡せたらと思います。
林先生、どうもありがとうございました。
十文字(衆愚代表)さん(32歳・男性・千葉県)
前回に続き、ブッシュ大統領の演説(妄言?)への反論に普遍的説得力を付与させる為に取るべきスタンスとは、どのようなものだろうか。
歴史を裁定することは実に難しい。それを周辺国の国益にされたり、反動で国家主義や民族主義と結びつき、排他や紛争を招くリスクが伴う。故に冷静沈着、かつ自他共に等しく厳格で公平な姿勢は必要条件である。
さて、私は林氏の『BC級戦犯裁判』を読んだ。もちろん、日本軍に対する視線は厳しいが、興味深い指摘もあった。
1.戦争・虐殺等のプロセスを検証する。
2.平和主義が結果として、戦争に対する見識をスポイルした。
3.国際刑事裁判所(ICC)の言及。
4.冷静であることに努める。
今回の出演で、上記の見解をさらに発展させ、ICCに対する支援等、具体的な戦争抑止・平和理論を提示していただきたかった。
しかし今回の林氏は日本のみに批判的かつ模範を示すことを切望し、日本の被侵略を容認した。
第一、「日本が戦時性暴力の根源」という認識で、どうして米国の「暴力」を批判できるだろうか。
福さん(39歳・男性・千葉県)
とてもわかりやすかったです。
でも日常生活している多くの人には「そんなの関係ねェ。」となりがちなんですよね。
だからこそ!小学生から中学生まで、受けなくてはいけない義務教育授業の中で、当たり前のようにシムピースのような題材が取り上げられることを願わずにはいられませんでした。
次代を担う多くの学生たちに感じてもらいたいです。
素晴らしい渾身の作品、ありがとうございました。
TY生さん(67歳・男性・三重県)
伊藤真さんは、一般的には、個別的自衛権は憲法上も認められると解されている。
その内容として、どこまでの実力行使が許されるかは議論のあるところで、あくまでも非暴力による自衛しか許されないと考えるか、ある程度の実力組織による自衛までは許されると考えるかということだと述べる。
憲法9条を守る超党派の運動体「九条の会」には、
「私は本気で自衛隊は陸空海軍その他の戦力ではない。自衛のための最低限の戦力だと、まわりに説明してきた。これがそうじゃなくなると、私は嘘つきになる。絶対に許せない」と思う自民党の人も結集することを考えれば、ある程度の実力組織による自衛までは許されると解釈するのが、私は良いと考える。
そして、自衛組織は持つが、平和外交に徹してこれを使用しないで済む環境を構築すべきだ。これは夢物語ではない。
6カ国協議は、北朝鮮の核施設の無能力化を開始し、「北東アジアの平和・安全メカニズム」作業部会を進めている。
9条と25条は表裏一体さん(33歳・女性・東京都)
国民を守るために軍隊がいるというけど、今目の前で死んでいく人がいるのだから、あるかわからない侵略に予算を使うより、餓死させないことや自殺させないことにお金を使ったほうが、助かる命は多いと思うのです。
政府の一番の仕事は国民の命を守ることなら、介護、出産、ネットカフェなどの難民だらけの国では、仕事をしているとはいえないと思う。
自衛隊の癒着報道をみていると、医療制度やセーフティネットにもっとお金を使えば、助かる命があるのにと腹が立つ。
三十郎さん(30歳・男性・東京都)
雨宮さんの著作は、購入しているがまだ読んでいない。申し訳ない。しかし雑誌で紹介される対談の発言は、可能な限りチェックしている。
憲法25条の生存権すら脅かされている昨今、英国の下層階級の状況を報告したトインビーの「ハードワーカー」の世界が、日本で現実化している。
赤木氏の「戦争が希望」という考えは、まさに現在の社会政策を担っている指導者層にとっては、非常にうれしいことだと思う。
恐らく富裕層は、第二次世界大戦中の時代のように徴兵免除の恩恵を受けるはずである。
戦場に赴くのは、圧倒的に下層階層出身者である。
ベトナム戦争を描いた映画『プラトーン』は、アメリカの下層社会出身者が見事にベトナムで加害者になっていることを描写している。
生存権が保障されない社会へ転換しそうな現在、アメリカのような社会は、日本でも現実化する可能性は、非常に高いと思う。
平和を愛するキリスト者さん(48歳・男性・東京都)
今週の雨宮さんのコラム、アメリカの影の部分がわかり大変参考になりました。
最近の日本の報道は、アメリカの光の部分だけを大きく報道し、影の部分はあまり報道していないように思います。
内に向っては経済成長、金儲けを優先する社会。
外に向っては、イラクやアフガンへの武力介入等、世界各地に覇権を求め、世界の憲兵として暴れまくっています。
その結果、世界一のGDPを持つ国ですが、格差が大きい社会になってしまいました。
数字の上では先進国の中でも世界一豊かな国ですが、貧困判定ラインを下回る人の割合も先進国の中では一番多い国です。
貧富の差が激しい社会で暮らすアメリカ国民は、本当に幸せなのでしょうか? 私は疑問に思います。
日本は、アメリカのまねはしなくてもいい。
「世界に冠たる国」とか「大国」にならなくてもいい。
「国民全体が毎日満足に食べられる平和で格差のない国」になってもらいたいものです。
たんぽぽさん(女性)
堤さんが案内役を務めてらっしゃる「デモクラシーナウ」という番組を初めて見たとき、とても感動しました。
世界の問題がみえます。メジャーなチャンネルで放送してほしいです。
イラクの石油がイラク人のものではなく、アメリカの会社のものになるような法律が作られようとしているなんて、この番組がなかったら知らないままでした。
防衛省をめぐる
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