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みんなのこえ(114)

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071107up

10月31日から11月6日までに届いたご意見から

●伊藤真のけんぽう手習い塾(54) について

TY生 さん(67歳・男性・三重県)

【憲法規定と矛盾しないPKO活動は多くある】

伊藤真氏は「日本国憲法は国連に、日本の独立国家としての主権の 一部を譲り渡していません」と述べている。
これに関連して伊藤氏とは別な角度で述べる。

国連広報センターホームページは、国連の平和維持活動は、軍人要員だけで なく文民警察官、選挙監視団、人権監視団、その他の民間人が参加する。
こうした人々の仕事は、人道的な支援の保護および提供から、敵対勢力が 複雑な和平合意を実行する上での支援まで、多岐にわたっている。
国連は独自の軍隊や文民警察をもっていないため、その派遣団に参加するか どうか、参加するときにはどのような人員と軍備を提供するかは、各加盟国が 決定する、とある。

これを見れば参加、不参加は各国の主体的判断事項で、参加する場合は 日本の憲法規定に合致する分野への参加は可能で、憲法規定と国連平和 維持活動は矛盾しない。
海外で武力行使が出来るようになれば、国連を無視した事態にも適用される 可能性はある。

●伊藤真のけんぽう手習い塾(54) について

9条原理主義者 さん(63歳・男性・千葉県)

【憲法と条約】

憲法と条約が矛盾したときは、大昔(?)、学校で条約が優先すると 教わったし、法律に詳しい友人の見解も条約が優先。
伊藤真氏の憲法が優先するのが通説とは意外な気がした。
条約が優先するでは、例えば日米安保(安保であって日米同盟では無い)を 改悪しただけで米国の戦争に参加せざるをえなくなると危ぐしていた。
しかし、憲法が優先で一安心とはいかない、集団的自衛権行使のゴリ押しを 目論んだ前首相のような人物はいくらでもいる。

小沢の論文で物議を醸してるが、「地金」が出ただけで驚くに当たらない。 党首密談で連立すれば、戦争ができる普通の国(国連の旗の下なら)が 実現できそうだったのが失敗したのでガラガラポンで辞任騒動が真相でしょう。 生活より無料給油の方が優先するのか。金満小沢に「生活第一」と言われても 違和感があった。

●雨宮処凛がゆく!(29) について

百姓 たぐち さん(56歳・男性・秋田県)

【若者よ!百姓をしよう。】

人間も自然界の一部、自然の中で暮らしていこう。
山、川、森、海、田んぼ、畑、米、野菜、魚、、、、、、
安全で安心して食べれる食べ物がたくさんあるぞ、
一緒に百姓やらないか。

●雨宮処凛がゆく!(29) について

よしきち(46歳・女性・広島県)

【22年前から予想されていた若者貧困層について】

85年といえば大卒初任給11万の頃、同世代なのに私が25万かせいでいた ころです。その職はSE。今は奴隷と化した業界でのことです。バブルでした 。でも一方で危ないバランスの下で派遣社員が宣伝されはじめてもいました。 ほどなく社会保険無しの雇用形態に問題が出るのですが、わずかな保障で抑え こみました。
しかし、まだ派遣は宣伝されています。質も賃金も当時と同じで。

●やまねこ農園だより(12) について

Chop さん(41歳・男性・東京都)

【自給率を守ろうにも…】

都内の「日本の農業を守ろう」という姿勢の生協で働いています。
「国産を」という思いはありながら、安きに流れるという傾向は 加速していると思います。理由は一つ、高いからです。
企業優先社会を変え、貧困の問題を解決し、グローバル化に異議を 唱える政治が実現しなければ、子どもたちは餓死しつづけるのでしょうね。

●やまねこ農園だより(12) について

L さん(43歳・男性・神奈川県)

【「飢餓輸出」もあるぞかし】

おおむね、同意します。 しかし、偉い人の儲けのためや外国からの借金を返すために、国民を 飢え死にさせてまで外貨を稼ぐ『飢餓輸出』は、今も続いているのでは? 直接食糧を輸出してしまうパターンもあれば、食糧生産の代わりに 換金作物を作らせたり他産業にリソースを回してしまうパターンもありますが。

 『雨宮』式に言えば、今の日本にさえ飢餓輸出はあるし、安い輸入食料 さえろくに食べられない人々は沢山います。いわゆる「おにぎりたべたい」 です。
また、農家になるのは、意外に難しく、多額の資金とコネと知識・技術が 要るようです。
もちろん、仕事として維持するのはもっと大変でしょう。
「食糧自給」が、貧困にあえぐ人々を切り捨てる形で実現するなら、 「絵に描いたもち」と何が違うのでしょう。飢餓輸出と大差ないです。 難しいことを考えるのは、別の人なのでしょうが、脅すだけなら私にも 出来そうです?

●やまねこ農園だより(12) について

茶屋ノ里 新十郎 さん(36歳・男性・大阪府)

【賛成です!】

平時に兵隊に耕作させるとは、つまりは屯田兵ですネ。面白いじゃない ですか!
それで少しでも食料自給率が上がって、軍需産業の為に戦争を作り出す 必要もなくなって、国民の税金で一機で80億(だったかな?)もの F-16戦闘機や戦車など買わずにすむわけですな。
買うのが耕運機や稲刈り機なら「国家機密で…」みたいな言い逃れも できんでしょう。
国内にあきたらず、諸外国に耕しに行く法律が出来たら自衛隊員以外に 行きたがる人もいると思うし、僕も行ってもいいですよ(足手まといか?)

●デスク日誌(28) について

松宮 光興 さん(67歳・男性・神奈川県)

【原発震災が来る前に】

同感です。裁判官が余程の馬鹿でない限り、こんな判決を出せるはずは ありません。きっと、原発が倒壊したらどうなるのか、知らなかったの だと思います。
法律の勉強はできても、科学的知識は持ち合わせていなかったのでしょう。

私も、「国策」に盲従/退廃した司法という題で、朝日新聞に投書を 出しました。
掲載されようと思わないので、字数もオーバーしています。
その最後の部分で「司法が国民の生命財産を無視し、国家や大企業の利益を 擁護するのなら、先進国とは言えません。
実際に東海地震によって、大災害が発生したときにこの裁判官はどのように 責任をとるつもりですか。是非とも教えていただきたいものです」と 書きました。

●デスク日誌(28) について

いねむりこぞう さん(60歳・男性・神奈川県)

【浜岡原発裁判】

この判決の内容には驚いた。科学的根拠は示されていない。
裁判所からさえも良識が消えたのか?
びっくりして眼が覚めた。

●デスク日誌(28) について

河馬園長 さん

【今回の原発震災問題の記事はとても良かったです】

今回の"デスク日誌"は、原発という日本人の多くが安全性に疑問符を 投げかけているものを取り上げ、冷静に裁判の論理矛盾を突いて いたので、文章に説得力があり、とても良かったと思います。

ただ、個人的な文章の書き方の好みから言えば、「数千万人の、 いのち」以降の文章が少し蛇足のように思え、ここからは原発に 対する別アプローチ、例えばチェルノブイリの現状やニュージーランドの 反核政策などを取り上げて、外堀に具体例を置くような事を私ならば しがちなのですが、小和田氏には小和田氏のスタイルがあるので、 これ以上は我侭ですね。

しかし、小和田氏にはジャーナリストの知己が多いとお聞き しましたので、折角その様な情報網をお持ちでしたら、是非それを 活用した他のマスコミ等では知りえないネタを、マガジン9条の 紙面にて提供していただける事を期待しております。

十文字(衆愚代表) さん(32歳・男性・千葉県)

【前回に続き『広島プロセス』を提言した藤原帰一・東京大学教授とそれを批判する 浅井基文・広島市立大学広島平和研究所所長、対立する両護憲派に向けて フェアな決着案を具申する 】

サイトを見る限り、浅井氏は日米安保清算や米国の核固執政策の転換、 中国への内政不干渉といった「手段」を実現すれば、平和という「目的」は 自動的に達成するという思想なのだろう。
その為、如何に藤原氏が平和を「目的」としていても、その教条化された 「手段」から異端的な構想を論じ、それに『広島』という看板を掲げる事に 対し、"冒涜"と形容する程の憤りを抱いて批判することは、ある意味 「自明の理」といえよう。
とはいえ、この批判一稿だけで、藤原氏や双方を読み比べた読者の大半が、 浅井氏の主張を是認し『広島』の看板の独占権を承認するとは考え難い。 その為、以下の決着案を実施すれば、藤原氏にも読者にも怨嗟なく解決する だろう。

1.公正な論壇での両者の討論。
2.1.を含む両者の主張の総てを、非核兵器国の有識者や世界市民に  紹介し、コメント付きの投票を実施。

上記の手法により、浅井氏が主張する「客観的可能性」は真に証明される だろう。

平和を愛するキリスト者 さん(48歳・男性・東京都)

【インド洋からの自衛隊撤収を歓迎します】

11月1日、テロ特措法が失効、自衛隊がインド洋から6年ぶりに 撤収いたしました。心から歓迎したいと思います。

自衛隊の給油を受けた米軍がアフガンを攻撃、多くのアフガン民衆を 殺傷いたしました。アフガン民衆もこれに対して激しく抵抗、アフガン情勢は 泥沼化しております。

アメリカのアフガン攻撃の誤りは明白です。 自衛隊の給油活動の誤りも明白です。 日本政府は給油を継続するために、「インド洋派兵・給油新法」を審議して おりますが、これ以上、アメリカの引き起こした戦争に協力、加担すべき ではありません。

「武力で平和はつくれません」

アメリカのアフガン攻撃をやめさせ、アフガン紛争を平和的に解決させる ための環境づくりをすることこそ、日本政府がしなければいけないことでは ないでしょうか。

木井雅巳 さん(21歳・男性・東京都)

【9条はあったほうが得なのですか?】

質問があります。
9条を持つことはわれわれにとってメリットがあるのでしょうか?はっきり言って、長期的に世界情勢を見ると、今後我々が他国と安定した交易を保つために海外派兵に協力せざるを得ませんよ。我々は資源のほとんどを海外から得ており、シーレーン防衛なども日本のために必須です。中国も太平洋の制海権を狙っており、日本のシーレーンを脅かそうとしています。
世界は道徳ではなく損得勘定のみで動いています。平和が一番、などというイデオロギーが現実的な問題解決を妨げているとしか思えないのですが。
生き残るためにはきれいごとじゃどうしようもないんですよ!
9条は、今後の長期的国家戦略で損か得かで考えると、メリットはなく、放棄すべきだと思います。

自民・民主の大連立→小沢代表辞任→いやいややっぱり撤回…
一連のニュース、みなさんはどう見ていましたか。
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