071003up
9月26日から10月2日までに届いたご意見から山岡さん(35歳・男性・京都府)
とても有益な対談だと思います。問題は、貧困に陥っている人々自身がこの対談で論じられていることを知らず、またなかなか理解できない、ということだと思います。
どうしたら貧困層(特に若い世代の貧困層)にこの内容が伝わるのかを、私も大学の教員(非常勤講師、実質年収90万円台のフリーターです)として考えたいし、雨宮さんと森永さんにも考えていただきたいと思います。
平和を愛するキリスト者さん(48歳・男性・東京都)
鎌仲ひとみさんが憲法9条についての意見で、「日本でこれまでテロが起きなかったのは、軍隊を持たない、平和を標榜している国だからだと私は思っている」と語っておられますが、まさにその通りだと思います。
日本がこの60年の間、戦争で1人の人も殺さず、また1人の人も殺されておらず、他国から軍事攻撃やテロを受けていないのを、自衛隊と日米安保があったからだ、という意見もよく耳にしますが、もし自衛隊と日米安保があって9条がなかったらどうなっていたでしょうか? おそらくベトナム戦争や今回のイラク戦争にアメリカと一緒に参戦、ベトナムやイラクの国民を殺し、日本人も殺されていたことは間違いないと思います。
国軍を保持しアメリカとの軍事同盟を持ち、9条がない韓国はベトナム戦争に派兵、ベトナム人を殺し、韓国人も殺されてしまったことを見ても明らかです。
九条を守り、活かしていくことこそが最善の道だと思います。
だるまさん(29歳・男性)
みんなのこえ vol.110の河馬園長さんのご感想について。
お書きになられていたのはWi
kipediaの「アントニヌス勅令」のほとんどそのままなのに、「租税の減収」が起こった理由が抜けていたり、「ローマ市民の矜持」についても、Wikipediaでは「消失したと見ることもできる」と含みを持たせているのに対し、「消失した」と断言していて、ちょっと書き方がフェアじゃないと思います。
為政者の政策ミスや、属州民への差別的な扱い、ローマにおける「市民権」の特権性などに触れないで、このような形で「アントニヌス勅令」を持ちだされると、まるで、外国人参政権が実現する事で、自動的に税収が減り社会から活力が失われるかのように読めてしまいます。
たしかに理想を掲げるだけで理想が達成されることはなく、現実的な施策が伴わなければならないのは当たり前で、そこはわたしを含む護憲派の人たちもよく解っていると思いますよ。
渡り鳥さん(48歳・男性・神奈川県)
Bさんは、「9条で国民の生命、財産は守れるのか?」という問いかけをされていますが、9条こそが国民を戦争から遠ざけているのです。
米国では、9.11テロで約3千人が亡くなりましたが、イラク戦争ではもっと多くの米国軍人・兵士が戦死しています。日本では、戦前、外国から侵略されていないのに、日本から侵略戦争を始めた。満州事変から始まった15年戦争で日本人は300万人以上死んだ。
第二次大戦末期、ソ連が参戦した際、関東軍は、満州の日本人を保護するどころか、我先に撤退した。
沖縄では、壕の中の国民を追い出して、軍が壕を占拠した。
最近ミャンマーでは、デモをしている非武装の国民に発砲した。
軍隊は権力者の道具に過ぎない。8月15日のNHKの特集番組で、自衛隊出身者が、「自衛隊が守るのは国民ではなく、国の主権だ。」と言っていました。
軍隊が国民を守ってくれる、というのは幻想です。
十文字(衆愚代表)さん(32歳・男性・千葉県)
非武装に説得力がないという意見がありましたが、まずはこちらをご参照ください。
(小林直樹『憲法第九条』第8章「平和のための積極的構想」)
また、『週刊金曜日(9月28日発売号)』で、鹿児島大学の木村朗教授も同様の非暴力論を説いておりました。
とはいえ、彼らの非暴力抵抗論はあくまで日本専用であり、世界的な問題、例えば「ベトナム人は納得するのか?」「ミャンマーはこのままで良いのか?」と問われたとき、少々難しいものがあります。
しかし、以下の討論は世界人類に対し、納得はしなくとも関心を持たれるかもしれません。
(「正義の戦争はあるのか?——非暴力でどんな平和をつくるのか」集会報告)
この討論の魅力は良心的で、戦争責任や日本国憲法といった「トリック」を使わず、様々な問題提起がなされ、非暴力のリスクに対しても盲目ではないことです。
東京新聞に掲載されていた、憲法学者の長谷部恭男教授のインタビューと併せてお楽しみください。
翔さん
改憲派の方々は、より強い自衛力を持たなくてはいけないといいます。自衛力というのは、つまり戦力ですよね?
ですが考えてみてください、たくさんの国が今、核を保持しています。どうやって核から国を守りますか?
威嚇によって戦争はなくなりますか?
そして今、国連という組織が、一方的な戦争を抑制しますよね?
でなければ安保なんか成立しないと思います。
たとえれば、今北朝鮮がいきなり核を日本に向けて発射すれば、世界を敵に回すのと同じだと思います。
それに自衛力を強化しても、日本が輸入大国である以上、他の国と戦争をして、戦争時の資金、資源、食料の調達に限界が来て、内側から滅びるのではないでしょうか?
自衛力=戦力だけではないはずです。
どんなに戦力を持ったところで、滅びるときは滅びるのです。
そんなことよりも、日本が戦力を持たない初めての平和への先進国になって、核廃棄を呼びかけた方が生産的だと思います。
TY生さん(67歳・男性・三重県)
座間味島元第一戦隊長らに名誉毀損で告訴された、大江健三郎著『沖縄ノート』は、1970年9月が第1刷、1998年7月で第44刷ですが、提訴は2005年8月です。
原告らが本を見て名誉を傷つけられたと思ったのであれば、発行された当時かあまり重版されない段階で訴えるのが自然です。
従軍慰安婦問題と同様に、軍隊を免罪にする意図と結びつき、自衛軍を持つ意図とも結びつく。
東京都国立市議会は「日本軍の関与が無ければ起こり得ず、多数の証人があるからこそ教科書にも記述され続けてきた」と決議した。
しかし、沖縄全41地方議会と県議会の教科書検定意見の撤回を求めた意見書を、安倍前首相は無視した。
福田氏は新総裁となり、先日、国民の信頼を取り返す決意を表明した。
福田首相は国民の信頼を取り戻すことの一つとして、教科書の記述を元に戻すべきだ。
二度と戦争の道を歩まないために、戦争の実相を次世代に伝えなければいけないとする、国民の熱い思いを汲み取ってほしい。
TTさん(25歳・男性・徳島県)
憲法9条を守る最大の近道は、まず近隣諸国を武装解除させることです。
中国が領海侵入してきたり、韓国が独島艦を作るなど、まさに軍靴の足音を響かせています。
多くの日本人が、これらアジア諸国に恐怖を抱くのは当然といえます。かつて侵略してきた地域ですから、復讐されるかもしれませんしね。
なのに、マガジン9条を始め、護憲は何故か日本だけ批判し、アジアに対して批判をほとんどおこないません。ただただ日本だけを標的にするその姿勢は、まるで根性無しの内弁慶のようです。少なくとも、外国に物申すネット右翼の方がまだ根性があるといえるでしょう。口は汚いし、民族差別感情は聞くに堪えないですが。
アジアの国々の武装を解除してこそ、日本人も武器を捨てられるのです。憲法も守ることが可能になります。
日本人は臆病ですからね。ですので、勇気のあるアジアの方々に、完全無防備になるようお願いするべきでしょう。
たんぽぽさん(女性・愛知県)
核の傘とは、敵に対し核、武器を持つことによって脅しをかけ攻撃されないようにすることですよね。
日本が平和だったのはアメリカの核の傘、米軍駐留のおかげだという意見がありましたが、果たしてそうでしょうか。
アメリカの9.11テロは核の傘が機能しないという分かりやすい例ではないでしょうか。
アメリカも、核の傘が機能しないと思っているからミサイル防衛システムを世界中に配備しようとしているのではないでしょうか。
しかし、このミサイル防衛システムも、命中したとしても核の雨が降ってきそうでとても恐ろしそうなものに思えますが。
やはり今の平和は9条のもとで、他国を侵略、攻撃せず仲良くすることで守られて来たのだと思います。
また世界中で困っている人を助けている日本人、緑化による食糧支援、医療支援、地雷除去、義足を作る人等など、平和におおいに貢献していると思います。 感謝せずにはいられません。
今週より福田内閣のもと国会が始まりました。
動向に注目しましょう。
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