かくして、憲法をめぐる闘いは、ついに始まってしまった。
私たちも、正念場を迎える。
そんなときを狙ったように、ゾンビが生き返ろうとしている。
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またしても「共謀罪」である。
一度は、あまりの評判の悪さに引っ込められたはずの法案の成立を、安倍晋三首相がまたも言い出したのだ。まったく懲りない人物である。
毎日新聞(1月20日付)は、以下のように報じている。
共謀罪成立を首相指示
政府・与党に困惑
真意いぶかる声も
<リード>
安倍晋三首相が19日、共謀罪創設法案(組織犯罪処罰法改正案)を通常国会で成立させるよう唐突に指示したことに対し、「寝耳に水」の与党では戸惑いが広がっている。同法案は世論の批判が強く、参院選への悪影響を懸念する与党は、国会開会前に早々と成立先送りの方針を固めていたためだ。政府内にも首相の真意をいぶかる声があり、安倍首相と塩崎恭久官房長官が、またしても十分な根回しのないまま独走したとの見方も出ている。
<本文記事>
「信じられない。なぜこんな話をしたんだ」。首相指示を伝え聞いた公明党国対幹部は19日、怒りを込めた口調で語った。参院選にマイナスな法案は極力先送りしたいのが本音だからだ。
自民党国対幹部も「首相からは何も聞いていない。知恵を付けて持ってきてもらわないと」とこぼした。(以下略)
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