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レポートno017
長野市エムウェーブ他各会場で第52回日本母親大会が開催されました。その模様をレポートします。


 1日目は信州大学など、長野市内の5会場で合計39の分科会を開催。松代大本営跡の見学会、ペシャワール会の中村哲医師を招いてのシンポ、など多岐にわたりました。

 私が参加したのは子育てについての分科会でしたが、幼児教育専門家の熊丸みつ子さんとの新聞紙を使った楽しい遊びに、参加した子どもはもちろん大人も目を輝やかせていました。

 熊丸さんの「この子どもたちの幸せのためにも平和を守っていきましょうね」の思いが強く伝わってきました。

 2日目はエムウェーブにおいて全体会が行われ、9条の会の呼びかけ人でもある作家の澤地久枝さんの講演がありました。 澤地さんは体調が思わしくないということで、近年は夏の時期の講演会は引き受けていないということでしたが、「現在の情勢を考えると黙ってはいられない。自分の命を縮めてもみなさんの前でお話ししなければ」と講演を引き受けてくださったということでした。

 気さくなお人柄が伝わってくる、時に笑いの起こる講演でしたが、その中で日本とアメリカの違いとして、澤地さんは一人の戦死者の話をしました。「一人の米国青年は、まもなく生まれてくる子どもの顔を見ることが叶わないままミッドウェイの海に沈んだ。父の顔を知らない彼の子どもはその24年後、ベトナム戦争で命を落とした。親子2人、家族のもとに遺体が戻らない戦死者となってしまった。

 アメリカは第2次世界大戦が終わった後も、常にどこかの国と戦争をしている。しかし、第2次大戦後、戦争をしなかった日本は一人の戦死者も出さずにここまで来た。また、日本人によって殺された外国の方もいなかった」と。なぜそれが可能であったか、澤地さんが「自衛隊という既成事実がつくられ、踏みにじられても、まだ9条は生きている。それが歯止めになっている」と語ると会場から大きな拍手が起こりました。

 他にも在日米軍再編など基地問題に取り組んでいる神奈川県の団体、沖縄県の団体からの発表などもありました。

 大雨の影響で開催地である長野県や九州各地でも被害が出ている中でしたが、47都道府県全てから参加があり、参加者は1日目6,000名余、2日目8,000名余。2日間で延べ15,000名にもなったそうです。
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taruruさんは、8歳、2歳の二人のお子さんをお持ちだというのに、
“主婦兼会社員”さんだそうです。
このような大会の企画も参加も、なかなか大変だと思いますが、
2日ののべ参加人数が1万5千人とは、すごい!
お母さんたちの熱い思いが伝わってくるようです。
taruruさん、ありがとうございました。
草の根で盛り上がっていきましょう!

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