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レポートno002

若い人から高齢者まで、男女あわせて参加者100人というこじんまりした講演会は、映画『戦場のピアニスト』で有名になった、ショパンのノクターンをもじった「遺作のノックターン」他のピアノ演奏や、風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の見事な小泉総理のパロディによって、和やかさと笑いの中でスタートしました。
 講演会の主役、なだいなださんは、「平和憲法」について次のような話をされました。

 「アメリカが出して来た憲法をなぜ国民が受け入れたか。日本は平和に生きていかなくてはならないと民衆が思っていたからです。憲法はその国の理想を述べたようなものです。自由、人権を守る、平和を守る、この日本の憲法を他国も真似してくれれば、世界はだいぶん平和になるでしょう」

 「しかし平和を守るためには、憲法だけでは不足です。例えば兵器産業。人殺しの機械や道具に投資し続ける、そのお金を貧富の差を縮めるために使ったら、どれほど国が良くなることか。こういう武器についても見ていかなくては、憲法だけに頼っていては、うっかりしていると九条までもが潰されかねません」

 「例えばアフガニスタンで井戸掘りのボランティアをしている人がいる。マングローブを植えている若者もいる。アフリカ奥地で働いている助産婦もいる。こういったことで世界とリンクしていく。自分は出来なくても、こうした人を支えること、応援することは出来る。そういうことを一つ一つしていくことが、護憲につながっていくのではないか」

 最後になだいなださんは、「いろいろな現実をしっかり見なさい。悲しいことも憤りを感じることもある。それらの背後にあるものを見極めることが大切です。特に興味をもったものに対しては、自分で目標をたて、達成していく“自分流ものさし”を持ちなさい。その行為が他人を勇気づけるのです」という参加者へのメッセージで、講演を締めくくられました。

 「楽しかった」「お話が分かりやすかった」「寛いだ雰囲気の中、実りある話を聞けた」など、参加者からは好意的なコメントが多く寄せられました。今回の講演では、それぞれの心に何か大切なものを持って帰っていただけたのではないか、という手ごたえを感じました。
WebSite http://www.geocities.jp/rojinto_goken/


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声高に語るのではなく、楽しく、わかりやすく伝えることの重要性を
なだいなださんの講演の様子からうかがうことができました。
「現実を見なさい、背後にあるものを見極めなさい」
ということばは、選挙後の今こそ必要な態度なのかもしれません。
笹井さん、ありがとうございました!

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